【挑戦する高校生に寄り添う】人生の先輩のような「ハウスマスター」を大募集！【寮は温泉付き】

岩手県と秋田県の県境に位置する西和賀町は、豪雪地帯ならではの美しい冬景色と豊かな温泉、そして「人」の温かさが自慢の町です。厳しい自然環境だからこそ、互いに支え合い、命を大切に育む精神が、今も町のDNAとして息づいています。

地域唯一の高校である「岩手県立西和賀高等学校」は、「魅力ある選ばれる学校」を目指し、様々な活動に取り組んでいます。高校を町全体で支え、教育環境の充実に力を注いでいます。 具体的には、習熟度別学習や公営塾による学習支援、海外研修に加え、地域ブランド「ユキノチカラ」と連携した商品開発など、生徒一人ひとりの可能性を伸ばす取り組みが満載です。町の人々の熱量もあり、通学バスの無料化や給食費補助など、地域が一体となって若者や高校生を応援しています。

こうした取り組みにより、県内外から入学する生徒が増加中です。それに伴い、下宿先となる学生寮の役割も重要になっています。 一部の学生寮は現在、地域の旅館が食事提供や運営を担ってくれていますが、本業もある中で、多感な時期の高校生一人ひとりの悩みや生活の細部にまで目を配ることは容易ではありません。 そこで今回、地域おこし協力隊として、寮運営と生徒の生活サポートを専任で行う「ハウスマスター」を募集することになりました。西和賀町の学生寮は、生徒にとって単なる生活の場ではありません。生徒が自分を見つめ直し、協働力や自己管理能力などの社会人としての基礎力を伸ばしながら社会性を育む、そんな大切な日々を支える場です。

親元を離れ、慣れない環境で頑張る生徒たち。その目標は十人十色で、国公立大学や難関大学合格を目指す子もいれば、留学を希望する子、不登校を経て「学び直し」に来た子もいます。彼らはこの場所で、悩みながらも自ら向上していけるような逞しい人間へと日々育っています。 時にはその過程で、友人関係や進路の悩み、誰かに話を聞いてほしいと立ち止まる瞬間もあります。そんな時、いつもそばにいて話を聞き、安心できる居場所を作ってあげられる「人生の先輩」のような大人として、ハウスマスターを募集します。

この仕事で最も大切にしていただきたいのは、特別な資格やスキルよりも「生徒の心に寄り添う姿勢」です。 大人への過渡期にある高校生は、自ら考える力を持ちつつも、たくさん迷います。じっくり話を聴きながらアドバイスが必要な時もあれば、見守りながら口を出さずにただ「待つ」ことが必要な時もあります。 先生でも親でもない、程よい距離感で、彼らに寄り添ってくださる方を探しています。

【ハウスマスターのお仕事内容例】 ①生活全般に関するサポート ほとんどの生徒は朝、自分で起きてきますが、時には寝坊してしまう子に「時間だよ」と声をかけ「いってらっしゃい」と笑顔で送り出します。また、帰宅後の生徒たちにお風呂や食事の時間を意識させたり、共有スペースの片付けや整理整頓を促したりします。 ※食事の準備は近隣の旅館が行ってくれるため、調理業務はありません。

②日々の見守りサポート 「部屋の片付けができていないな」「最近、表情が曇っているな」といった日々の小さな変化に気づきつつも、干渉しすぎず、困っている時には声をかける「程よい距離感」で自立を見守ってください。熱や体調不良などの場合には学校へ連絡し、病院に連れて行きます。

③悩み相談・状況共有 生徒が「勉強が大変」「友達とうまくいかない」などの悩みを抱えている時には、相談に乗ってください。必要に応じて学校や町の教育委員会へ状況を共有し、大人たちが連携して生徒を見守ることができる体制づくりをサポートします。

なお、ハウスマスターは全国各地で高校魅力化プロジェクトの伴走支援を行う株式会社PrimaPinguinoが支援します。生徒たちとの接し方や距離感の掴み方など、ハウスマスター自身もお仕事内容に悩んだ時には、相談しアドバイスをもらうことが可能です。

【生徒と地域をつなぐ「橋渡し役」としても】 西和賀町には、中高校生が高齢者宅の雪かきを手伝う「スノーバスターズ」や「山の音楽隊」など、世代を超えた交流の場や、ボランティアの機会、生徒にとっての挑戦の場がたくさんあります。 「高校魅力化プロジェクト」は、西和賀町の地方創生における最重要プロジェクトであり、ハウスマスターはまさにその最前線に立ちます。教育分野にとどまらず、地域との関わりを通じて多様な人や活動に出会うことが、あなた自身の将来のキャリアや定住の形を見つけるヒントやきっかけにも繋がるはずです。

【西和賀町の暮らしについて】 西和賀町は自然が豊かで、夏は登山、冬はスキーが楽しめます。町内には地元の方が営む素敵なカフェや、温泉もたくさん。学生寮も「温泉付き」で、ハウスマスターも利用可能です。 勤務先の学生寮には「住み込み」ではありません。通勤のために車は必須ですが、スーパーやドラッグストア、病院などには車で10分以内でアクセスできる環境のため、生活に不便はありません。

西和賀町は面積こそ大きいですが、人と人との距離がとても近い町です。 雪国なので雪かきは必須ですが、そういった地域の特性も含めて、ぜひ、西和賀町の暮らしを楽しみ、その姿も高校生へ見せていただけると嬉しいです。