北海道天塩(てしお)町の食や暮らしの「推し」を発見【魅力発見ディレクター(協力隊)募集】

北海道日本海側の最北部に位置する天塩町は、人口約2,700人の漁業と酪農の町です。漁業では天然しじみが町の特産で、酪農は町の産業別就業者の2割を占める町の基幹産業です。しかし、漁獲量の減少と若年層の流失による高齢化から、どちらの産業も衰退が避けられず、町の大きな課題となっています。
 そこで、「食」や「暮らし」の魅力を広く発信し、地域に関わる人(関係人口)を増やし、天塩町を活気ある町にするべく、今回、「天塩の推し手」を3名募集します。
3名のうち2名は、天塩町公認のインフルエンサー(「食」と「暮らし」の各テーマ1名ずつ)として、町外からSNS投稿による魅力発信を行う役割、もう1名は、地域おこし協力隊として天塩町に移住・在住し、「町公認インフルエンサー」と連携した天塩町のPR広報活動に従事する「魅力発見ディレクター」の役割を担っていただきます。

食と暮らしを推して!アナタの手で天塩町を盛り上げてください

天塩町は、北海道内では石狩川に次ぐ2番目の長さの天塩川の河口に位置することから、明治から大正にかけて木材の集積拠点やニシン、サケ・マス、それに特産のしじみ漁で大いに栄えた歴史があります。1950年代に1万人を数えた町の人口は、その後、減少の一途をたどり、現在は、約2,700人となっています。
町の特産品である天然しじみは、江戸時代より「蝦夷の三絶(蝦夷地にある絶品食材)」のひとつに謳われ、現在においても国内で唯一、国立公園内で採取される名産品です。しかし、環境の変化などの影響で、漁獲量はピーク時の約1/20に減少しています。
また、酪農業は町の産業別就業者の約2割を占める基幹産業ですが、近年は若年層の流失による高齢化と後継者不足によって離農が進んでおり、酪農家戸数も減少傾向にあります。
そのような現状にある天塩町ですが、天然しじみや乳製品のほかにも、豊富な海産物や希少な国産羊肉、さらにはこだわりのスイーツなど、「美味しいものの宝庫」としての地位は揺らぐものではありません。
天塩町を流れる天塩川とその流域には、国内最大の淡水魚で幻の魚ともいわれるイトウやオオジロワシなどの希少な鳥類が生息しており、他に類を見ない手付かずの大自然と人間が共存する町でもあります。

この天塩町の「食」や「暮らし」の魅力を、今回募集する「天塩の推し手」3名の連携によって広く発信していただきます。天塩町で実際に生活していただく「魅力発見ディレクター」の役割は、実体験を通して地域の魅力を発掘すること。町外の「町公認インフルエンサー」への情報や素材の提供や、密な連携による効果的な情報発信方法の検討など、天塩町の「食」や「暮らし」の魅力を全国に伝えてください。

絶滅危惧種のクマゲラやオジロワシ等稀少な野鳥が町市街地の至近に生息

絶滅危惧種のクマゲラやオジロワシ等稀少な野鳥が町市街地の至近に生息

かつて明治末期から大正時代、天塩の木材はヨーロッパに渡ることも

かつて明治末期から大正時代、天塩の木材はヨーロッパに渡ることも

地域に溶け込んで一緒に魅力発掘!情報発信を楽しめる推し手に!

[こんな推し手に応募して欲しい]

❶天塩町の「食」や「暮らし」の“魅力”を引き出せる方
天塩の食材を単なるモノではなく、コト、つまり資源として捉えてもらうために、付加価値を持たせることが大事です。「食」には、「つくる人」がいて「食べる人」がいます。その過程にフォーカスしたストーリーや想いを表現する力が必要です。
また、その食材が生まれる自然環境や関係者の関わり、歴史的背景にまで目を向けて、天塩町での「暮らし」の魅力を発見する力が必要です。

❷SNSの活用が得意な方
インフルエンサーによる投稿のみに頼らず、現地滞在で得た情報や素材を使って、画像や動画等、自らもSNSを活用して発信する力が必要です。

❸チームとの連携意識や地域の人々への思いやりを忘れない方
直接的・間接的を問わず、自分と関わる他者を意識することが大事です。いかなるときも仲間意識を持って、一緒に楽しもうとする姿勢が必要です。

[天塩町担当からのメッセージ]

天塩町は、人口約2,700人の日本海最北の町です。都会のような人工的アメニティや利便快適性は存在しません。しかし、世界でもココでしか見ることのできない景観、稀少な鳥や魚などが存在します。そういった地域の固有性や魅力は、地域の内側目線からだと認知できず、外部者からの視点や感性により発見、気付きが得られます。そういったことを見い出し、外部と協働/連携し価値創出できるかが今後の持続可能な地域づくりに求められます。特に都市で生活をしている方の目線を活かしたいと思う一方、こういった機会を通じて第二のふるさと、思い入れの地としてなってもらうことを期待いたします。

天塩町役場企画商工課・菅原英人

いっしょに取り組む天塩町の担当者

いっしょに取り組む天塩町の担当者

天塩町には独特の景観がたくさん

天塩町には独特の景観がたくさん

天塩の「推し」をインフルエンサーと一緒に発信しませんか?

天塩町・魅力発見ディレクター(地域おこし協力隊)
【業務】天塩町での地域おこし活動を基にSNS投稿等を通じた天塩町のリソースのPR/広報/表現活動。町公認インフルエンサーとの連携(地域の素材/情報の提供・発信)
雇用形態:会計年度任用職員に準ずる(任用期間中の副業兼業については、要相談)

【給与】月額230,000 円(1 年目)(2 年目:235,000 円、3 年目:240,000 円)(期末勤勉手当、退職手当制度
【福利厚生】年金、健康保険加入
選考方法は、応募したいを押してください。担当者より詳細をお知らせします。

最北ならではの暮らし

最北ならではの暮らし

ご当地ならではの特長をディレクターとして発見・発信

ご当地ならではの特長をディレクターとして発見・発信

天塩町
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天塩町
菅原 英人(北海道 天塩町 企画商工課)が紹介する天塩町ってこんなところ!

北海道日本海側の最北部に位置する、人口約2,700人の町です。日本で4番目に長い「天塩川」の下流・河口部に面した町で、明治末期から大正にかけて木材の集材拠点として、またニシン漁の盛んな宿場町として栄えた歴史があります。
天塩川には、最大の淡水魚で、「幻の魚」と呼ばれる絶滅危惧種の「イトウ」が生息しており、その流域には天然記念物の「オジロワシ」「オオワシ」などの稀少な野鳥が見られるなど、天塩町の周辺は豊かな自然に恵まれた場所でもあります。
町の特産品としても有名な「天然しじみ」は、国内で唯一、国立公園内で獲れるしじみであり、粒の大きさと味の濃さで定評がある貴重な水産ブランド品です。
また、農業も基幹産業に位置づけられ、なかでも町の産業別就業者数で全体の2割程度を占める酪農が主体となっています。新鮮な牛乳を使った乳製品やスイーツなどの加工品も町の特産品となっています。

神奈川県出身、大学卒業後、印刷‣出版‣広告業界~運輸‣観光業界にて17年間勤務の後、2012年に北海道_天塩町地域おこし協力隊に着任。3年間、地域おこし活動に関わった後、現在、役場スタッフとして天塩町企画商工課広報情報係所属にて地域おこし協力隊事業を担当しています。


☆移住の経緯は、こちら
https://www.nayoro.ac.jp/organization/crecc/centerteikei/files/20-B.pdf

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