人と地域を繋ぐコーヒー|萩市地域おこし協力隊、嘉瀬和美さんの挑戦!

読みもの

公開日:2026/07/24 07:01

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2026/07/25

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皆さんこんにちは! 萩市地域おこし協力隊OBで現在萩市ローカルエディターとして活動している上田です。   今回皆さんにご紹介したい 「萩の人」 は、 萩市地域おこし協力隊、 第9期生の嘉瀬和美(かせかずみ)さんです。   萩市須佐地域出身の嘉瀬さんは、 高校卒業と共に地元を離れ 、東京~そして新潟県長岡市での暮らしを経て 、協力隊として再び萩へ戻って来てくれました。    萩市地域おこし協力隊に興味がある方、 Uターン移住を考えておられる方の参考になればと思いますので、 最後までお読みいただけたら嬉しいです。

なぜ、こんなに人が少なくなったんだろう??

⸺まずは嘉瀬さんのこれまでについて教えてください。     私は萩市の須佐地域の出身です。 小学校から高校まで須佐で過ごして、その後は東京へ出ました。 東京で就職して、その後結婚を機に新潟県長岡市へ移りました。 もう34年前になりますね。人生の中では、長岡で暮らした時間の方が長いんです。    ⸺そこから萩へ戻ろうと思ったきっかけは?   実は、自分の母校の児童数の減少にすごく驚いたんです。 私たちの頃は全校で360人くらいいて、必ず2クラスはありました。町も賑わっていて、お店もあったし、駅にも駅員さんがいました。 でも、何十年かぶりに帰ってきた時に、その景色が大きく変わっていて。児童数も30 人台まで減っていたんです。 「なんでこうなったんだろう」って 、すごくショックを受けました。 もちろん水害などの影響もあったと思いますし 、仕事の都合で益田市などへ移り住んだ方もいるとは聞いていました。 それでも「なぜこんなに少なくなったんだろう 」という思いが、自分の中で大きかったですね。    

協力隊という選択

  ⸺地域おこし協力隊は以前から知っていたんですか?   実は全然知らなかったんです。 長岡で 「起業したい」と話していた時に 、知人から 「地域おこし協力隊っていう制度があるよ」と教えてもらいました。 そこから調べてみたら、ちょうど萩市で募集が出ていて。そのタイミングと、自分の母校の児童数減少の話が重なったんですよね。   「萩に戻って、自分にできることはないかな」   そう思ったことが 、協力隊を選んだきっかけでした。    

若い世代から学びたかった

  ⸺現在のミッションについて教えてください。   私は 「浜崎地域の観光地域振興 」をミッションとして活動しています。 このミッションを選んだ理由のひとつは 、一緒に活動している代表や店長が 、ちょうど娘世代だったことなんです 。若い世代の視点から学べることがたくさんあるんじゃないかなと思いました。 実は私 、デジタル関係が本当に苦手で …。 インスタグラムも知らなかったし 、LINE ですら誰とも繋がっていなかったんです。そういう世界に少し怖さも感じていました。 だからまずは、そこから学びたいと思いました 。観光地域振興というミッションも 、以前やっていた仕事と少し通じる部分があって 、「これなら自分にも何かできるかもしれない 」と感じたんです。

地元の人口減を知り、自分にできることはないかと、Uターン移住を決めた嘉瀬さん。
地元の人口減を知り、自分にできることはないかと、Uターン移住を決めた嘉瀬さん。
嘉瀬さんの活動を支援してくださる支援団体の皆さん。
嘉瀬さんの活動を支援してくださる支援団体の皆さん。

まずは挨拶から

⸺これまでの仕事でも、人との関わりを大切にされていたんですね。   長岡市ではコミュニティセンターのような場所で働いていました。地域を盛り上げたり、地域の人たちのために何かをする仕事でしたね。最初は 「敷居が高い 」と言われていたんです。 だから私は、とにかく受付に座って、来た人に自分から声をかけるようにしました。   「おはようございます」 「こんにちは」   まずは挨拶から始めて、「今日はどういったご用件ですか?」と話しかける。 そうしているうちに、人が来てくれるようになって、講座や企画にもどんどん参加してくれるようになりました。 やっぱり、人との関係づくりって大事なんだなと感じましたね。    

“浜崎を持ち帰れる”コーヒー

  ⸺浜崎で取り組まれている企画について教えてください。   1年目は、まず 「浜崎を知ってもらうこと 」が大切だと思っていました。 知らなければ来てもらえないし 「浜崎ってどこ?」という状態では始まらないなと思ったんです。 そこで、自分も好きだったコーヒーを使って、ドリップパックを作れないかなと考えました。    家に帰ってコーヒーを飲みながら、「あぁ、あの場所よかったよね」って思い出してもらえたらいいなと。 パッケージにはホームページへ飛べるQR コードも入れて、また来たくなるきっかけになればと思いました。   ⸺コーヒーづくりはどのように進めたんですか?   まず地元の近くにあるカフェ 「グルニエ」 さんに相談しました。 「浜崎をイメージしたコーヒーを作りたいんです」とお願いしたら、快く引き受けてくださって。 そこから始まりましたね。   「朝の浜崎はこんな感じ」 「午後の浜崎はこんな空気感」   そんなイメージを伝えながら、一緒に作っていただきました。  

