
近江商人のまちで、あたらしい挑戦を。 -地域おこし協力隊 Part1-
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2025/11/30「興味ある」が押されました!
2025/11/28近江八幡でアートを実践する魅力とは・・・
・市民活動が活発で、取材を通じて多様で魅力的な人々の存在を実感できる ・BIWAKOビエンナーレをはじめとするアートイベントが開催され、芸術文化に触れる機会が多い ・アートを通じた学びの場(対話型アート鑑賞プログラム)が学校やフリースクールで実践され、子どもから大人まで幅広く参加できる ・地域資源を活かしたアートプロジェクトなど、自然と文化を融合させた取り組みが行われている ・「正解のないアート」をきっかけに、世代や立場を超えた豊かなコミュニケーションが生まれている
アートが繋ぐ豊かなコミュニケーション
はじめまして!
滋賀県近江八幡市で地域おこし協力隊として活動する 渥美 勉です。 仙台市出身で、福祉施設職員やデザイナーを経て、2022年から「芸術による地域振興」に取り組んできました。
この記事では、協力隊卒業を前に、これまでの活動を振り返るとともに、移住や地域でのアート活動に関心のある方の参考になればと思います。
【アートと近江八幡の出会い】 私が近江八幡と深く関わるようになったのは、大学時代に参加した「BIWAKOビエンナーレ」がきっかけでした。 半年ほど、京都から通いながら会場設営や運営に関わる中で、アートが人をつなぐ力、そして近江八幡という町の魅力を強く感じました。
その後、福祉施設では発達障害や不登校の若者と一緒にアートを通じた表現活動を行い、デザイナーとしても制作に携わるなど「つくること」を続けてきました。
【市民の声を届けるローカルWebマガジン】 着任後の1年目は「まず市民を知ることから」と考え、取材型のローカルWebマガジン 『めぐるり近江八幡』 を立ち上げました。 [近江八幡の魅力を探求するWEB MAGAZINE]▶▷https://megururi.jp/
市民の想いや活動を記事にして発信したところ、SNSやテレビからも反響をいただき、記事をまとめた冊子も好評いただきました。
近江八幡には「面白い活動をしている人」「地元を大切にしている人」がたくさんいます。 取材を通じて、その一人ひとりの姿から地域の豊かさを再確認できました。
【対話型アート鑑賞プログラムの実践】 2年目からは、ニューヨーク近代美術館(MoMA)で出会った 「対話型鑑賞プログラム」 を中心に活動しています。 これは、主催者が作品を解説するのではなく、鑑賞者同士が自由に語り合うことで気づきを深める鑑賞法です。
近江八幡市立八幡小学校(4〜6年生 計230名)やフリースクールで実践した際には、
「たくさんの考え方を聞けて、自分の考えを深められた」
「自分では思いつかない考えを知って、自分の意見をふくらませることができた」 といった声が子どもたちから寄せられました。
大人も子どもも、「正解がない」からこそ生まれる対話に楽しさを感じているのだと思います。
【ヨシを使った市民参加型アートプロジェクト】 さらに3年目には、近江八幡を代表する素材「ヨシ」を使った Pre-BIWAKOビエンナーレ2024『ヨシアートプロジェクト』 を実施しました。 子どもたちが作品アイデアを出し、市民や来場者がワークショップで参加できる仕組みをつくり、地域の自然資源を生かしたアート表現につなげました。
【今後の挑戦と移住希望者へのメッセージ】 2025年9月に協力隊を卒業した後は、地域に根ざしたデザイナーとして、近江八幡の企業・団体・個人の思いを発信するお手伝いをしていきたいと考えています。
近江八幡は、琵琶湖や水郷の自然、歴史ある町並み、そして人との距離感がちょうどよい「暮らしやすさ」が魅力です。アートを通して多様な価値観を受け入れる風土もあり、自分らしく生きたい人にぴったりのまちだと思います。
もし、移住を考えている方や「人とつながる暮らし」に関心のある方がいれば、ぜひ一度訪れてみてください!

このプロジェクトの地域

近江八幡市
人口 7.87万人

近江八幡市が紹介する近江八幡市ってこんなところ!
本市は、湖上の交通路と陸上交通路の要衝地として発展し、各時代の重層的で多様な歴史文化が現在のまちの趣や品格を形成しています。 戦国時代に楽市楽座令が布かれた地域として、古くから商人の往来があり、本市は、外から多くの人々を受け入れてきた長い歴史と、各地からの物資や情報が集積する地としての性格を有しています。また、本市は、外から人・物・情報を受け入れるだけではなく、江戸時代から他国で商いを行う(行商、出店)、旅行者としての長い歴史も有しています。 本市には、琵琶湖の豊かな水及び土壌のもとで長年受け継がれてきた伝統野菜や湖魚を使った伝統的な郷土料理、市内各地で様々に発展してきた集落の生活文化、火祭りをはじめとした特色ある祭礼及び年中行事、内湖、湖上交通等に支えられたヨシ製品などの産業・生業が、暮らしの中に脈々と息づいています。 また、八幡商人の倫理及び道徳をはじめ、ウィリアム・メレル・ヴォ-リズの活動にも見られる「社会貢献」の精神風土が現在も大切に受け継がれています。
このプロジェクトの作成者
近江八幡市といえば、多くの映画ロケ地にもなる「八幡堀」、織田信長の居城であった「安土城址」、風情ある西の湖の水郷景観に、琵琶湖唯一の有人島である「沖島」など、歴史と文化、そして自然が調和したとても風光明媚なまちです。 ですが、近江八幡の本当の魅力はそこで暮らす、関わる「人」にあります。「三方よし」で知られる八幡商人(近江商人)や、名誉市民第1号でもあるウィリアム・メレル・ヴォーリズの社会貢献の精神は脈々と受け継がれ、今なお市民活動がとても盛んな地域です。 とても熱意のある、とてもおもしろい人たちがこのまちにはいます。そんな人たちと一緒になってまちを盛り上げる仲間に加わってもらえませんか!?

















