ひと皿のストーリー。「料理の一歩手前』をしたくて、地方に来た。
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公開日:2023/06/09
終了日:2024/12/31

ひと皿のストーリー。「料理の一歩手前』をしたくて、地方に来た。

先日、滋賀県に住む方とお話をしていた時のこと。
お話の中でその方の「思い出」をのぞいてみたら、滋賀が恋しくなりました。
このページをのぞいてくださった皆さまにも、滋賀にまつわる「誰かの思い出」をおすそ分けさせてください。
 
 
今回の思い出のおすそ分けは、前回お話しいただいた村上大喜さんからのご紹介で、滋賀県長浜市にあるレストランSOWER(ソウアー)で副料理長を務める吉田将吾(よしだ・しょうご)さんからです。
 
前回のおすそ分けエピソードはこちら▼
https://smout.jp/plans/10727
 
 
■レストランSOWER(ソウアー)副料理長 吉田将吾さん
静岡県焼津市出身。地元の高校を卒業後、大阪の調理師学校へ進学。その後グループ内のフランス校へ。帰国後、東京のお店に8年ほど勤めた後、昨年2月に滋賀へ移住。滋賀県の湖北、長浜市にあるロテルデュラク内のレストランSOWER(ソウアー)に立ち上げから関り、現在副料理長として勤務。
▼SOWER(ソウアー)
https://restaurantsower.com/

吉田さんの思い出の○○

ー 早速ですが、吉田さんの「思い出の○○」を教えてください。
 
■お店で使う食材を探しに「道の駅」へ■
吉田さん:思い出というか現在進行形なんですが、「道の駅」に思い入れがあります。お店でつかう食材を仕入れに道の駅にいくんですが、自分の目で見て、欲しい食材を決められるのは地方の大きな魅力です。都内を例に挙げると、全国から食材が集まってくるので欲しい食材を欲しいだけオーダーできるし、ほぼ確実に手に入ります。それはそれでありがたいんですが、食材の旬がとても長く感じるんです。滋賀では、使いたいと思っていた食材が手に入らないこともありますし、ちょうどいい形やサイズの食材がないこともあります。手に入る食材で試行錯誤してその時のメニューを決める。一回一回が出会いですし、それが難しさであり面白さです。レストランではその時の旬の食材が食べられるので、お客さんには喜んでもらえています。道の駅で農家さんとつながったりすることもあり、出会いが楽しいですね。
 
 
■思い出のカフェ「カフェ海津」■
吉田さん:海津大崎(滋賀県高島市マキノ町海津にある、琵琶湖にせり出した岩礁地帯)の先にある「カフェ海津」は、すごく好きな場所です。最初は、職場の後輩のお父さんが開いているカフェということで興味があり行きました。あまりにも雰囲気やロケーションが素敵で、そこからタイミングが合えば伺うようになりました。骨董を扱っている古道具店でもあり、店の奥にあるテラスからは琵琶湖が一望できるんです。四季折々の穏やかな景色を感じることができます。昨年、本格的な夏になる前にこのカフェを訪れたとき、あまりにも風が気持ちよくて1時間でも2時間でもいれるなぁと思いながらアイスコーヒーを飲んだ思い出があります。
▼カフェ海津
https://www.furudougu-kaizu.com/
 
 
■思い出の「漕人 cogito」■
吉田さん:滋賀に来てから、もしかしたら一番行っているんじゃないかなという場所が高島市にある「漕人 cogito」という珈琲屋さんです。店主の山根さんの人柄がすごく魅力的で、その方が入れる珈琲がまたこだわっていて美味しくて。今までいろんな地域で飲んできた珈琲の中でも一番好きです。もう、ただただ「美味しい…!」と思いました。レストランでもこちらの珈琲を使わせてもらっています。もし滋賀を離れるとなったら、一番心残りなのがここの珈琲を飲めなくなることだなと最近思います(笑)
漕人 cogito▼
https://www.furudougu-kaizu.com/

継ノ農園にて

継ノ農園にて

琵琶湖のほとりでみんなでBBQ

琵琶湖のほとりでみんなでBBQ

シーン別「ぼくの滋賀」

Q.両親を連れて行くなら?
春ごろに両親が来たんですよ。その時は、海津大崎に連れて行きました。海津大崎は桜の名所で、そこで桜を見た後に、その先にある勤めているレストランを案内しました。「カフェ海津」も案内したかったんですがたまたま休みで…。湖とセットで見る桜に、両親も写真をパシャパシャ撮っていました。
 
 
Q.友人を連れていくなら?
ドライブしながら高島市のメタセコイアを見に行って、そのあと「カフェ海津」でゆっくりお店の雰囲気を楽しみながら落ち着いてお茶したいですね。
 
 
Q.夫婦で一緒にいくなら?
吉田さん:長浜にある「麺屋 號tetu」ですかね。料理が本当においしいし、その上で店主さんの人柄にいちころでした(笑)。あたたかい人柄に触れながら食べる夜のコース特におすすめです。将来こういうお店をやりたいな、と思います。
麺屋 號tetu▼
https://www.menya-kotetu.com/menu/
 
Q.1人になりたいときは?
一人になりたいときは、滋賀に来てからないんですよ。人と会っていたい。滋賀で出会った人と話している時間がとても楽しいです。
 
・・・・・・

― 吉田さん、ありがとうございました!最後に、吉田さんが勤めるSOWERのおすすめポイントはなんですか?

吉田さん:やはり地元の食材をつかっているところです。生産者と密にコミュニケーションをとり「一緒にこんなことをしていこう!」「こんなアイデアはどうだろう?」と切磋琢磨をしています。僕の中では、それがレストランのあるべき姿だと思うし、僕にとってとても嬉しい瞬間です。生産者の方々との密なコミュニケーションがあったうえでの一皿に、想いを込めています。
一皿一皿にストーリーがきちんとあって、料理を作る手間の手前の手前にたくさんの試行錯誤がある。僕は人と関わることが好きで料理を始めたので、料理の一歩手前をしたくて地方に来たんだと思います。

つづく

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滋賀県総務部市町振興課地域戦略支援係
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意外と都会、ほどよく田舎の滋賀ぐらしが紹介する滋賀県ってこんなところ!

日本で一番大きい琵琶湖をはじめとする豊かな自然に囲まれながら、日々の暮らしを送ることができます。また交通の便が良く、京阪神や中京圏へも気軽に行き来ができる「意外と都会、ほどよく田舎」の暮らしぶりが滋賀の魅力です。

■従業者1人当たり現金給与総額は506万円で全国3位です。
1位 愛知県 541万円
2位 神奈川県 522万円
3位 滋賀県 506万円  (全国平均 460万円)
「2020年工業統計調査」 総務省・経済産業省

■男性の平均寿命は81.78年で全国1位です。女性の平均寿命は87.57年で全国4位です。
◆男性の平均寿命
1位 滋賀県 81.78年
2位 長野県 81.75年
3位 京都府 81.40年(全国平均 80.77年)
◆女性の平均寿命
1位 長野県 87.67年(87.675年)
2位 岡山県 87.67年(87.673年)
3位 島根県 87.64年
4位 滋賀県 87.57年(全国平均 87.01年)
「平成27年都道府県別生命表」 厚生労働省

滋賀県庁で移住や関係人口の拡大に取り組んでいる部署です。移住に関わらず全国各地からいろんな人が、滋賀県に関わっていただけると嬉しいです。これから皆さんにお伝えできるいいところをどんどん見つけていきたいと思います。 (かかわりファクトリー滋賀推進協議会)
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