
矢祭産を東京へ “矢祭もったいない市場” を支える協力隊募集
最新情報
プロジェクトの募集が終了しました。
2025/07/23「興味ある」が押されました!
2025/07/19福島県の最南端に位置する町。人口は5100人あまりの小さな田舎町です。
以前は「東北の玄関口」と呼んでいましたが、もっと気軽に出入りができる場所でありたいという想いから「東北の勝手口」とも呼ぶようになりました。首都圏からは遠いイメージのある「東北地方」ですが、最南端の矢祭町なら、東京から車で2時間半、電車でも2時間半でアクセスできます。
矢祭町は、山や川の恵みを受けた農林業が基盤のまちで、こんにゃくや木炭の生産が盛んだった時代を経て、今では鮎やゆず、鉢花、いちごなどの多彩な特産品が育まれています。
平成の大合併の際には「合併しない宣言」を出し、全国の自治体から注目を集めるほどの行政改革を行なっています。全国から寄贈された本で開館した「もったいない図書館」や、町内に点在する本の交換スタンドなど、“読書のまち”としても独自の文化を育ててきました。
また、令和4年にはJR東館駅の旧駅舎を改装したコミュニティスペース「ヒガシダテ待会室」がオープン。地域おこし協力隊と住民が協力し、マルシェやイベントが開催されるなど、町の新たな交流の場としても機能しています。
そんな矢祭町が誇る活動のひとつが、「矢祭もったいない市場」です。
「矢祭もったいない市場」とは?
「矢祭もったいない市場」は、2009年に形が不揃いだったり、小さな傷があるだけで市場に出荷できない野菜や果物を、「味は変わらないのに捨てるのはもったいない」と、東京で販売することからスタートしました。
現在は、町内で採れた新鮮な野菜や加工品をワゴン車に積み込み、神社の境内や信用金庫の駐車場、銭湯の前など、東京各地で月8回のペースで出張販売を実施しています。
活動を続ける中で、「もったいない」の意味合いも、少しずつ進化してきました。
「この美味しい野菜を、地元だけで食べているなんて、もったいない」 「こんな素敵な取り組みを、もっと多くの人に届けなきゃ、もったいない」
そんな声が、矢祭町の中にも、販売先の東京でも、少しずつ広がってきたのです。
東京の販売会場には毎回多くのリピーターが訪れ、「また来たよ」と販売スタッフに声をかけ、時にはボランティアとして手伝いながら、野菜を選びつつ雑談を楽しんでいきます。
この「もったいない市場」は、単なる物販の場ではありません。 矢祭の空気感ごと、東京へ届けている場所です。
農家の想い、消費者の声、そしてそれをつなぐ販売スタッフや地域の人々。 この市場は、そうした関係性の交差点として、矢祭町と都市のあいだにあたたかな循環を生み出してきました。
そして、この取り組みの中心にいるのが、長年リーダーとして活動を牽引してきた熊田孝子さんです。熊田さんのあたたかな人柄と、丁寧に築かれてきた信頼関係が、この市場の魅力の源となっています。
いま、「もったいない市場」は、矢祭町と東京をつなぐ、矢祭町の“顔”として、より多くの人に届けたい価値を持った場へと、着実に成長しています。


