椎葉の"色"の歴史を学ぶ、伝統技法で色をつくる〜榊染めと顔料作りのワークショップ〜
開催日程：
12025/10/05 01:00 ~ 2025/10/05 07:00
22025/10/15 01:00 ~ 2025/10/15 07:00
32025/10/16 01:00 ~ 2025/10/16 07:00
最新情報
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2025/10/03「興味ある」が押されました！
2025/09/25今回の椎葉村暮らしワークショップでは、2つのワークショップをとおして、椎葉村に古くから伝わる紙の赤染めの歴史と技法を学びます。
① 榊（さかき）で紙染め・布染めワークショップ 椎葉の神楽祭には、"御幣"という紙を竹にさした祭具が登場します。切り方によってさまざまな形に展開する御幣は、さまざまな色紙と切り方を組み合わせて作られます。椎葉村にある26の神楽保存会それぞれに20〜50種ほどの御幣が伝わっており、その形は保存会によってさまざまです。 椎葉村の北西にある尾前地区では、神楽の唱教のなかに御幣に用いる紙の色染めの方法が唄われています。そこからは、榊の枝葉を煮出した染液で紙を染めていたことがわかります。今回のワークショップでは、唄と残された映像、そして尾前地区の皆さんの記憶を手がかりに、榊からの染料抽出を試みます。参加者の皆さんには、紙染めを実践しつつ、お好きな紙製品や布製品を染めていただきます。
② 染料の顔料化ワークショップ さらに、今回のワークショップでは、染料（水溶性）を顔料（非水溶性）化するという工芸と化学技術をかけ合わせる技術を開発した𠮷田勝信さんを講師に迎え、榊の染料を顔料化するプロジェクトを行います。𠮷田さんはその土地ならではの自然物から顔料を生み出してきました。 椎葉の自然と歴史に詳しい椎葉吉人さんと𠮷田さんとともに山を歩き、椎葉の植生の特徴を学び、新たに顔料化できそうな素材を採集します。
これまでも暮らしワークショップでは山茶、茜、山桜などさまざまな染料を作成してきましたが、染料で染められるものは布や紙などに限られており、顔料に比べて汎用性が低いことが難点でした。そこで、講師より染料を顔料化する特殊技法を学び、顔料でしかできないシルクスクリーン印刷などを可能にします。 ゆくゆくは椎葉在来の草木をより多くのプロダクト制作へと活用することを目指します。
〈Research Project〉 *ワークショップ②は実験的な内容を予定しており、作ったものを顔料インクとして使用するには、ワークショップ後もいくつかの工程を各自で実践していただく必要があります。
*このワークショップは、九州産業大学芸術学部桜井祐研究室による「Reproducing Ritual Red Colors in SHIIBA—地場の採集物を用いたオリジナル顔料開発プロジェクト—」と連動しています。
開催概要 ①榊で紙染め・布染めワークショップ
開催日時：2025年10月5日（日）10：00-16：00 参加費：4,000円（昼食代込み）
【講 師】 ・尾前秀久（尾前神楽保存会会長・椎葉神楽保存連合会会長）
【持ち物】 ・汚れてもいい服装 ・飲み物 ・エプロン ・軍手 ・タオル ・筆記具 ・あれば、榊染めしたい布（100-150g前後）
*こちらでご用意するハンカチ・手拭い・ストールを購入して染色される場合、別途料金がかかります（ハンカチ500円〜） *布を持ちこみされる方は、100〜150g程度を目安にご用意ください。植物性繊維の場合は事前の濃染処理をおすすめしています。処理の方法もお申込み後にお伝えします。
▼当日のスケジュール
09:50 和様の降り口に集合 場所MAP：https://maps.app.goo.gl/e82xFSMwmaKnmLXH6
10:00 イントロダクション・採集準備 ・榊について解説 ・採集道具の確認・配布 ・採集時の注意事項（安全面・環境保全面など）
10:20 榊の採集 ・会長による採集方法の実演 ・参加者による実際の採集 ・採集時の状況記録（天候、榊の状態、採集量など）
11:20 染料の準備・抽出 ・伝統的染料抽出方法１パターン ・場合によっては榊の準備（幹皮だけ剥ぐ作業など） ・抽出過程での観察・記録（色の変化、香り、温度など） ※抽出中 尾前神楽と御幣についての解説①（20〜30分） ・尾前神楽会長と学芸員による椎葉神楽、尾前神楽の解説 ・尾前の唱教にでてくる榊染めの方法の解説
12:20 紙染め・布染め ・WSでは1回のみ染色(1、2回すでに染めたものも用意し、色の重ねも試す）
