手作りマルシェ「風のマルシェ」―主催者・川嶋さんに聞く、愛荘町の交流の場
公開日:2026/09/24 02:17
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2026/09/27「興味ある」が押されました!
2026/09/25愛荘町で年に2回開催されている「風のマルシェ」。もともとは工場跡地の活用と、ご近所同士の交流をきっかけに始まったイベントで、現在は約35店舗が集まる規模に成長しています。主催者の川嶋佐智子さんに、マルシェを始めた経緯や運営の工夫、そして愛荘町についてお聞きしました。
「お花を売ってみたい」のひと言から始まった、小さなマルシェ
川嶋さんは、ご主人が社長を務める「箕川製材所」で働いています。「風のマルシェ」は2019年7月、川嶋さんの呼びかけをきっかけに5軒ほどの出店者による「七夕マルシェ」としてスタートしました。
ーーーー「風のマルシェ」とはどのようなイベントですか。
(川嶋さん)ケーキやクッキー、お総菜やお弁当、木工品、雑貨など、自分の得意分野を生かしてものづくりをしている人と、作品を見たり購入したりしたい人が交流できる場として、手作りマルシェを開催しています。
ーーーー「風のマルシェ」は、そもそもどんなきっかけで始まったのですか。
(川嶋さん)もともと工場が建っていた土地で、工場を解体し、空き地にしたんです。その広い場所を何かに使いたいと思っていたところ、近所の方から「栽培した花を販売してみたい」という声を聞きました。そこで、ご近所の交流を兼ねてイベントを開こうと思ったのが始まりです。2019年7月に「七夕マルシェ」という名前で、出店者5軒ほどの小規模で始めました。
ーーーー今では、出店者にはどのような方が多いですか。また、どのように集まっているのでしょうか。
(川嶋さん)キッチンカーで商売をしている方やプロの料理人、作家さんもいれば、別の場所で働きながら、趣味でアクセサリーなどの雑貨を作っている方もいます。出店者は、Instagramで告知するほか、ほかのイベントで見かけた方に直接お声がけしています。
コロナ禍でも途切れず、広がっていったつながり
「七夕マルシェ」は「ビストロ屋台村」となり、そして2021年6月、現在の「風のマルシェ」へと名前を改めました。
ーーーー「風のマルシェ」という名前には、どんな由来があるのですか。
(川嶋さん)そよ風をイメージした名前であることに加え、うちの愛犬の名前が「風」と書いて「フー」だったことも由来です。体の弱いフレンチブルドッグで、10歳までは生きられないだろうと言われていたのですが、「風のマルシェ」に名前を変更した2021年6月6日が、そのフーの10回目の誕生日でした。
ーーーー2021年はコロナ禍でした。コロナ禍でも開催を続けられたそうですね。
(川嶋さん)中止にしようかとも思ったのですが、新型コロナウイルスの影響でほかのイベントがすべて中止になり、出店する機会がなくて困っている方がたくさんいました。そこで、屋外で開催し、マスクを着用するなどの対策を取って実施しました。その時にたくさんの出店者さんと知り合うことができました。
ーーーーマルシェをきっかけに、そのほかにも新しいつながりは生まれましたか?
(川嶋さん)マルシェを始めるまでは、家庭と仕事をする箕川製材所だけの世界だったのが、マルシェをすることで、違う世界を持てました。マルシェをしていなかったら生まれなかった出会いがたくさんあります。空き地にあった車庫を、マルシェのときだけ雑貨屋「アナザースカイ」として活用していました。あるとき、地域おこし協力隊の方との出会いから縁あってその店舗を借りていただき、現在は「アナザースカイ」の名前を引き継いだ、おしゃれなカフェバーとして営業していただいています。それに、マルシェをきっかけにあらたなスタートを切られた方もいらっしゃいます。マルシェに出てくれていた方が、その後実店舗を出されたこともあります。そういったつながりが生まれたのは、うれしいことですね。
これからも、大切にしていきたいこと
出店者数は多いときで40店舗を超え、現在は会場の広さに合わせて35店舗規模で運営されています。
ーーーー規模が大きくなる中で、続けてこられた原動力や、大切にしていきたいことを教えてください。
(川嶋さん)続けていくうちに自然と規模が大きくなってきました。「大きくなったね」と言ってもらえるのはうれしいことですが、正直なところ、すべてに目を配るのが少し大変になってきたとも感じています。それでも、風のマルシェは商売としてやっているわけではなく、身近で頑張っている人を応援したい、つながりを大切にしたいという思いは、これからも大事にしていきたいです。そういった方々の頑張りを応援できることがとてもうれしくて、私も頑張れます。
ーーーー応援したい気持ちが、そのまま原動力になっているんですね。愛荘町でこうした活動をする面白さについて、どう感じていますか。
(川嶋さん)愛荘町は小さな町なので、その分競争相手が少なく、何かをするには伸びしろがあると思っています。それに、町の人は誰かが来て何かをしてくれることに対して、協力する・受け入れる姿勢はできているんじゃないかなと思います。一生懸命取り組んでくれる人、移住してきてくれる人であれば、私も協力したいと思っています。私は、もう少し飲食店が増えたらいいなとも思っていて、この場所を『愛荘町といえばここ』と言ってもらえるような、『チビモール』みたいな町の賑わい拠点に育てたいというのが夢です。
ーーーー今後、風のマルシェをどのような場所にしていきたいですか。
(川嶋さん)もともとはなにも手を入れていなかった空き地ですが、芝生を植えるなど、雰囲気がよくなるようにできる範囲で環境を整えています。どこか普通のマルシェとは一味違う、ここでしか出せない雰囲気のあるマルシェでありたいと思っています。
ご近所の交流をきっかけに始まった「風のマルシェ」は、出店者と来場者、そして愛荘町という土地とのつながりを大切にしながら、今も少しずつ形を変えています。開催は春・秋の年2回、今秋は10月11日(日)10:00〜15:00に開催予定で、詳しい開催情報は、Instagramで随時お知らせしていくとのことです。愛荘町や風のマルシェが気になった方は、ぜひ「♡興味ある」を押してくださいね。
このプロジェクトの地域
愛荘町
人口 2.14万人
Yurikoが紹介する愛荘町ってこんなところ!
愛荘町役場が紹介する愛荘町ってこんなところ! 平成18年に2つの町が合併してできた現在の愛荘町は、今年で21年目を迎えます。琵琶湖に流れる川の上流・湖東地域に位置しており、鈴鹿山系からの豊かな清水と自然に恵まれ、古くから水との関わりが深いまちとして発展してきました。
町の東側には、聖武天皇の勅願で行基が開山した湖東三山の一つである金剛輪寺があります。昔から四季折々の雰囲気を楽しめるスポットとして地元の方々をはじめ多くの人に愛され続けている場所です。また、近世には中山道66番目の宿場として愛知川宿が栄え、後の明治には郡役所や警察などの官公署が置かれ、近江鉄道が開通するなど、古くから地方の中心としても栄えてきました。
国の伝統的工芸品に指定されている「近江上布」を中心とした麻織物や、瓶のなかにてまりが入った不思議で美しい滋賀県の伝統的工芸品「愛知川びん細工手まり」など、愛荘町でしか見られない手仕事ならではの「ワザ」が光る工芸品を見られるのも特徴です。
▼愛荘町移住ポータルサイトはこちら https://www.town.aisho.shiga.jp/iju/