里山里海循環の基点を創る！小さな離島の大きな挑戦！森林復興支援スタッフ募集！

【活動の舞台-島前地域-】 日本海に浮かぶ隠岐諸島は、大小180以上の島々からなり、そのうち人が暮らすのは隠岐の島、西ノ島、知夫里島、海士町の4つです。隠岐の島町を「島後」と呼び、西ノ島・知夫村・海士町のことを「島前」と呼んでいます。島前地域は、後鳥羽上皇がご配流された地として、ピンとくる方もいらっしゃるかもしれません。隠岐諸島は歴史だけでなく、自然環境にも恵まれており地域全体が国立公園に指定され、その価値は世界的にも認められています。2009年には「日本ジオパーク」、そして2013年には「隠岐ユネスコ世界ジオパーク」にも認定されました。 長年大事にされてきたこの島の自然を守る。私たちは「里山里海循環」をテーマにした取り組みを行ってきました。自然と人の暮らしを考え、持続的な社会を実現するために必要なことを今でも模索し続けています。

【里山里海の循環を作り出す基点】 里山里海の循環を生み出す基点、それは「森林」にあると考えています。森林は様々な機能を持っています。災害から私たちの生活を守る機能。地球の二酸化炭素を吸収してくれる機能。人が住む家をつくる材料を確保する機能。水を浄化し、ミネラルを海へ運ぶ機能。森林を守ることは人の暮らしを守ることと同じであり、人の暮らしと密接につながっています。 今回はこの森林を守る森林復興公社のスタッフを募集しています。

【隠岐島前森林復興公社とは】 今からおよそ30年前に、隠岐島前地域では「松くい虫」の被害にあいました。木が枯れ、山は荒れ果てていきました。島前全体の森林を守り、豊かな自然を取り戻すために生まれたのが隠岐島前森林復興公社でした。隠岐島前森林復興公社では植林活動を中心に地道に活動を続けてきました。現在は以前のような荒れ果てた山がなくなり、山は息を吹き返しました。

一方で、さらなる課題も顕在化してきました。それは、森林の活用です。これまでは保全を中心とした活動を行ってきましたが、森林活用ができなければ森林の魅力が薄れ、人と山が関わる機会が減ってしまいます。魅力的な活用を行うことで、森林に人が足を踏み入れ、管理が行われていく。持続的な循環のためにも更なるチャレンジが必要です。