「美味しいお米を未来に！プロジェクト」の仲間を募集しています！

長野県山ノ内町は、県の北東に位置する人口約1.1万人の町です。国内有数のスノーリゾートである志賀高原や、1300年以上の歴史を持つ湯田中渋温泉郷など、全国的にも知られる観光地を有しています。

そんな山ノ内町の北部に位置する須賀川地区は、高原地帯に近い自然豊かな山間地域です。周辺には片道5～10分でアクセスできるスキー場が4箇所あり、ウィンタースポーツを楽しみたい方にはピッタリな環境です。

志賀高原の清らかな雪解け水に育まれた須賀川のお米は、小学生が育てたお米がコンクールで金賞を受賞するほどの品質を誇ります。 豊かな自然、美しい里山風景、四季折々の彩り、そしてあたたかな人のつながり。ここには「日本の原風景」が今も息づいています。 しかし近年は、農家の高齢化や後継者不足が深刻化。このままでは須賀川の米づくりや暮らしの知恵が途絶えてしまう危機に直面しています。

そこで現在、米づくりを実際に体験し学びながら、須賀川の米づくりを未来に受け継ぐためのマニュアルを作り、担い手不足の解消を目指す協力隊を募集しています。雪と付き合い、雪の恵みである豊かな水でお米を作る───そんな暮らしが待っています。

「須賀川の米づくりを、学び・育て・未来へつなぐ3年間」をテーマに、米づくりのマニュアル作成や、お米を軸にした関係人口づくりの場の企画・運営、情報発信などに取り組んでいただきます。

仕事の内容は大きく三つ。こちらに取り組んでいただきます。 ①米づくりの楽しさややりがいを伝える機会を創出する「接点づくり」 ②地域農家のノウハウをまとめ、マニュアルや勉強会として共有する「仕組みづくり（マニュアル化）」 ③お米や須賀川の魅力を外部へ伝える「情報発信」

1年目：学ぶ・記録する

• 地域農家に教わりながら、田植えから収穫までの米づくりを体験
• 作業手順や暮らしの知恵を写真・動画・文章で記録し、「須賀川式米づくり記録」を作成 -料理や行事など、料理や行事など、お米を大切にしてきた須賀川ならではの暮らしの文化も併せて記録

2～3年目：自ら育てる・試す・未来へ渡す

• 地域の達人のサポートのもと、最低1反の田んぼを自分で管理し、米づくりを実践
• 次の担い手のための資料作成（米づくりカレンダー、苗や資材の手配フロー、初心者向けチェックリスト等） -須賀川の田んぼの空き状況などの地域情報の整理 -体験ツアー、​シェア農業、米づくりコミュニティなど、お米がつなぐ関係人口を広げるためのミニ体験会などの企画・運営（例：体験ツアー、シェア農業、米づくりコミュニティ等）

■着任後の具体的なスケジュール 【1か月目】 ・町担当職員との打ち合わせ（3年間のミッション・目指す成果・業務スケジュールの確認） ・実務・課内業務に関する研修・地域のキーパーソンとの顔合わせ ・米づくりへの参加開始 ・撮影などの記録活動の開始 （以降継続） ・SNSなどを活用した地域向け・外部向けの情報発信の開始（以降継続）

【2～3か月目】 ・米づくりへの継続参加 ・地域農家へのヒアリングを通じた地域および米づくりの現状把握 ・米づくりや須賀川の魅力をテーマにした定期的な意見交換会・勉強会の企画・実施（以降継続）

【4か月目以降】 ・米づくりの学びの深化 ・地区の行事に参加し、歴史・文化・レシピなどを記録

◾️任期後の働き方 任期中に得た技術や地域とのつながりを活かし、任期後も山ノ内町で米づくりに関わりながら暮らしていただくことを期待しています。 自家用米の生産にとどまらず、他の仕事を組み合わせる“半農半X”など、多様な働き方が考えられます。任期中に立ち上げたコミュニティやイベントの運営を継続し、それらを収入源としていただくことも可能です。 任期後のキャリアについては、隊員の希望を伺いながら、役場担当者が実現に向けてサポートしていきます。

◾️3年間を通じて得られるもの ・米づくりの知識と技術の習得 ・米づくりを未来につなぐためのチャレンジができる ・里山地域でのくらしの知識や技術の習得（特に雪の降る環境での暮らしを体験できる） ・地域や土地との繋がりを持った暮らし