
信濃町の“働く”をつなぐ。マルチワーカーという新しい働き方をつくる地域人事コーディネーター
最新情報
「興味ある」が押されました!
2026/03/09「興味ある」が押されました!
2026/03/09春秋は米やトウモロコシをはじめとする農作業、夏は道の駅、冬はスキー場で働く。大自然の中でめぐる四季を肌で感じながら、地域に根ざす複数の現場で働き、理想の暮らしをつくっていく。そして、地域の事業者は繁忙期の人手が足りないときだけ、働き手を迎え入れることができる。
田舎暮らしに憧れるけれど安定的な仕事が見つからない不安がある移住希望者と、人口減少と高齢化で担い手不足が加速する地域。日本各地の地方都市で共通の課題となりつつあるこのジレンマを、新たな仕組みで乗り越える動きが、今、長野県北部の信濃町で始まっています。
そこで2025年5月に設立されたのが「信州しなのまち複業協同組合」です。一人が複数の仕事を担う“マルチワーカー”という働き方を支え、地域全体で雇用を生み出す新しい仕組みです。
今回募集する地域人事コーディネーターは、この仕組みを地域に根付かせる役割を担います。地域の事業者と移住希望者双方の声に耳を傾けながら、信濃町での新しい働き方を共につくっていくポジションです。
今後20年間で生産年齢人口は半数に
① 人口減少の中で高まる地域の人手不足 長野県北部に位置する信濃町は、人口約7,000人の小さな町です。黒姫山や妙高山、野尻湖など豊かな自然に囲まれた環境があり、観光地としても知られています。近年は自然豊かな暮らしを求めて移住を検討する人も増えてきました。 一方で、地域の人口減少と高齢化は着実に進んでおり、地域を支える働き手の不足が大きな課題になっています。人口推計によると、2040年までに信濃町の生産年齢人口は約47%減少すると予測されています。農業、観光業、食品製造業、福祉など、地域のさまざまな分野で担い手不足が起きており、「人がいないことで仕事が続けられない」という声も聞かれるようになっています。地域の産業や暮らしを守っていくためには、これまでとは違う新しい働き方の仕組みが求められています。
② 季節によって変化する地域の仕事 信濃町の産業は、自然環境と深く結びついています。夏は農業や観光が忙しくなり、野尻湖周辺では多くの観光客が訪れます。冬になるとスキー場を中心に観光業が活発になります。このように季節ごとに必要な仕事が大きく変わることが、この地域の特徴です。しかしその一方で、事業者にとっては年間を通じて雇用を維持することが難しく、繁忙期だけ人手が必要になるケースも多くあります。 そこで生まれたのが「信州しなのまち複業協同組合」です。この組合では、一人の働き手が複数の仕事に関わる「マルチワーカー」という働き方を実現しています。組合がワーカーを正規雇用し、季節ごとに地域の事業者へ派遣することで、働き手は安定した雇用を得ながら、地域のさまざまな仕事に関わることができます。事業者にとっても必要な時期に人材を確保できる仕組みとして、地域の新しい働き方として期待されています。
③ 地域の仕事と人をつなぐコーディネーター 今回募集する「地域人事コーディネーター」は、このマルチワーカー制度を支える役割を担います。地域の事業者を訪ねて仕事の内容や人材ニーズを聞き取り、どのような働き方が可能なのかを整理していきます。そして、地域で働くことを考えている人や移住希望者と地域の仕事をつなぎ、信濃町で働く新しいモデルをつくっていきます。 単に仕事を紹介するだけではなく、地域の仕事の魅力ややりがいを見つけ、それを言葉にして伝えていくことも大切な役割です。農業、観光、ものづくり、サービス業など、さまざまな分野の現場に関わりながら、人と仕事の関係を編み直していく。地域全体の“人事部”のような役割を担いながら、信濃町の未来の働き方をつくっていく仕事です。地域の現場を知り、人と人をつなぎながら、新しい仕組みを育てていく仲間を募集しています。