地域同士をつなげたい

  私は城下町エリアだけじゃなくて、自分の地元のことももっと知ってもらいたいと思っているんです。 地域同士がつながっていくといいな、という思いが強くあります。   浜崎と須佐。 町中と地域。 人と人。   そういうものが自然につながっていくといいなと思っています。

“浜崎コーヒー”のパッケージ。右が午前ブレンド、左が午後ブレンド。
“浜崎コーヒー”のパッケージ。右が午前ブレンド、左が午後ブレンド。
嘉瀬さんと一緒に“浜崎コーヒー”を作ってくれているカフェグルニエ。
嘉瀬さんと一緒に“浜崎コーヒー”を作ってくれているカフェグルニエ。

「場をつくる人 」になりたい

⸺今後やっていきたいことはありますか?   将来的には、きちんとコーヒーを商品化できたらいいなと思っています。 ただ、グルニエさんも大量生産できるわけではないので、そこはこれから考えていきたいです。 その中で、自分がどうできるかなと考えた時に「場をつくりたい」という思いが強くなっていきました。 もともとは、暮らしの雑貨店のようなお店をやりたかったんです。 自分で選んだ暮らしの道具を並べて販売したい、というのが最初の夢でした。 でも、地域で活動しているうちに、地域には本当に良いものがたくさんあることを知りました。 それなのに、意外と地域の人自身が知らなかったりする。 だから私は、人と人、人と地域をつなげる 「場」をつくりたいと思うようになったんです。  

同世代の女性たちへ

  私は 、同世代の女性たちに 「このままで終わりじゃないんだ」って感じてもらえるような人になりたいと思っています。   「あ 、私も何かできるかもしれない」   そんなきっかけになれたら嬉しいですね。 そして「こういうことをやってみたい 」という人がいたら、その人を応援できる存在になりたい。一緒に元気になって、一緒に前へ進んでいけるような、そんな関わり方ができたらいいなと思っています。   ⸺⸺⸺⸺⸺⸺   いかがでしたか? 地域を盛り上げるというより、 “人と人をつなぐ”。 嘉瀬さんのお話からは、そんな温かな視点が何度も感じられました。 浜崎という地域を知ってもらうこと。そして 、その先にある 「また来たい」「関わりたい」という気持ちを育てていくこと。嘉瀬さんの活動は 、地域と人との距離を少しずつ近づけているのかもしれません。 このレポートが「ちょっといいな」と思った方は 、ぜひ「興味ある」ボタンを押していただけると嬉しいです。 それでは次のレポートでお会いしましょう。

歴史と伝統の町、浜崎。ここから人と地域を繋げる新しい試みが始まっています。
歴史と伝統の町、浜崎。ここから人と地域を繋げる新しい試みが始まっています。
ぜひ嘉瀬さんのコーヒーを飲みに浜崎にお越しください。お待ちしております。
ぜひ嘉瀬さんのコーヒーを飲みに浜崎にお越しください。お待ちしております。

このプロジェクトの地域

山口県

萩市

人口 4.11万人

萩市

上田晃司が紹介する萩市ってこんなところ!

山口県の北部に位置する萩市は、江戸時代には毛利氏が治める長州藩の本拠地でした。 さらに江戸末期から明治期において多くの偉人を輩出したことで知られ、その歴史ある町並みの中には、国が定める重要伝統的建造物群保存地区もあり、現在でも古地図を見ながら町歩きができるほどです。 また食においては、自然豊かな地元産の海の幸・山の幸が四季を通して訪れる人々の舌を楽しませてくれます。

このプロジェクトの作成者

プロフィール画像

写真撮影(公益社団法人日本写真家協会‐JPS‐正会員)ほか、企画立案、原稿執筆、ページデザイン、ポスターチラシ制作、簡単なイラスト&アニメ動画、動画撮影&編集、ウェブ制作(デザイン)、作詞・作曲(萩暮らしの歌など) ※2021→2025まで、萩暮らし応援ガイドブックの制作&表紙写真、その他さまざまなチラシ・リーフレット・ポスターなどを制作 ※作詞→上田+作曲→AIで「萩で暮らそう」という曲を作りました! https://youtu.be/NHPprpJembY よかったら聞いてみてくださいね☆ 「はぎポルト-暮らしの案内所-」でローカルエディターとして活動中。 仕事のまとめ:https://ukworks.tumblr.com/

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