13:00 昼休み
14:00 乾燥 ※乾燥中 尾前神楽と御幣についての解説② ・御幣について解説 ・御幣竹(シノメダケ)の準備 ・御幣を切ってみる（半紙で練習）
15:00 御幣切り
15:30 知見の共有・記録 ・採集・抽出の結果共有 ・ワークショップ②への引き継ぎ事項の整理
16:00 解散
開催概要②染料の顔料化ワークショップ
［DAY1］榊染料の顔料化 開催日時：2025年10月15日（水）10：00-16：00 集合場所：椎葉民俗芸能博物館 1F 場所MAP：https://share.google/qCgHfhsb4oJ3cOKjE
【講 師】 𠮷田勝信（𠮷勝制作所） 採集者・デザイナー・プリンター
山形県を拠点にフィールドワークやプロトタイピング を取り入れた制作を行なう。近年の事例に海や山から採集した素材で「色」をつくり、現 代社会に実装することを目的とした開発研究「Foraged Colors」や超特殊印刷がある。趣 味はキノコの採集および同定。
https://www.ysdktnb.com/ https://www.instagram.com/yoshida.katsunobu
【持ち物】 ・汚れてもいい服 ・エプロン ・昼食（弁当注文も可、別料金。申込時に確認いたします） ・筆記具
［DAY2］山歩きと素材採集 開催日時：2025年10月16日（木）10：00-16：00 集合場所：尾向交流拠点施設irori 場所MAP：https://maps.app.goo.gl/iJ7tiN1Vh3m3ix539?g_st=ipc
【講 師】 ・𠮷田勝信（𠮷勝制作所） ・椎葉吉人（自然公園指導員）
【持ち物】 ・山登りに適した服 ・帽子 ・雨具(レインコートなど) ・虫除けスプレー ・昼食（弁当注文も可、別料金。申込時に確認いたします） ・飲み物 ・筆記具
参加費：5,000円 *1日のみ参加される場合、参加費は半額となります。 *WS②は2日間の参加を前提とする内容です。
◎全工程（3日間）参加の方への特別価格、3日間で7,000円！ *参加人数上限：最大20名
▼当日のスケジュール
［DAY1］榊染料の顔料化
09:50 椎葉民俗芸能博物館 集合
10:00-10:30 イントロダクション・共有 ・ワークショップ①の振り返り・知識共有 ・𠮷田氏による現代的な顔料化技術の解説
10:30-12:00 顔料化実験開始 ・植物染料を使用した、基本的な顔料化プロセスの実施 ・複数の手法の比較検討（6パターン程度）
12:00-13:00 昼休み
13:00-15:00 顔料化（つづき）・水簸 ・水簸作業の体験・理解 ・参加者が自宅で継続する部分の説明
15:30-16:00 知見の共有・記録 ・採集・抽出の結果共有 ・次回WSへの引き継ぎ事項の整理
［DAY2］山歩きと素材採集
9:50 尾向交流拠点施設irori 集合
10:00-15:00 白鳥山 山歩き・インクの素材採集 ・椎葉氏によるガイド（山道や植生、白鳥神社の歴史、榊の生育環境） ・𠮷田氏による採集者視点からの資源探索ガイド ・今後活用可能な植物資源の発見・記録 ・「椎葉の民俗知を内包した顔料」を作るための土地理解
15:00-15:30 知見の共有・記録 ・山歩きでの発見を記録・情報共有
*2日間の参加を前提とした内容ですが、1日のみの参加も可能です。 *天候により内容を変更する可能性があります。
募集要項
※募集者 / 主催者に連絡を取りたい場合、まずは「応募したい」ボタンを押してメッセージを送ってください。
椎葉の"色"の歴史を学ぶ、伝統技法で色をつくる ① 榊で紙染め・布染めワークショップ ② 染料の顔料化ワークショップ
2025/10/05 01:00 〜 2025/10/05 07:00
2025/10/15 01:00 〜 2025/10/15 07:00
2025/10/16 01:00 〜 2025/10/16 07:00
① 榊で紙染め・布染めワークショップ 参加費：4,000円（昼食代込み）
② 染料の顔料化ワークショップ（２日間） 参加費：5,000円(両日参加)or2,500円（どちらか1日のみ参加）
③両ワークショップ全日程３日間参加の特別価格 参加費：7,000円
椎葉村暮らしワークショップ
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椎葉村暮らしワークショップです。 椎葉村の暮らしや自然にまつわるさまざまなワークショップを開催しています！