現場を大切にしながら、ともに地域の新たな雇用を作り出していく
① 実際に足を運び、現場と向き合いながら進めていく 地域人事コーディネーターの仕事は、信濃町の事業者と移住希望者をつなぐ役割です。そのため、日々の業務は一つの分野に限らず、派遣・人事・経理に関わる事務作業から、地域事業者へのヒアリング、移住希望者への情報発信まで、多岐にわたります。 現在、組合は役場別棟の一室に事務所を構えています。組合の業務は派遣業にあたるため、組合員の事業者と個別に契約を結びながら運営していきます。そのため、労務や人事に関する知識も必要になります。基本的な業務は事務局長が担いますが、事務作業や調整業務のサポートなどを担っていただくことになります。こうした事務作業や調整業務にも丁寧に取り組める方に来ていただけると、この仕組みの基盤づくりに大きな力を発揮していただけると思います。 一方で、この仕事はデスクワークだけではありません。地域のさまざまな事業者のもとへ足を運び、どのような仕事があり、どのような人材を求めているのかを直接聞きながら、地域のニーズを把握していきます。現場を訪れながら、仕事の魅力ややりがいを見つけ、それを移住希望者に伝えることも大切な役割です。
② 地域の仕事の魅力を見つけ、外へ発信できる方 地域人事コーディネーターは、地域の現場を行き来しながら、外へ向けて地域の魅力を発信していく役割も担います。東京などで開催される移住フェアに参加し、信濃町で働き暮らす魅力を伝えていくことも想定されています。地域の仕事や暮らしを自分の言葉で伝えていくことが求められます。 地域おこし協力隊としての活動は3年間を想定しています。 最初の1年は地域理解と基盤づくりの期間として、事業者へのヒアリングを中心に進めていきます。移住者としての客観的な視点を持ちながら、地域の課題や事業者のニーズを丁寧に理解し、その内容を求人情報や募集企画へと落とし込んでいきます。 同時に、教育機関との連携支援や短期滞在プログラムの企画などにも関わりながら、地域全体の「人事部」としての役割も担っていきます。事業者・学校・行政など関係者との接点を増やしながら、受け入れ体制や情報発信の基盤を整えていくことが求められます。
③ 人と仕事を結びつけ、地域の未来をつくる仕事 2年目以降は、1年目のヒアリング結果をもとに、マルチワークの仕組みを整理しながら運用を広げていきます。短期滞在やインターンの受け入れを進め、都市部での募集やPR活動を通して、地域外の人材に対して具体的な選択肢を提示できる体制を整えていきます。そして3年目には、年間を通じた滞在・就労モデルの確立を目指し、仕組みを地域に定着させていきます。 この仕事の魅力の一つは、信濃町のさまざまな産業や現場と関わりながら、地域の仕事を広く知ることができる点です。農業、観光業、食品製造業、宿泊業など、さまざまな分野の事業者と関わる中で、地域の産業の面白さや可能性を知ることができます。 また、小さな地域だからこそ、人と人の距離が近く、顔の見える関係の中で仕事を進めることができます。事業者や移住希望者と対話を重ねる中で、「この人ならこの事業者に合いそうだ」「この仕事ならこの人が活躍できそうだ」といったつながりを生み出していくことが、この仕事の大切な役割です。 単に人を呼ぶことが目的ではなく、その人が地域でどのように働き、どのように暮らしていくのかまで見据えて関わっていく。そうした視点を持ちながら、地域の仕事と人をつなぎ、信濃町の未来につながる仕組みを共につくっていける方との出会いを期待しています。


募集要項
※募集者 / 主催者に連絡を取りたい場合、まずは「応募したい」ボタンを押してメッセージを送ってください。
(1) ・地域事業者の人材ニーズ把握とマッチング支援【主体業務】 ・地域の「人事部」として、町の働き方づくりの中心を担います。
(2) ・短期滞在を通じた地域体験・就労プログラムの企画・検討【主体業務】 ・ふるさとワーキングホリデーを含む短期受入の枠組みを、企画段階から地域とともに創る役割です。
(3) ・教育機関との連携(インターンシップ等)の企画・実施支援【サポート業務】 ・関係人口担当の協力隊や担当課と連携し、若者が地域とつながる機会づくりを共に進めます。
(4) ・地域魅力の発信・情報整理【サポート業務】 ・ 関係人口担当の協力隊と協働しながら、地域の「働く・暮らす」の魅力を発信します。
<必須要項> ・三大都市圏や条件不利地域以外の都市地域に現在住所がある方 ・採用後、信濃町に移住し住民票を異動できる方 ・任期終了後も信濃町に居住する意向のある方 ・地方公務員法に基づく欠格事由に該当しない方 ・普通自動車免許を有する方 ・パソコンの基本操作およびSNSの活用ができる方
<求める人物像> ・人や地域とのつながりをつくることが好きな方 ・季節に応じた働き方をデザインすることに興味がある方 ・新しい仕組みづくりや改善に前向きに取り組める方 ・自走しながら学び続ける姿勢のある方 ・自然や地域の暮らしに魅力を感じられる方 ・自身の働き方や生き方を“DIY 的”にデザインしたい方
<歓迎要件> ・人事・採用・キャリア支援等の経験がある方(理想的) ・経理・経営に関わる実務経験を持つ方を歓迎します ・教育機関・学生支援業務の経験 ・イベント企画・広報業務の経験 ・情報整理・文章作成が得意、または挑戦したい方
月額 290,000円(賞与無し)
[ 雇用形態 ] 信濃町の会計年度任用職員(年度ごとに再任用判断、最長3年間) [ 勤務時間 ] 8:30~17:15(休憩1時間)(1日7.75時間) ・活動内容に応じて勤務時間調整可 ・月17日勤務(131.75時間/月)
住所
連絡先
[ 昇給・賞与・待遇・福利厚生 ] ・住居 町が用意します。基本的に家賃は無償です。 光熱水費は自己負担 転居に係る旅費や経費は自己負担 ・活動経費 公用車を使用(通勤・日常生活用は自家用車) パソコン貸与(持ち出し不可) 活動に必要な消耗品費や研修費は町が負担(予算範囲内) ・社会保険 健康保険(共済保険) 厚生年金保険 雇用保険 非常勤職員等公務災害補償 または 労災保険加入 ・副業(兼業)可(ただし町の承認が必要) ・その他 携帯電話・インターネット等の通信費は自己負担
信濃町役場総務課まちづくり企画係
このプロジェクトの地域

信濃町
人口 0.68万人

信濃町総務課まちづくり企画係が紹介する信濃町ってこんなところ!
信濃町は長野県北部、新潟県との県境に位置する人口約7,000人の町です。黒姫山と妙高山に囲まれ、野尻湖をはじめとする豊かな自然環境が広がっています。長野市からは電車で約40分ほどとアクセスも良く、近年は自然の中で暮らしたいと考える移住希望者からも注目されています。特に冬はスキーリゾートとして人気があり、車で10分ほど走ればスキー場へ行くことができる環境です。夏は湖や山でのアクティビティ、秋は紅葉など、四季の変化を身近に感じながら暮らすことができます。
一方で、人口減少や高齢化は地域の大きな課題でもあります。農業や観光業など地域を支える産業では担い手不足が進んでおり、新しい人材の流れをつくることが求められています。信濃町では現在、地域全体で仕事をつくる新しい仕組みづくりが始まっています

















