【おといねっぷ村役場の面々④】JAでの経験を生かして村の農家をサポートする
公開日:2026/06/30 00:40
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2026/07/05【JAでの経験を生かして村の農家をサポートする】
一言で「役場職員」といってもその仕事はさまざま。部署によって業務内容は大きく変わります。誰がどんな仕事をしているのか、周りからはちょっとわかりにくいかも。 そこで、音威子府村の役場で働く面々にインタビューしていきます。
産業振興室の坂野さんは、村内の農家が対象となる補助金や交付金などの申請業務を担当しています。その仕事には前職の経験が大きく関わっているそうです。
取材/2026年3月
結婚を機に美深町のJAから村役場へ転職
坂野さんの出身は帯広市。地元の高校を卒業後、江別市の専門学校に進学します。そこで1年間学び、上川北部の農業協同組合に就職しました。 「農産課で、もち米やフルーツトマトを担当していました。音威子府も管轄内だったんですけど、当時はそれほど密に関わるという感じではありませんでしたね」。
結婚を機に、音威子府村役場に転職した坂野さん。「役場の中途採用があったんですよ。結婚相手が音威子府村の人だったので、一緒に住むために職を変えることにしました」。採用試験を受けて、音威子府村役場に入庁したのは2025年の2月のことでした。
農家の補助金や交付金などの申請を受け持つ
坂野さんは、経済課の農政部門で村内の農家が受け取る補助金や交付金などの申請などを主に担当しています。「役場に入って1年ちょっとなので、まだまだ勉強中です。補助金や交付金は国の事業で、種類もいろいろありますから」。
農政係の職員として、もっと知識を身につけたいと語る坂野さん。「こういう補助金や交付金がありますよ、というように、こちらから提案できるようになるのが目標です。しっかり知識を増やして農家さんの助けになれればと思っています」。
村内の農家は15軒前後ほどで、他に牧草だけを扱っている農家もあるそうです。「扱っている作物としては、やはり音威子府なのでそばがメインです。あと、ハウス作物ではアスパラやフルーツトマトなどが多いですね」。
農業への関わり方として、JAと役場ではどのような違いがあるのでしょう? 「JAは、農家さんから作物を受け入れてそれを販売するという現場対応が主になります。役場の場合は書類のやり取りが多いので、直接現場に出向くことは以前より少なくなってはいます」。今後はもっと先方に出向いてコミュニケーションを取っていきたいそうで、「信頼関係を築くことの大切さは、前職でも学びましたから」と語ります。
基幹産業の農業から村をもっと元気にしていきたい
ご夫婦で暮らす住宅については、「住み心地はいいですね。日常での不便も感じませんし」。音威子府村での生活についても「近隣からの引っ越しだったので、それほど変わらないという印象ですね」。ただ、雪の多さはちょっと気がかりだそうで、「覚悟していましたが、僕が来てからは例年よりも雪が少ない年が続いているらしいのでまだ助かっていますけど」と、雪が少ない帯広出身者ならではの懸念を口にしていました。
生活する上での不便さは特に感じないという坂野さんですが、「村に飲食店がもうちょっとあるといいのに……とは思いますね。気軽にランチが食べられるお店などが増えれば、村のみんなはもちろん、村を訪れる方も便利でしょうし」。
これからの音威子府村がどんな村になってほしいかを尋ねると、「子育て世代がもっと増えてほしいです」という一言が。「自分にこれから子どもができたとして、その子の同級生は多い方がいいと思いますし。子どもたちの楽しそうな声がいつも聞こえるような村になってほしいんです」。
「確かに人口は少ないですが、明るい話題もあると思うんですよね。村長を中心にいろいろな仕掛けを展開していて、知名度も確実に上がっていますし、駅そばの復活とかもありますし」と、前向きなビジョンを語る坂野さん。村をもっとにぎやかにするために、基幹産業のひとつである農業をしっかりサポートしています。
このプロジェクトの地域
音威子府村
人口 0.06万人
北海道音威子府村が紹介する音威子府村ってこんなところ!
北海道のほぼ中心に位置する旭川市と、最北の稚内市のほぼ中間に位置するところに、人口が600人ほどの北海道で1番小さな村(おといねっぷ村)があります。
過疎最先端地で人口は少ないけれど、その分唯一無二な地域資源(人・文化・鉄道・村立美術工芸高校・木工・芸術などなど)が沢山あります。どこの地域よりもスピード感があって、おもしろいことに敏感で、能動的でチャレンジできる方を求めている地域です。