住めば意外と近いまち大津で、エネルギッシュに夢を追う

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今回ライター久保がお話を伺った相手は、大津市中央で暮らしはじめてまだ1ヵ月の永山隆太さん(以下永山さん)です。以前は京都に4年間お住まいで、おもちゃ会社に勤務し、あそび場づくりなどを経験されていたそうです。

移住するまでのこと

–––––久保:大津に移住するまでの経緯を教えてください。 永山さん:京都では京都駅から1駅の西大路に住んでいました。15年間在籍していたおもちゃ会社は、おもちゃを売るだけでなく室内のあそび場や公園などを作っている企業でした。退職するまえに4年間かかわったのが、施設を運営してコミュニティをつくるという事業で。あそび場はもちろん、カフェや多目的フリースペースの創出や運営に携わりました。これは京都の行政からの依頼でしたが、その仕事を通じて、はじめて地元感覚というものを味わいました。近所のおじいちゃんをはじめ多くの近隣住民やNPOの人と顔見知りになり、「顔のつながり」って言うか、直接的な人間関係ができました。それまではさまざまな地域を転々としていたので、「顔のつながり」を感じることはなかったんですが、最後の4年間は居心地よくやってこれたんですよ。で、こういう仕事だけをやっていきたいなと思ったんです。おもちゃ会社の仕事というよりも、人びととつながれる、つながりを作れる仕事がいいなと。それで、この事業だけを専門にしようと考えて独立し、拠点のひとつとして大津を選び、移住しました。

–––––久保:なぜ大津を選んだのでしょうか? 永山さん:もともと住んでいた京都に近いので安心感もありましたし、京都で培ったネットワークを活かせるところに魅力を感じました。また、大津市は他の地域から移住してきたご家族も多いようなので、小さなお子さんのいるご家族同士を「あそび」でつなぐ役にも立てるのではないかと考えました。そして「あそび場を作るだけでなく、大津で暮らす人たちとの交流もほしい。そのためには自分から地域にとけこまないと」と考え、住まいも移しました。

「顔のつながり」を大事にしたいと語る永山さん
「顔のつながり」を大事にしたいと語る永山さん
親子で楽しめる「あそび場」の様子
親子で楽しめる「あそび場」の様子

移住してからのこと

–––––久保:大津の印象はどうですか? 永山さん:まず感覚的に思ったのが、まぶしいなって思いました。

――久保:え、まぶしい? 永山さん:はい。なんでだろうと思ったら、空が広かった。「空がすごくひらけてて、自然がいっぱいだな」と感じました。時間がゆったり流れている気がします。そのわりに利便性がいい。京都にいたときは、滋賀ってかなり遠いところだと思っていましたが、住んでみたら「京都駅から大津駅まで2駅じゃん」と驚きました。滋賀に対する印象が変わりましたね。

――久保:現在は独立されているのですね? 永山さん:はい。INCREWという合同会社を3人で運営しています。具体的には、おもちゃを車に積んで、たとえばブランチ大津京さんなどの施設に出向き“出張型のあそび場”を作っています。1日限定のあそび場で親子一緒に楽しんでいただくんです。また、砂と水だけでワニやカメなどを作る砂あそびや、伐採された竹を使った灯篭づくりなどの企画もあります。

――久保:砂あそびなら、びわ湖の浜辺でもできそうですね。 永山:はい、いい場所があれば教えてください(笑)。砂あそびの面白いところは、子どもも楽しんでくれますけど、保護者が一緒に真剣になりはじめるところです。でも独りじゃできないんで、みんなで作りはじめる。そこにコミュニティがだんだんできていく。これがいいんです。  いまは1日限りの単発イベントが多いんですけど、将来的にはコミュニティを作りたいと考えています。

砂で作ったカメとヒトデ
砂で作ったカメとヒトデ
砂の城づくりの様子
砂の城づくりの様子

未来へ向けて

――久保:どんなコミュニティをイメージしておられますか? 永山さん:じつは年明けに、弊社の3人で究極の理想を描いてみようということになって。

(ここでおもむろに、デザイン画を取りだした永山さん。そこには、室内あそび場はもちろん、銭湯やシェア畑、カフェ、レンタルスペースなどを含む複合施設が描かれていました。)

永山さん:私たちの得意分野は“子ども”と“あそび”なので、あそび場を集客装置のようにして、みなさんの居場所になれるような施設が作れたらと思います。昔みたいにコミュニケーションの場となる銭湯や、働く人たちが集まれるコワーキングスペース、自然を感じられる畑などもほしい。多様なスペースがあれば「ジャンルの異なる多世代の人びとが交流できる場所」になるのではと思います。日常的に人が集まれば、自然と顔が見える状態ができますので、防犯や防災にも役立ちます。ここまでたどり着けたらというのが、究極の理想です。独りではできないので、地元の人びとや組織と一緒に手を組みながらやっていきたいですね。

〇インタビューを終えて 仕事だけでなく、身体ごと大津に馴染もうと居を移してこられた永山さん。お話からは並々ならぬ覚悟と情熱が伝わってきました。「顔でつながる」という表現は、有機的に人と人とが顔を合わせて結びつく大切さを経験されているからこそ出てきた言葉だと思います。いずれは築きたいというコミュニティの計画に大きな可能性を感じ、聞いている私もわくわくしました。

このプロジェクトの地域

滋賀県

大津市

人口 34.06万人

大津市

大津市企画調整課が紹介する大津市ってこんなところ!

ローカルライター 久保 美代子 大阪生まれ、滋賀県大津市在住。結婚を機に滋賀に移住。びわ湖まで歩いていける場所に居を定め、日々びわ湖を眺めています。湖面を照らす月明かり。水平線で分かたれた青い空と青い湖。曇天にぼんやり浮かぶ対岸の山々。毎日ながめて、毎日ほれぼれ。いちばんのお気に入りは、夕暮れに染まるびわ湖。今後も大津の「ええとこ」をお伝えしたいです。

このプロジェクトの作成者

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滋賀県大津市は、転入者数が転出者数を上回る社会増を続ける“選ばれているまち”です。 都会派、田舎派どちらのくらしも叶えられるのが滋賀県大津市です。 【大津市を示すデータ】 ・2016年から社会増を続けています。 ・最も多い転入者は、子育て世帯 【大津市が選ばれる理由】 ・抜群の利便性 (JR京都駅に9分、JR大阪駅に40分) ・住宅が取得しやすい ・びわ湖と山のいやしを感じるくらし

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