募集終了

宿泊&参加費無料!かやぶき屋根のルーツを体験する2日間@福井県【12月7日〜8日開催】

イベント・体験
公開:2025/11/21 ~ 終了:2025/12/04

開催日程:

2025/12/07 00:10 ~ 2025/12/08 07:00

最新情報

プロジェクトの募集が終了しました。

2025/12/04

「興味ある」が押されました!

2025/12/01

日本の原風景として私たちに安らぎを与えてくれるかやぶき屋根。その日本の古き良き景色を見て、地方に移住したいと考えた人もいるのではないでしょうか。

こんにちは!福井県地域おこしネットワークの中谷と申します。10年ほど近く空き家だった古民家を使い、地域の暮らしを体感できるゲストハウスと一棟貸切宿を運営しています。

私が暮らす福井県南越前町には、板取宿と呼ばれる茅葺き屋根の家4棟が保存されている集落があります。あまり訪れる人がいないひっそりとした集落ですが、たまにしか人が訪れない、ひっそり感がかやぶき屋根の真髄を引き出してくれているのを感じています。私が10年前に移住してきた初期の頃に出会ったのですが、それから何度行ってもなぜか心が落ち着く場所です。

今回のプロジェクトでは、そんな茅葺き屋根を未来に残すお手伝いをしてほしいと考えています。

□ 茅葺き屋根のある暮らしが気になる □ サスティナブルな暮らしを実現したい □ 伝統的な家づくりを見てみたい □ 自然の中で、体を動かしたい

こんなキーワードが気になったら読み進めてもらえると嬉しいです。

サスティナブルな屋根の建材「カヤ」を手にいれる旅路

そんな温かい日本の原風景である茅葺き屋根を維持するのに欠かせないのが「カヤ」です。「カヤ」は、屋根の材料の総称。ススキやヨシ、ムギ、ワラ、笹など、その地域にあった素材が栽培され、屋根の素材となってきました。

今回のプロジェクトでは、この原風景である茅葺き屋根を未来へつないでいくために欠かせない素材であるススキを収穫する「茅刈り(かやかり)」します。茅刈りは、かつて茅葺き屋根の家が当たり前だった時代には、秋の収穫が終わると地域の人々が一斉に行っていた日本の暮らしに根ざした伝統的な作業です。現代では、茅葺き屋根が減っていき、カヤはかつてのように集落の住民で収穫するのではなく、茅葺き職人さんが収穫したり、購入することが多くなっているようです。

職人さんの仕事の半分以上は、このカヤを確保することだと言われています。だからこそ、私たちが守りたい茅葺き屋根の原風景は、職人さんの力では維持されるのが難しくなってきています。

現代ではかなり少なくなっているとはいえ、福井県内を見渡してみると平成23年の調査では、約60軒の茅葺き屋根の建物が現存していることがわかっています。それから10年以上が経ち、取り壊された建物があるものの、今でも県内のどこかでは毎年、葺き替えが必要とされています。もともとのカヤは、地域で栽培され、屋根に使われ、使われた後は畑の肥料になるサスティナブルな屋根素材でした。しかし、残念ながら現代では、葺き替えに必要なカヤを静岡など遠方から運んでくることも多く、本来の茅葺き屋根の環境への負荷の少なさが失われつつあります。

今回のプロジェクトでは福井県内の葺き替えで使われるカヤを県内で収穫しようという取り組みです。あなたが一束の茅を刈り取ることが、歴史ある民家や文化財を守る力になります。この体験は単なる農作業ではなく、日本の自然と文化の循環を肌で感じ、未来の「かやぶき屋根」を自らの手でつむぐ、貴重な機会となるでしょう。

澄んだ空気のなか、鎌を使ってススキを刈り取る作業は、日常を離れ、清々しい気持ちにさせてくれます。収穫したススキが屋根となり、何十年も家を守り、人々の暮らしを支えること。その壮大なロマンを感じてみませんか。

板取宿にある茅葺き屋根の家
板取宿にある茅葺き屋根の家
自分の背丈よりも高いススキを収穫
自分の背丈よりも高いススキを収穫

茅葺き職人&お寺・文化財大好きな地域おこし協力隊がご案内!

