
自然の中で見つけた、心のゆとり。〜シングルマザーが神奈川県から新潟県に移住して〜
公開日:2025/09/08 06:36
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2025/10/26「興味ある」が押されました!
2025/10/22「仕事に子育て、家事も…」都会で時間に追われる生活に、息苦しさを感じていませんか? 今回お話を伺ったのは、お子さんとお母様との3人で、神奈川県川崎市から新潟県に移住されたシングルマザーの千葉紫織さん。移住のきっかけは、まさかの「祖父の空き家」でした。 「ダメだったら戻ればいい」。そんな軽やかな気持ちで踏み出した一歩が、彼女に心のゆとりをもたらしました。なぜ、千葉さんは移住を決意し、新潟の暮らしにどのような魅力を感じているのでしょうか。仕事、子育て、地域とのつながり……。彼女のリアルな声から、新しい一歩を踏み出すヒントを探ります。
「仕事はどこでもできる」という気軽さが後押しに
千葉さんは川崎市で生まれ育ち、移住前は保険の営業をしていました。仕事への不安はほとんどなかったと言います。
「保険の営業は全国に営業所があるので、希望すれば転籍ができました。『仕事が見つからない』という心配は正直ありませんでしたね。他の人から見たら、身軽な方だったかもしれません」
移住を考えたきっかけは、新潟にあった祖父の家が3年間空き家になったことでした。
「家族でどうしようか話し合った時に、『じゃあ住んじゃえばいいんじゃない?』と本当に軽い気持ちで。川崎に特別な理由があったわけでもなかったので、ダメだったらまた戻ればいい、という感覚でした」
移住は、お子さんが年中の頃に準備を始め、小学校の入学を機に決断しました。
「絶対、自然がある方がこの子には合っていると思ったんです。都会では先生一人に児童が40人近くいることもありますが、新潟県では児童数に余裕があり、先生の目が一人ひとりに届く環境でした。子どもは順応性が高いので、大人の心配は案外、余計なお世話だと感じましたね」


心にゆとりが生まれ、人とのつながりが深まる
移住して一番良かったと感じたのは、心の余裕が生まれたことです。
「川崎にいた時は、いつも焦って時間に追われ、息子を怒ってしまうことが多かったんです。でも、新潟県に来てからは無駄に怒ることがなくなりました。周りの目を気にすることが減ったのかもしれません。都会では、足音や声の大きさを気にしたり、近所の人に迷惑をかけないようにと、常に気を張っていましたから」
一方で、移住して大変だったのは「友達がいないこと」だったそうです。
「新しい土地で、気軽に話せる人がいないことに不安を感じました。でも、私は人見知りで、自分から声をかけるのが苦手でした」
そこで、千葉さんは自ら行動を起こしました。
「あえて、ママさんたちがいる時間に公園に通ったり、懇談会で『引っ越してきました』とアピールしたりしました。そうすると、同じような境遇の人が話しかけてくれることが増えました。誰か一人とつながることができれば、そこから輪が広がっていくんです」
地域の人たちも温かく見守ってくれていると言います。
「『よそ者感』はまったくありませんでした。困ったことがないか声をかけてくれますし、特に雪の日は雪かきを手伝ってくれたり。程よい距離感で、温かく見守ってくれる人が多いです」

迷っているなら、まず「飛び込んでみる」
最後に、都会で頑張るシングルマザーへのメッセージを伺いました。
「私なんてそんなに頑張っていないので、おこがましいのですが……。もし迷っているなら、飛び込むべきだと思います。ダメだったら、また戻ればいいじゃないですか。不安なことはたくさんあると思いますが、意外と弱音を吐くと周りの人が助けてくれます。頼れるところには頼るべきです」
金銭面など、さまざまな制約があるかもしれませんが、調べてみると支援制度も意外と多くあるそうです。
「迷っているなら、まずは行動してみる。そうすれば、新しい道が見えてくるはずです」
「ダメだったら戻ればいい」。そんな気軽に踏み出した一歩が、新潟県での豊かな暮らしにつながった千葉さん。子育てにおいても心のゆとりを見つけられた彼女の言葉は、多くの人に勇気を与えてくれるのではないでしょうか。
都会の生活に息苦しさを感じている、子育て環境を変えたい、でも何から始めたらいいかわからない……。もしあなたがそう感じているなら、ぜひ一度、ロカキャリにご相談ください。地域と密に接している私たちだからこそ地域コミュニティの話やお友達作りのきっかけの場などのご提案・ご提供が可能です。 「仕事」や「暮らし」について、専門のスタッフがあなたの状況に寄り添い、移住に関するあらゆる疑問や不安を解消します。オンラインでの相談も可能ですので、全国どこからでもお気軽にご利用いただけます。
-ロカキャリに相談する オンラインで気軽に相談: 自宅にいながら、あなたのキャリアやライフスタイルに合わせた相談が可能です。 専門家による個別サポート: 仕事、住まい、子育て、地域の情報など、移住に関する悩みをワンストップでサポートします。 支援制度の活用をサポート: 移住者向けの支援金や補助金など、知られざる制度を一緒に探します。 まずは一歩踏み出して、私たちにあなたの「やってみたい」を聞かせてください。


このプロジェクトの地域

三条市
人口 9.12万人

三条市移住コンシェルジュが紹介する三条市ってこんなところ!
ちょうどいい田舎、三条市。 新潟県三条市は、新潟県のちょうど真ん中に位置するものづくりのまち。 東京から2時間と上越新幹線が止まる燕三条駅や高速道路のインターチェンジがあり、アクセス抜群の地域です。人口は約10万人の都市で、中心市街地にいけばスーパーやコンビニがそろっており少し車を走らせると山や自然が豊かな下田地域にもいける都会と田舎の側面を持つ地域。 ものづくりの技術は世界から認められており、 いくつかのアウトドア用品の有名ブランドも実は三条市が本社だったりします。 幻の西洋梨ル・レクチエやシャインマスカットを始めとした豊かな自然が育む高品質な農産物も魅力です。 三条市をもっと知りたい方は、こちらの記事もご覧ください! https://sanjo-city.note.jp/
このプロジェクトの作成者
2023年度から三条市移住コンシェルジュとして活動をしている、きら星株式会社という移住サポートをするチームメンバーにて運営しております。
スタッフ1 【三浦佑太郎】 茨城県出身、27歳。前職・エンジニア。 好きなものはサウナとビールと野球と麻雀。 ひとの話をきくのが大好き、好奇心強め。 「いつかは地方へ」と思っていて、面白い場所へ流れていったら三条市へ流れ着きました。
スタッフ2 【本間翔太】 新潟県新潟市出身。 きら星に所属しながらも、三条市内でコーヒースタンドを営んでいます。妻、息子、7匹の猫に囲まれながらおだやかな生活を送っています。
スタッフ3 【神 友里】 地元新潟と湘南の2拠点生活実践中! 夫&息子と、都会的くらしの魅力と、ローカルの魅力、双方を満喫しています。やりたいことが実はローカルで叶った!そういう場面に立ち会えたらと思っております。

















