島根県雲南市は10年程度前から「日本一チャレンジに"やさしい"まち」づくりを目指し、雲南市に関わる人々のチャレンジを応援する取り組みをして来ました。

「子ども」・「若者」・「大人」の各世代のチャレンジの連鎖を回す「ソーシャルチャレンジバレー構想」を描き、社会人コーディネーターを各学校に配置した高校生のキャリア教育、大学生のまちまるごとキャンパス事業U.C.C（実践型インターンシップ）、地域の担い手育成事業「幸雲南塾」、地域課題解決の取り組みに資金を提供する「スペチャレ」、住民による地域運営「地域自主組織」等、幅広く取り組んできました。数年ほど前から、市内外の民間企業が地域作りを行う「企業チャレンジ」制度も始まり、15社程度の企業が地域に関わっています。
結果的に、地域の担い手となる社会起業家が生まれ、本気でチャレンジする人の魅力に引き付けられ全国から共感する人材が集まるまちになりました。
チャレンジを応援する仕組み、人々、雰囲気が広がり、日々、感動的なチャレンジの現場が多発するまちになりました。

中高生のキャリア教育が進んでいるため、地域を愛する若者も年々増加し、今では「雲南市のことが好きだ」と回答する高校生の割合は9割を超えています。
ただ、雲南市には、大学・専門学校が無いため、高校卒業と同時に多くの若者が地域を出ていきます。
また、高卒以外、正社員、今の若者が求める事務系職場、といった求人も少ないため、雇用の選択肢も少なく、若者が帰って来れないまちになっています。
地域を愛し、地域に貢献したい若者が多いのに、少しもったいないです。
他の地域や、都市部で行われるような、当たり前のように民間就職できる環境を作りたい。

地域を愛する若者が集まり、自分らしい働き方やチャレンジをできるまちにしたい。

そこで、立ち上がったのが「地域活性化起業人」として雲南市で活動する、梅澤宏徳さん。
雲南生まれ雲南育ち。中高生の時から雲南の地域作りに関り、大学卒業後新卒で東京のデジタルマーケティングの会社に就職。現在、月の半分は東京本社で営業、もう半分は雲南市で地域作りに取り組む2拠点生活をしています。
彼自身、雲南でチャレンジする多くの若者を見て来ましたが、地域の中のキャリアの選択肢が少ないことで、就職活動中に悩む多くの学生を見て来ました。
「多くの同級生が地域から出て行っちゃいました。みんな、地域の事が好きっていうんですが、とても寂しいです...」
若者が帰り働ける地域にしたい...そう思った時に、彼自信の働き方にヒントがあることに気付きます。
「今の東京の会社では、一見難しそうな、営業やコンサルティングの仕事も全てフルリモートでできている。」
「今の時代、仕事はリモートで全国の仕事ができるようになった。リモートなら、地域の雇用に縛れず、愛する地域に住みながら暮らすことができるのでは無いか。」
そして、
「地域に関わる方々のチャレンジの応援、つまり"人"を軸に、人材教育に力を入れてきた雲南。デジタル化が進んでいない雲南でも、未経験からでもリモートワークにチャレンジできるような環境を作りたい。」
という想いに繋がり、始まったのがこのプログラムです。

目指すのは、山々に囲まれた閉ざされた山間部である「雲南市」のような僻地に行くと、
逆に、仕事の面では全国に開かれており、キャリアの選択肢がパッと広がっていくような、そんな面白い世界観。

雲南市に関り、キャリアの選択肢を広げ、自分らしい地方のキャリア形成をしたい方のご参加を、お待ちしております。

・キャリアの選択肢を全国に広げ、地方で、自分に合った働き方をしたい
・未経験からでも、デジタルやマーケティングの力で人々に貢献したり、地域で自分らしいチャレンジがしたい
・子育てをしたいため、場所に縛られない仕事に就いて、在宅ワークがしたい
・今後の為に、最先端なスキルを習得したい