◇地域スローガン「黒川温泉一旅館」とは？◇
黒川温泉では、ひとつひとつの旅館を”離れ部屋”、旅館をつなぐ小径を”わたり廊下”、自然の景観を”宿の庭”と、6km圏内に30の温泉宿が集うこの地域を大きな一つの旅館に見立て、訪れた方々を地域全体のお客様としてお迎えしています。
そのスローガンは、黒川温泉の象徴的な取り組みである、各宿が持つ27ヵ所の露天風呂を自由に巡ることのできる「入湯手形」や、黒川温泉の冬の風物詩である「湯あかり」の共同作業など、この地域と密接に関係しています。
また、黒川温泉の次世代リーダーを育成する「黒川塾」など、地域同期（黒川温泉で同年に働くこととなった方々を、地域内での同期と見立てる）をテーマとし、地域主体で人を育てる取り組みにも力を入れています。

◇地域×観光宿泊業の、新しいキャリア◇
このインターンシップで皆様をお迎えする旅館は、各々に「地域×観光宿泊業」の新しいキャリア形成（キャリアパス）に挑戦している旅館です。
旅館業というと、一般的に仲居さんなどの接客業務・おもてなしのイメージがあるかと思いますが、その仕事の範囲は広く、身に付けることのできるスキルも多様です。
フロント業務×旅館の広報として活躍するスタッフや、若くしてマネージャーとして旅館を牽引するスタッフなど、彼ら彼女らの姿にも注目をしてもらえると嬉しいです。

今回のインターンシップで皆様の受け入れを行う、個性豊かな旅館をご紹介します。

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【１】日本の原風景を感じる“ふるさと”のような宿「旅館 山河」 （受入２名）
　公式サイト▷https://www.sanga-ryokan.com/

　旅館山河のコンセプトは、“世の中が変わっても変わらずにある日本の原風景”
　この地域に受け継がれてきた暮らしの風景こそが訪れる人を癒し、また世界が憧れる日本の美しさだと思います。山河ではこうした風景をより身近に、手触りや温もりを持って感じていただける「おもてなし」として表現することで、お客様が何度でも帰ってきたくなる宿を目指しています。旅館で働くこと、黒川温泉で暮らすことを経験しながら、”地域×観光宿泊業”で働く魅力を感じてもらいたいです。

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【２】黒川温泉街の中央に位置する遊び心の宿「ふもと旅館」 （受入３名）
　公式サイト▷ https://www.fumotoryokan.com

　創業65年の当館は「ふもと旅館」の前身である「鶴屋旅館」を購入した事からはじまりました。当時農家をしていた祖父が旅館をやるに至ったのは、妻である祖母の手が農作業でボロボロになっていたのが気になったから。ふもと旅館はそんな優しさと愛のある旅館です。
　現在は“郷（さと）と共にあること”をスローガンに掲げ、地域や関係者との関係性を育みながら宿を経営することを大切にしています。地元の食へのこだわりや、旅館としての取り組みを体感してもらえるプログラムをご用意しています。

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【３】　“半農半宿”を掲げる、歴史の宿「御客屋」（受入１名）
　参考サイト▷ https://www.okyakuya.jp

　“半農半宿”をスローガンに掲げる御客屋では、農業・接客・調理場が密接に関わっているため、おもてなしの心だけではなく様々な知識や技術を身に着けることができます。マルチタスクに対応した従業員も多く、これからの旅館業の働き方として参考になるかと思います。
　また、里山で筍などの山菜が育ちやすい環境を整備したり、旅館から出る食物残渣から堆肥をつくり野菜作りを行ったりと、資源循環や、旅館業としての農業や林業などの地域課題の解決に向けても取り組みを進めています。

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【４】気軽に足を運べる第二のふる里「和風旅館美里」（受入２名）
　参考サイト▷ https://www.kurokawa-misato.jp

　「ただいま」「おかえり」…。まるで暮らすような旅を。和風旅館美里は「美しいふる里にまたおかえりください」をコンセプトに、我が家に帰ってきたような“第二のふる里”としてまた気軽に足を運べる旅館を目指しています。働くスタッフもわきあいあいとしており、アットホームなサービスが美里のおもてなしの特徴です。
　細やかな配慮や気遣いで、お客様にどれだけの感動を生み出すのかなど、おもてなしの心を体験できるプログラムになっています。

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【５】家族感のあるあたたかい接客「旅館わかば」（受入２名）
　参考サイト▷https://www.ryokanwakaba.com

　旅館わかばは、「大切な思い出を提供し、人々の人生を豊かにする」という経営理念を元に、家族感のあるあたたかい接客を心がけています。
　このインターンシップでは、①旅館わかばを知る、②対「人」だからこそのスタッフ間の連携やチームワーク、③コミュニケーションの大切さ、この３点を通して観光宿泊業に興味を持っていただいたり、業種理解を深めていただければと思います。