平成29年、シカやイノシシなどの有害鳥獣の被害に悩まされていた村の農家さんたちの念願として泰阜村ジビエ加工施設は竣工しました。
全国の農作物に対する鳥獣害被害額は約161億円、推定個体数はイノシシが80万頭、シカが189万頭とされ、このうち全国の食肉処理施設で解体されているのはイノシシが3.4万頭、シカが8.5万頭程度といずれもわずか4％程で、全国的な課題になっています。
泰阜村では令和３年度に186頭のシカを受け入れ、厳しい食品衛生基準を遵守した環境で解体し、食肉等に活用しました。
当施設は、野生鳥獣をできる限り有効活用し、命を無駄なく使いきるという理念のもと運営されています。

ジビエや狩猟に関心がある方だけでなく、農山村の暮らしに熱意が燃やせる方にもオススメです！
この事業では、地域の中で暮らし、地域の一員として、地域の課題に正面から向き合います。
単なる技術だけではなく、野生鳥獣がいる農山村での暮らしや地域の付き合いも学んでいきます。それは、もしかしたら面倒なことかもしれません。
しかし、ジビエ関係に長く携わるためには地域との関係性づくりはとても重要です。

ジビエのお仕事に関心があり、こうした農山村に住んでみたいという熱意がある方を歓迎します。

※本事業は地域おこし協力隊制度を活用しているため、活動には泰阜村との雇用関係が発生します。活動外においても住民として道路清掃や常会（寄合い）への参加など地域を維持するための活動が求められますので十分ご留意ください。

【応募要項】
・20歳以上～概ね40歳以下の方
・都市部から泰阜村へ移住できる方（総務省地域おこし協力隊基準による）
・心身ともに健康で山村生活、地域おこしに関心があり、意欲と熱意がある方
・活動にあたり、集落における話し合いの場や村内行事に参画いただける方
・普通自動車運転免許証を持っている方（着任までに取得可能な方）

【勤務条件】
・勤務地……泰阜村役場または泰阜村内
・勤務時間……原則として午前8時30分から午後5時00分まで（休憩時間1時間を含む）の7時間30分
・休日……土日、祝日、年末年始（12月29日～1月3日）
・休暇……年次有給休暇、特別休暇（結婚、忌引き、夏季等）
　　　　　※「泰阜村会計年度任用職員の勤務時間、休暇等に関する規則」に準じますが、地域おこし協力隊業務の特性上、上記の通りとならない場合があります
・雇用形態……泰阜村地域おこし協力隊（泰阜村1号会計年度任用職員）
・任用期間……任用日～任用された年度の末日（勤務成績等により、初めて任用された日から最長3年まで再度任用する場合があります）
・報酬月額……20万円（昇給・賞与（年2.6か月分程度）あり）※「泰阜村第1号会計年度任用職員の報酬、期末手当及び費用弁償に関する条例」に基づき、賞与は在職期間に応じて支給します。
・福利厚生……村職員として健康保険、厚生年金、雇用保険に加入します。
・住居……村が村営住宅を用意。※家賃や光熱水費、常会費等は隊員の自己負担。基本的な生活備品（一人世帯用）を貸与可能
・自動車……業務の内容により適宜貸与します
【応募方法】
・応募書類を泰阜村村づくり振興室あて（〒399-1895長野県下伊那郡泰阜村3236-1）に提出
・応募書類……①履歴書②活動目標に関する作文（様式、文字数は不問）
・選考……1次選考：書類審査、2次選考：面接
※募集期間中に随時選考を実施します
※選考結果は、個別に通知します
※社会情勢により、オンライン面接等となる場合があります