ジコチュー暮らし 実践編! ゲストハウス居醒庵 店長  臼井さんの場合

滋賀県米原市に移住して“ジコチュー暮らし”を実践している人のインタビュー「まいばらジコチュー暮らし 実践編!」第3回目のゲストはゲストハウス「居醒庵(いざめあん)」の店長 臼井さんです!(パチパチパチ👏)

ー「ジコチュー暮らしってなに??」という方は第1回目の記事をどうぞ!→https://smout.jp/plans/17366

臼井さんは約6年前に岐阜県から米原市醒井(さめがい)に移住されました。現在はゲストハウス運営のお仕事の合間に狩猟や魚釣りをされ、夏には捕まえた鰻で鰻丼、なんと除雪車まで自作されてしまう「消費」とは少し離れた独自のライフスタイルを実践中です。なぜ米原市に移住し、どのような変化を迎えたのでしょうか?

「経営していた食品加工工場を自主廃業したタイミングで友達が醒井に江戸時代の古民家を購入し、一緒に何かを始めようという話になりました。田舎暮らしに対する憧れもあったし、狩猟にも興味があったので、ちょうどいいと思ったんです。」と臼井さんは振り返ります。最初はゲストハウスにすることすら決まっていなかったんだとか。古民家リノベーションの為にとりあえず移住し、臼井さんの米原市での生活がスタートしました。

⚫︎狩猟・投網・除雪車の自作…!そういった興味が芽生えたきっかけはなんだったのでしょうか?

「もともと渓流釣りが好きで、山に入った時に猟師さんと出会い、鹿肉を頂いたことがきっか
けです。当時は食品加工工場をやっていたので食肉にして事業が出来ないかと思いました。実際狩猟を始めてみると、獲物を狙う感覚が魚釣りと似ていて、これがとても楽しくて、試行錯誤しながら工夫するのがすごく楽しいです。」

「また、会社を自主廃業した時にお金に頼らなくていい生き方をしたいと思いました。技量と時間があればお金はそんなに必要ないんじゃないかなって思うようになった。時間はあるし今はインターネットとかでなんでも調べられるので、色々と自分で作ったり食料を獲ってきたりし始めたんです。」

臼井さんの技術は独学だそう。「YouTubeなどを参考にしながら、試行錯誤で学んでいくのが好きなんです。」と、臼井さんは語ります。

地域との関わりと予想外の課題

知り合いも全くいない土地に移住した臼井さん。まずは地元の人々と関係を築くことを最優先にしました。

「最初の1年間は売り上げよりも、地元の人と仲良くなることをテーマにしていました。まず挨拶することと、観光業で食べさせてもらうつもりでいたので地域のゴミ拾いを始めました。頼まれごとは基本的に断らずに木の伐採や家電の設置など、何でも引き受けました。この前もスマホの使い方を教えて欲しいと地元のおばあさんが来ました。」

お手伝いをすると地元の方々から野菜をもらうこともあり、「野菜は田舎の第二の通貨みたいなものです」と笑顔で語ります。

⚫︎移住してから直面した予想外の課題はありますか?

「ゲストハウスがオープンしたのが2020年の1月。その年の3月ぐらいからコロナがひどくなって最初の2年間は全く売り上げを作れなかったことです。本当にオーナーと一旦店を閉めようかという話も出たくらい。別に田舎に来たからというわけではないけど、それは本当に予想外でした。
あとは、お店が少ないので、予想していたより買い物が不便なことがあります。電化製品なんかはやっぱり色々見比べて買いたいので、30分くらい車を走らせて電化製品屋に一度見に行き使用感など確かめて結局ネットで注文するとか。それは結構面倒くさいかな。僕はマックのシェイクが好きなのですが、わざわざ片道30分かけてシェイクを買いに行くのは一つのアトラクションになっています。」

ご近所さんが持ってきてくれた「第二の通貨」。

ご近所さんが持ってきてくれた「第二の通貨」。

今も時々ゴミ拾いをしているそう。この時は民泊協会の皆さんと琵琶湖で。

今も時々ゴミ拾いをしているそう。この時は民泊協会の皆さんと琵琶湖で。

今後の目標と地方移住へのアドバイス

臼井さんは今後の目標として、狩猟した動物の解体場を作り、ジビエ肉の販売や提供を考えているそう。

「猟場の近くに解体場を作りたいですね。ゲストハウスのお客様にジビエを提供できるようにするのが目標です。」

臼井さんが処理されたジビエは本当に臭みがなくとても食べやすいので、販売されるのが楽しみです!

最後に、地方移住を考えている人々へのメッセージをお願いしました。

「米原市は自然との距離が僕にとってはいい距離感。ちょっと行っただけで鹿が捕れるような猟場があり、琵琶湖の方に行けば小鮎が捕れる。川にはスッポンがいたりしますし。山の中過ぎないところがいいんじゃないでしょうか。人との距離感も程よく、無理せずに田舎暮らしを楽しめます。」

住む場所に縛られずにやりたいことをやるジコチュー暮らしに興味が湧いたらぜひ米原市へ!
住むのは水や空気の綺麗なところでのんびりと。でも関東・関西・中部の都市圏へもアクセス抜群。米原市にはそんな地理的条件が揃っています!

\ 米原市にお越しの際は臼井さんが店長を務める居醒庵への宿泊はいかが? /

ゲストハウス 居醒庵
〒521-0035 滋賀県米原市醒井378
https://izameann.jp/
https://www.instagram.com/izameann?utm_source=ig_web_button_share_sheet&igsh=ZDNlZDc0MzIxNw==

狩猟の様子。何日もかけて罠へと誘導する。

狩猟の様子。何日もかけて罠へと誘導する。

居醒庵の前に流れる地蔵川のライトアップも臼井さんがされているそう。春には梅花藻と桜が見れる。

居醒庵の前に流れる地蔵川のライトアップも臼井さんがされているそう。春には梅花藻と桜が見れる。

おいでよ!まいばら 魅力発信部 星子ちゃん
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米原市
星子ちゃんが紹介する米原市ってこんなところ!

田園地帯でありながら、新幹線駅もあり都会からのアクセスも抜群です。
新幹線を使えば京都まで20分、名古屋まで25分、大阪まで30分!!

米原市ってどんなとこ?:びわ湖の素、米原
http://biwakonomoto.jp/introduction/

米原市の空き家情報:”恋スル空キ家プロジェクト”
https://koisuru-akiya.com/akiyabank/

米原に移住し、働いている人の声:はかどる米原
https://hakadoru-maibara.com/

星子ちゃん
おいでよ!まいばら 魅力発信部 星子ちゃん

2022年、家族で愛知県から滋賀県米原市に移住。
住んでみてまいばらが大好きになった移住者 星子ちゃんが出会ったまいばらの魅力をお伝えします。

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