人口約45,000人で高齢化率が高い高島市。福祉がまちを支える役割は大きいものの、介護を必要とする人が増える一方で、それを支える人は減少しています。どうすればよいか、何度も話し合いを重ねる中で、「もうやめよう」といった意見が出たこともありました。

そんな結論の出ない話し合いの中で、「課題は福祉業界だけではない。まちをひらいていきましょう」と、発起人の一人でもある「一般社団法人ぼくみん」の今津新之助さんから出たコトバに光明を見出しました。そこから生まれたのが「未来のジャム」です。

そんな「未来のジャム」がひらかれるようになって3年になります。

「みんなでジャムジャムと話し合って、いろんな人の言葉を浴びて、明日からがんばりたいから行くんだ。」（奈良県在住・大越さん）

会が終わると「ジャムロス」という言葉が聞かれるほど、参加者の皆さんは、そこでしか味わえない空気感と、家でも職場でもない新しいつながりを名残惜しんでいました。まさに、ひらかれた場を実現したイベントです。

そんな人気のイベントが2024年も開催されます。

未来のジャムがひらかれる「TAKASHIMA BASE（タカシマベース）」は「いつでも集まれる拠点があったらいいよね」との思いから、築50年になる空き家を借りることに。未来のジャムの開催場所としても使うようになりました。

築50年ということもあり、改修が必要。床張りなどのワークショップをひらきながら、今後は宿泊もできるようにしていくそうです。JR湖西線新旭駅前にあるTAKASHIMA BASE。「高島へ行ってみようか」と足を伸ばしてもらえたら…。そうして訪れた人たちが、高島をおもしろがる人と出会う。そこから、思いがけず何かが発展していく。今後の展開も楽しみです。

◆未来のジャム◆今後の予定

VOL.11 2024.11.21（木）
応援。広げる、広がる、仲間になる
入谷 佐知（認定NPO法人D×P 理事 ディレクター/COO）

VOL.12 2025.2.21（金）
汽水。暮らし、はたらき、あいだを揺らぐ
モリ テツヤ（汽水空港 店主）

TAKASHIMA BASEは、毎週木曜日の15:00〜19:00にオープンしています。人が行き交う場所では、こんな人たちに会えるかも？

瀬川航岸さん　一般社団法人ぼくみん コーディネーター
是永弥里さん　京都産業大学4回生

☆「未来のジャム」以外にも「たかしまデザイン会議」などのイベントも続々企画中。詳細はInstagramをチェックしてくださいね。
https://www.instagram.com/jam_tm.lab/
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