【山と暮らす】伝統と最先端の調和。古き良き村にデジタルをもたらす『山奥DXプランナー』募集
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「興味ある」が押されました!
2024/12/27「興味ある」が押されました!
2024/12/27かつて、日本人の多くは農村に住み、「百姓」として暮らしの大部分を自分たちの手で作ってきました。
それから移り変わって現在、日常の暮らしは豊かに便利になった一方で、何か大事なものが私たちの手の中からこぼれてしまっている。そんな感覚を抱いている方も少なからずいるのではないでしょうか。
九州の山奥に位置する宮崎県諸塚村は、そんな昔懐かしい暮らしの趣が今でも残っている村の一つです。
大切な村の暮らしや文化を後世につないでいくため、諸塚村では、様々なテーマで地域おこし協力隊の募集を行っています。 複数の活動テーマを設定しているので、「これは私が呼ばれている気がする」とピンときた方は、ぜひ気軽にご連絡ください。
この記事では、『山奥DXプランナー』として、村のDX推進やデジタルコンテンツの利用促進などを担う方を募集します。
世界農業遺産の村 × デジタル化
【背景】 宮崎市から車で2時間、山を分け入って分け入って進んだところに、諸塚村はあります。 村の95%が山。圧倒的に山です。人々はごくわずかな平地に家を建て、畑を拵えて、集落をつくって協力し合うことで暮らしてきました。人々が協力し合うことを、このあたりの方言では「かてゃーり(諸塚弁のイントネーション)」といいます。
山の中に住んでいるので、仕事も暮らしも山が基本。 木を伐って材を出し、原木シイタケを栽培し、山菜をとって、自家用の田んぼや野菜をつくり、暮らしの道具も山の素材からつくり、季節の節目には神楽などの祭りを奉納して山へ感謝を捧げます。
山の恵みを基本として、暮らしと仕事がシームレスにつながるこの村のサステナブルなあり方は、国連の専門機関であるFAOのお墨付き。諸塚村を含む近隣5町村は2015年から『世界農業遺産』に認定されています。
一方、この村が「古き良き村」のままでいいのかというと、決してそんなことはありません。 めまぐるしく変化する令和の現代、社会の状況に対応できないと、人口1,300人のこの村は遠くない将来に無くなってしまう可能性があります。
変化を受け止め、今の世の中だからこそ村が提供できる価値を発揮していきたい。 そのための方法の1つとして、村では「デジタル化の推進」に取り組み始めています。
【本活動の目的】 仕事や暮らし、許育など、この村のあらゆる面においてデジタルを導入し、質の向上を図ることが、本活動の目的です。
【活動のゴールイメージ】 任期終了後も、村のデジタル分野を担う人材としてぜひ定着してほしいと考えています。 活動内容をもとに起業、活動期間中に得られたスキルをもとに就職、あるいは起業と就職を組み合わせることなどが考えられます。
【活動支援金】 円滑に活動していただくため、隊員1名につき年間50万円を「活動支援金」として用意しています。この金額内で、道具の購入、出張、資格取得などを行っていただくことができます。ただし公的な財源であるため、もちろん役場と協議のうえでの活用になります。
【起業支援金】 任期終了後に向けた開業のサポートとして、地域おこし協力隊の起業支援金(上限100万円)があります。複業的な開業であっても使用可能です。
実施体制
【所属】 諸塚村役場企画創生課になります。人や場所の紹介、予算に関することなど、あなたの活動を全面的にバックアップします。
【自治体担当者】 担当:星川達哉 ひとこと: 私自身も村外から移住して諸塚村に住んでいるため、多少は皆さんの心情も理解したうえでサポートができると思います。一緒に地方創生に取り組んでくれる村の新たなチャレンジャーをお待ちしています!是非まずは、お試し協力隊で村のことを知って、協力隊にご応募ください。
【現役地域おこし協力隊】 2024年12月現在、2名の隊員が活動しています。
隊員:石元大稀 活動期間: 2024年4月~ 出身地: 兵庫県西宮市
移住のきっかけ: 昔の「お百姓さん」のように自然からあらゆるものを生み出す技と暮らしのあり方に憧れて、そうした生き方を学びたいという思いで「大秘境」諸塚への移住を決めました。
活動内容: 主に村の農林業を盛り上げるというミッションの元、畑を開墾したり木工や細工に挑戦したりと幅広いことに取り組んでいます。いわば「山暮らしの何でも屋」修行の身です(笑)教われることは村の人に習って教わりつつ自分でも本など読んで試すなど、自分のやり方を見つけて励めるのが魅力です。ぜひ一緒に山暮らしを楽しみませんか!
https://www.instagram.com/moro_okoshitai/
隊員:村上龍太 活動期間: 2024年9月~ 出身地: 宮崎県西都市 移住のきっかけ: これまで経験したことを活かしながら宮崎県内で新しい事に挑戦したいと考えていた頃、宮崎県市町村図を広げて最初に目に留まった「諸塚村」に興味を持ちました。 諸塚村役場に連絡後すぐに日帰り相談ツアーを実施して頂き、村内の空気感に心を打たれてその日の内に移住を決意しました。 お陰様で諸塚の魅力を感じながら、心身健やかな日々を送らせて頂いています。
活動内容: ミッションは「スペシャルディベロッパー(森林資源を研究し、新たな特産品を開発 )」を選択し、村の伝統木工技術を継承しながら「守・破・離」の精神を胸にオリジナル特産品を創造(想像)しています。 また地域協力活動にも積極的に参加させて頂き、地域の方々と共に何かを創り上げる喜びを感じています。
Instagram https://www.instagram.com/ron.murakami/?hl=ja
facebook https://www.facebook.com/profile.php?id=61565622857312
【サポート団体】 合同会社ミミスマス ひとこと: 諸塚村のおとなり、椎葉村にある会社です。椎葉村地域おこし協力隊の出身者がメインメンバーです。近隣市町村の地域おこし協力隊との連携をしたり、みんなで仲良くごはんを食べたりといったサポートをさせていただいています。 https://mimisumasu.wraptas.site/
募集要項
主催:諸塚村役場 サポート:合同会社ミミスマス
このプロジェクトの地域
諸塚村
人口 0.15万人
合同会社ミミスマスが紹介する諸塚村ってこんなところ!
諸塚村は宮崎県の奥地に位置し、面積の90%以上が山林です。農業に適した平地が少ないため、村人は昔からこの山林を活かして生活してきました。現在でも、村の主な仕事といえば林業と原木シイタケです。
針葉樹と広葉樹を混植することで形成されたパッチワークのような独特の景観は、「モザイク林」として村の象徴になっています。環境に配慮したこの山づくりが評価され、村内の山林の多くがFSC森林認証を取得しています。
諸塚村といえば「山」「シイタケ」「モザイク林」、そんなイメージの村です。
▼諸塚村役場ウェブサイト https://www.vill.morotsuka.miyazaki.jp/
このプロジェクトの作成者
日本三大秘境の1つ宮崎県椎葉村に本社を置き、中山間地域の未来のために活動しています。 週休3日制、地域おこし協力隊OBOGが多数在籍しています。