本プロジェクトには、かや刈りに熟知した杉山信義氏(飛騨茅葺)、大野沙織氏(かぜおり)に講師としてお越しいただきます。お二人は、ご自身も茅葺き職人でありながら、体験イベントやセミナーなどの開催を通じて、茅葺きを広めることに日々、取り組んでいらっしゃいます。

▶︎飛騨茅葺 https://hidakayabuki.1web.jp/

▶︎ かぜおりInstagram https://www.instagram.com/kayabuki_kazeori/

また、今回のプロジェクトは福井県庁の地域おこし協力隊として、文化財の魅力を発信するミッションを担っている山本さんが企画。山本さんは趣味のお寺めぐりが高じて、仕事として関わりたいと考え、福井県庁の地域おこし協力隊に応募。SNSなどの発信だけではなく、文化財の深く知り、身近に感じられるイベントを精力的に開催されています。

▶︎ 山本 恵(福井県地域おこし協力隊) 福井県の地域おこし協力隊として、県内文化財の魅力を分かりやすく発信しています。お寺や神社、歴史的建造物などの修理現場、地域の神事やお祭りを訪ね、文化を未来へつなぐ人々の姿をSNSで紹介しています。 また、個人的に茅葺の建物が好きなこともあり、「福井の茅葺を福井の茅で」を合言葉に、茅葺民家の板取宿がある南越前町の今庄地区で、茅刈体験などの企画にも取り組んでいます。ぜひお越しください!

滞在プログラム全体のご案内は、福井県移住促進チームねおこしずの中谷が行います。

▶︎ 中谷翔(福井県移住促進チームねおこしず/地域まるっと体感宿 玉村屋) 中谷 翔

大学を休学し自転車で日本一周したことで「地域」への興味を深める。 東京の旅行会社で2 年間、白川郷の宿泊施設で 2 年間働いたあとに、 2017 年福井県南越前町へ移住。

地域おこし協力隊として3年間活動後、「地域まるっと体感宿玉村屋」を開業。

現在は福井県と滋賀県の2拠点生活を送りつつ、地域の様々なプロジェクトに携わり、10個の仕事で、複業的な暮らしを実践中!

WEB上で得られる点に散らばった移住ヒントではなく、自分自身の経験を1冊の本にまとめました。

◯地方移住で人生を整える: 「地方移住」が気になったら最初に読む本 https://amzn.to/3Z1DY5j

◯子育て移住: 育児で時間がない、パパママのための移住トリセツ https://amzn.to/3IYIVWk

***<お申し込み方法>*** 「興味ある」もしくは「参加する」を押してください。こちらからメッセージいたします!

今回のプロジェクトは、福井県の移住促進・関係人口創出の事業の一環として行いますので、なんと宿泊費・プログラム費を福井県が支援します!そのため、お得に滞在することが可能! 移住促進・関係人口創出の事業なんて聞くと、「参加したら福井県への移住をすごく勧められる!」なんて心配になるかもしれません。しかし、そんなことはないのでご安心を。もちろん、福井県に移住されることになれば嬉しいですが、それよりも、まずは今回、福井県に足を運んでもらうことが嬉しいのです。 本事業では、滞在中の活動についてのレポート(600文字以上、お好きなだけ)を滞在後1ヶ月以内に提出いただく必要がありますので、ご同意いただける方のみお申し込みください。

募集要項

※募集者 / 主催者に連絡を取りたい場合、まずは「応募したい」ボタンを押してメッセージを送ってください。

イベント名

今庄でかや刈り

開催日程

2025/12/07 00:10 〜 2025/12/08 07:00

費用

宿泊費無料 (本プランに含まれるもの:宿泊費、夕食食材費、朝食食材費、宿泊施設から体験会場までの送迎)

集合場所

地域まるっと体感宿 玉村屋 (福井県南条郡南越前町今庄82−10)

ハピライン今庄駅から徒歩5分

募集者 / 主催者
主催:福井県教育庁生涯学習・文化財課/福井県地域おこし協力隊 共催:地域まるっと体感宿 玉村屋、福井県地域おこしネットワーク

主催:福井県教育庁生涯学習・文化財課/福井県地域おこし協力隊 共催:地域まるっと体感宿 玉村屋、福井県地域おこしネットワーク

このプロジェクトの地域

福井県

南越前町

人口 0.92万人

南越前町

福井県地域おこしネットワークが紹介する南越前町ってこんなところ!

#人口が少ない のが強み なぜなら、福井県民はだいたい「友人の友人」でつながる

#目立ってないのが強み なぜなら、目立つような新しいことをやっている人が少ないので、今からでも目立つことができる

#実はチャレンジ精神旺盛 なぜなら、ものづくりで生きてきた地域だから。常にイノベーションに取り組んできた

そんな「面白みのある」福井県に足を運んでみませんか?

このプロジェクトの作成者

プロフィール画像

福井県内の地域おこし協力隊OB・現役が集まったネットワーク。”協力隊”と言っても、活動範囲は幅広く、それぞれが持っているスキルやアイデアを活かして活動し、連携すると掛け算の効果があるときに連携しています。

私たちはプロジェクトとして、福井県地域おこしネットワークのメンバーが関わるイベント・プロジェクトを紹介していきます^^

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