なぜ今、協力隊を募集するのか?
これまで「矢祭もったいない市場」は、熊田さんをはじめとする地域の皆さんの熱意と行動力に支えられ、十数年にわたって続いてきました。 しかし現在、中心メンバーの高齢化や運営負担の増加もあり、次世代へとつなぐために、体制をより持続可能で柔軟なものへとアップデートしていく必要性を感じています。
その一方で、矢祭町で活動する若い世代の中には、「自分も野菜をつくりたい」「矢祭の魅力をもっと外に伝えたい」と考える方も少しずつ増えてきています。
「矢祭もったいない市場」は、そうした新たな挑戦の入り口になれる場です。 たとえば、小さな収穫や試しに作った加工品など、「ちょっとやってみたい」から始められるのが、この市場のいいところ。 出店の頻度やスタイルもそれぞれのペースに合わせて調整できるため、無理なく関わることができます。
だからこそ今、私たちは、この市場の魅力や可能性を、もっと広げてくれる仲間を探しています。
担っていただきたいことの一例はこちらです。
1)もったいない市場の現場運営サポート 2)若手農家を中心とした新しい出店者の開拓支援 3)情報発信・ブランド力の強化 4)都市と地域をつなぐ仕掛けづくり
着任後は専門家が研修などを通じて伴走支援を行う体制も整えています。多くの地域で直面している地域おこし協力隊の活動サポートにおける問題を町として改善していくために体制づくりにも力を入れています。
○今回のプロジェクトを通じて会いたい人はこんな人。 ・農業や食に関心のある人 ・地域の方とじっくり関係を築いていける人 ・小さな挑戦や失敗も楽しみながら、未来を描ける人 ・インタビューをもとに情報発信することに興味のある人 ・“売る”ではなく“届ける”ことにやりがいを感じる人
ここまで読んでいただき、ありがとうございます。
このような活動は、ほとんどの方にとって、初めての挑戦になると思います。だからこそ、地域の方々と一緒に悩みながら、つくり上げていく面白さがあります。
着任される協力隊の皆さんの挑戦が、地域の皆さんの新たな挑戦につながることを目指していきたいです。
ご応募お待ちしています。


募集要項
※募集者 / 主催者に連絡を取りたい場合、まずは「応募したい」ボタンを押してメッセージを送ってください。
矢祭町の地域の方とともに、矢祭もったいない市場の魅力や可能性を広げていただきたいです。 担っていただきたいことの一例はこちらです。
1)もったいない市場の現場運営サポート 2)若手農家を中心とした新しい出店者の開拓支援 3)情報発信・ブランド力の強化 4)都市と地域をつなぐ仕掛けづくり
なし
185,710円~
雇用形態 : 会計年度任用職員
住所
連絡先
福利厚生 : 社会保険、雇用保険、厚生年金加入 家賃その他活動費の一部町負担(光熱水費、引越費用は自己負担) 賞与、年次休暇、特別休暇あり 応 募 : 応募申込書、履歴書、住民票、志望動機を矢祭町役場事業課地域振興グループにご提出ください。 応募期間 : 令和7年6月2日~令和7年7月23日まで 選 考 : 一次選考 書類選考 二次面接 現地でのインターンシップ研修及び面接
矢祭町役場事業課地域振興グループ
このプロジェクトの経過レポート
このプロジェクトの地域

矢祭町
人口 0.54万人

矢祭町が紹介する矢祭町ってこんなところ!
福島県の最南端に位置する町。人口は5100人あまりの小さな田舎町です。
以前は「東北の玄関口」と呼んでいましたが、もっと気軽に出入りができる場所でありたいという想いから「東北の勝手口」とも呼ぶようになりました。首都圏からは遠いイメージのある「東北地方」ですが、最南端の矢祭町なら、東京から車で2時間半、電車でも2時間半でアクセスできます。
矢祭町は、山や川の恵みを受けた農林業が基盤のまちで、こんにゃくや木炭の生産が盛んだった時代を経て、今では鮎やゆず、鉢花、いちごなどの多彩な特産品が育まれています。
平成の大合併の際には「合併しない宣言」を出し、全国の自治体から注目を集めるほどの行政改革を行なっています。全国から寄贈された本で開館した「もったいない図書館」や、町内に点在する本の交換スタンドなど、“読書のまち”としても独自の文化を育ててきました。
また、令和4年にはJR東館駅の旧駅舎を改装したコミュニティスペース「ヒガシダテ待会室」がオープン。地域おこし協力隊と住民が協力し、マルシェやイベントが開催されるなど、町の新たな交流の場としても機能しています。
そんな矢祭町が誇る活動のひとつが、「矢祭もったいない市場」です。
















