ジコチュー暮らし 実践編! ラベンジャーズさんの場合【前編】
公開日:2024/12/18 23:33
最新情報
経過レポートが追加されました!「後編が公開されました!」
2024/12/26「興味ある」が押されました!
2024/12/22滋賀県米原市に移住して“ジコチュー暮らし”を実践している人のインタビュー「まいばらジコチュー暮らし 実践編!」第4回目のゲストは、米原市柏原(かしわばら)のラベンジャーズの皆さんです!(パチパチパチ👏)
ー「ジコチュー暮らしってなに??」という方は第1回目の記事をどうぞ!→ https://smout.jp/plans/17366
米原市柏原(かしわばら)は、歴史ある街並みが今も残る宿場町です。この街の移住者とUターン組が集まって「次の世代につながる街づくり」をテーマに、互いの良さを活かした面白い取り組みが始まりました。彼らはどのようにしてこの土地に惹かれ、どのような挑戦をしているのでしょうか。
ラベンジャーズのメンバーの皆さんの経歴は多岐にわたります。まずは、それぞれの移住のきっかけと、柏原に至る経緯を簡単にご紹介します。
渡部さん(埼玉県出身)は、ご主人の実家に嫁ぐため移住。現在はご主人と共にバリアフリーの宿「flow」を運営し、水彩画教室も開催されています。 船中さん(大阪府出身)は、奥様の転勤とコロナを機に柏原へ。「駅を降りた瞬間、この街がいいなと感じた」と話し、今では柏原で「フナナカ子ども靴店」を開業するまでに。 谷村さん(米原市柏原出身)は、結婚を機にUターン。地元でご家族と新しい暮らしを実現されています。 中村さん(大阪府出身)は、コロナがきっかけでご実家と仕事場のある東京の中間地点であり交通の便がいい米原市に移住。物件探しの際に柏原のゲストハウスに宿泊し、柏原が気に入ったそう。 清水さん(米原市春照出身)は、中村さんの運営するシェアスペース「柏lab.」で菜食ご飯とveganおやつのお店「kimama」を曜日限定で営業中です。 山本さん(米原市柏原出身)は、建築事務所を立ち上げるタイミングで地元に戻ることを選ばれたそう。お知り合いの方の空き家を縁あって引き継いで事務所に。
柏原の魅力と移住後に感じたギャップ
メンバーの全員が柏原に住まわれているラベンジャーズの皆さん。柏原での暮らしについてお聞きしました。
●柏原の住み心地はどうですか?
船中さん「夜が静かです。数百メートル離れた場所でのバイクの音まで聞こえることも笑」
渡部さん「この辺は観光地ではないですが昔ながらの商店や看板が残っており、外国人観光客にも喜ばれます。駅から近いというのもいいみたい」
また、伊吹山が雄大に見える景観や雰囲気ある街並みが魅力だと皆さん口を揃えます。
●子どもを育てる環境として、柏原はどうですか?
船中さん「子育てはしやすい。小さい子どもがいるとご近所さんは気にかけてくれます。子どもと遊んでいたら自然とお年寄りが寄ってきてくれたり。ただ、学校のクラスは1クラスしかなくて中学卒業までずっと同じメンバーなのは良し悪しかな。」と、クラス人数が少ないことについてはメリットとデメリットの両面を考慮し、「子どもたちが幅広い経験を積めるよう配慮したい」とも。
谷村さん「僕が小学生の頃は学年45人くらいいましたが、約30年経った今は15人程度です。人数が少ないため、学年を越えてつながれるのは良い面でもありますが、もう少し子どもの数が増えてほしいと感じています」
渡部さん「私は1クラスの人数が少ないのは結果大人の目が行き届いていいと思います。都会だと人数は多くても隣の家の人とも話す機会がなかったり、核家族で子供も結局その中だけで過ごしたり。ここだと子ども達は『冒険行ってくる』って近所の路地を歩き回って遊んでいます。そういう遊び方ができるところは貴重だと思います。確かにいろんな人と関わらせてあげたいですが、お友達を招いたり、ご近所付き合いでカバーできていると思います。」と、毎日子どもたちがイキイキと過ごせる自然豊かな環境や、ご近所との交流を大切にしている点が、都会では得難い価値だと言います。
渡部さん「東京に住んでいる友達の子供が米原に遊びに来た時は朝から晩まで虫採り。好きな子にとっては最高の環境かも」
谷村さん「遠方に住む甥っ子は米原に遊びにくるのが大好き。川にいるサワガニを捕まえるのが楽しいようです。水が綺麗なので」
山本さん「子供が小学生くらいまでは楽しいと思います。中学生、高校生になるともしかしたら部活動や団体競技で人数不足の課題があるかもしれません。でも、外に出ても戻ってきてくれたらいいなと思っています」
●移住して戸惑ったことはありますか?
中村さん「ごみ出しのルールが細かく、間違えると指摘されることがあります」
船中さん「大阪ではほぼすべてのごみを燃やすことができましたが、ここは違います。米原市のホームページで、キーワードを入力すればごみの分別がわかるサイトがあるのでそこで調べてから捨てたりしています」と、率直に語ってくださいました。
地域とのつながりをどう築いたか
移住を考える人にとって課題の一つが地域との関係づくりです。ラベンジャーズの皆さんは、どのようにつながりを築いたのでしょうか。
船中さん「移住前に妻と決めていたことは、都会での常識を持ち込まないということ。地元の文化やルールに入っていく姿勢を大切にしています。素直に『わからないことが多いので、教えてくださいね』と、しょっちゅう伝えています」
谷村さん「妻にとっては全く知り合いのいない土地でした。移住してすぐはそれが不安でしたが、僕の友人を紹介したりして、こちらでも人間関係を築けるよう協力しました。猫も飼い始めました」
中村さん「犬の散歩中に出会うご近所の方に自分から挨拶するよう心がけています」
渡部さん「私は夫の両親の介護のために帰ってきたので、地域の方々は『よく帰ってきたね』と労って歓迎してくれました。全く疎外感なく、スッと地域に入ることができました」
清水さん「私は柏原で出店しているので知り合いが増えました。同世代で子育てをしている世帯があるのでその繋がりもあるのが心強いです」
皆さん自分から地域に溶け込む努力を重ねてこられ、温かく迎える地域の雰囲気も大きかったようです。
●後編では、ラベンジャーズ誕生の背景にも迫りますッーーー‼︎
おいでよ!まいばら 魅力発信部
このプロジェクトの経過レポート
このプロジェクトの地域
米原市
人口 3.72万人
星子ちゃんが紹介する米原市ってこんなところ!
田園地帯でありながら、新幹線駅もあり都会からのアクセスも比較的容易です。 30分、1時間の移動で、暮らしや遊びの選択の幅が広い!!!
米原市ってどんなとこ?:びわ湖の素、米原 http://biwakonomoto.jp/introduction/
米原市の空き家情報:”恋スル空キ家プロジェクト” https://koisuru-akiya.com/akiyabank/
米原に移住し、働いている人の声:はかどる米原 https://hakadoru-maibara.com/
このプロジェクトの作成者
2022年、家族で愛知県から滋賀県米原市に移住。 住んでみてまいばらが大好きになった移住者 星子ちゃんが出会ったまいばらの魅力をお伝えします。