
昆虫課の課長はカブトムシ⁉人と虫が共存する田村市で「カブトン課長」が夏の冒険スポットを紹介
公開日:2025/06/24 06:18
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2025/10/26福島県田村市には、ビートル64星雲からやってきた移住者(移住虫)が住んでいます。 その名も「カブトン」 1988年に田村市へとやってきたカブトンは、結婚し、今では一児(一虫)の父。2023年には田村市昆虫課の課長を任命されるなど、今ではこのまちにとってなくてはならない存在です。
今回はそんなカブトン課長の、普段のお仕事について教えてもらいました。 夏のおすすめスポットについても教えてもらったので「今年の夏休みは移住候補地を探しにいこう!」と考えている人は、ぜひ参考にしてみてください。
全国初!昆虫に特化したバーチャル組織「昆虫課」
カブトン課長が所属する「田村市昆虫課」は、全国でもめずらしい昆虫に特化したバーチャル組織。昆虫に関する情報発信を始め、問い合わせ対応、市内にある虫の楽園「ムシムシランド」への誘客促進など「昆虫の聖地」田村市として人と虫が共存するまちづくりを目指し日々活動を行っています。
その中でもカブトン課長は、昆虫に関する魅力発信、交流人口拡大のため全国で開催されるイベントへ足を運びPRしています。そのため出張が多くオフィスにいることは稀だとか。もし市役所内で出会えたらとってもラッキー!
最近では、大阪で開催されている大阪・関西万博にも田村市を代表して参加。カブトムシを始めとした田村市の魅力を存分にPRしてきました。
大阪・関西万博公式キャラクターの「ミャクミャク」と一緒に写真が撮りたくて、カブトン課長自ら長蛇の列に並んだことは、ここだけの話。カブトン課長といえど、ミャクミャクと写真を撮るのは簡単ではないようですね。
●そういえば、カブトン課長って…何者?●
初めてカブトン課長の名前を聞いたという方に向けて、簡単に紹介します。カブトン課長の出身星はビートル64星雲。1988年に福島県田村市(当時は合併前の田村郡常葉町)に移住してきました。
自然豊かな田村市がすっかり気に入ったカブトン課長は、今に至るまで田村市で暮らしています。今では結婚して、子どもの「カブっち」も誕生しました。
田村市では知らない人はいないのではないかという程の有名人(有名虫)。地域のイベントはもちろん、小学校の運動会にカブトンが参加していた…なんていうことも。
すっかり地域に馴染んでいるカブトン課長です。
カブトン課長曰く、特技は「じゃんけん」。ちなみに「じゃんけんで勝つ」ことではなく「じゃんけんをする」ことだそうです(笑)もし出会った時には、ぜひ挑んでみてください。


カブトン課長がオススメ!夏の観光スポット ベスト3!
田村市の観光地についてもPRするカブトン課長に、この夏おすすめの観光スポットを聞いてみました。
【1位】自由に虫取りができるエリアが新登場!虫の楽園「ムシムシランド」
ヘラクレスオオカブトや生きた奇蟲など、珍しい昆虫を観察できる「昆虫館」、約1,000匹のカブトムシが放されている「カブトムシドーム」。これらのメイン施設に加え、2025年夏には、参加者が自由に虫取りを楽しめるエリア「インセクトフィールド」が新設予定。
自然の山をそのままフィールドにしているので、どんな虫に出会えるかは行ってからのお楽しみ。一般的によくいるヤマトカブトやノコギリクワガタはもちろん、運が良ければ貴重なミヤマクワガタにも出会えるかも。
インセクトフィールドの最新情報は、ムシムシランドのホームページでチェックしてください。
【2025年のムシムシランド営業日】 〇4月5日(土)~7月6日(日)/8月30日(土)〜11月30日(日):昆虫館のみオープン(土、日、祝日のみ) 〇7月12日(土)~8月24日(日):カブトムシドーム、昆虫館ともにオープン(水曜定休、8月13日(水)は営業)
【2位】ご当地グルメも堪能できる。夏は涼しいあぶくま洞へ
悠久の時を経て存在する洞窟「あぶくま洞」
ゆっくり、じっくり見て回りたい人は「一般コース」、登って下りてすり抜けて…冒険を楽しみたい人は「探検コース」、その人に合わせたコースで楽しむことができます。国内有数の数と種類を誇るという鍾乳石をあなたはいくつ見つけられるでしょうか?
今年の春にはあぶくま鍾乳洞に併設するレストランが新しくなりました。内装もきれいになり、メニューもリニューアル。田舎料理をぎゅっとワンプレートに詰め込んだ「ごっつぉプレート」は特におすすめです。
【3位】大自然に囲まれたキャンプ場で飲むクラフトビールは最高!グリーンパーク都路
広々としたキャンプ場で見上げる満天の星空。手には注がれたばかりのクラフトビール。そんな贅沢な時間を堪能できるのが、グリーンパーク都路。
オートキャンプ場は施設もきれいで1区画が広々と設定されているため、大自然を背景に、ゆったりと落ち着いた時間を過ごせます。また併設されているクラフトビール醸造所「ホップガーデンブルワリー」では、個性豊かな7種のレギュラービールに加え、今年は3種のビールが新登場。「循環を体感するテーマパーク」を目指すHOP JAPANの環境に配慮した取り組みにも注目です。


カブトン課長の野望
毎年何かしら新しい取り組みをするカブトン課長が率いる昆虫課。今年度は、ガチャガチャ(カプセルトイ)で昆虫を集めながら田村市を冒険するオリジナルのRobloxゲーム「タムコン」をリリース。そこには実在する観光施設「ムシムシランド」や「あぶくま洞」が登場します。 リリースから約半年で、すでに延べ3,000人を超える人が楽しんでいるそうです。
そんな「昆虫の聖地」田村市の地位確立に向けまい進するカブトン課長が目指す世界について、聞いてみました。
カブトン課長が目指す世界…それは人と虫がもっと身近な存在になっている世界。 そもそもカブトン課長が田村市に移住してきた一番の理由は、何と言ってもこの豊かな自然。阿武隈高原の深い緑は、カブトン課長を始め、虫たちの隠れ家であり、ご馳走の宝庫。田村市はカブトン課長にとって最高の住処だそうです。
虫が暮らしやすい環境、それはつまり健全な生態系が営まれている証でもあります。空気や水、食べ物など、人にとってなくてはならない自然の恵みを享受できる場所でもあるのです。
そんな田村市で、子どもたちが気軽に野山で虫と触れ合い、自然の中でその生態を学べること。ムシムシランドを中心とした田村市全域を「生きた学びのフィールド」にすること。そうした活動を通して虫も人も暮らしやすい田村市を作ること。
それがカブトン課長の野望です。
●移住検討者にひとこと●
最後にカブトン課長から移住検討者の方にメッセージ。
「こんにちは、カブトン課長だよ!田村市には面白い虫がいっぱい。じっくり観察すると、新しい発見がたくさんあるよ。虫たちは地球の大切な仲間だから、これからも彼らを大切にしながら、一緒にこの素晴らしい自然を守っていこうね!会えるのを楽しみにしているカブ―!」
貴重なカブトン課長の言葉を、そのままお伝えしました。 (カブトン課長は、普段は通訳を介してしか言葉を発しません)
●おまけ:カブトン課長からの裏情報●
この夏、ムシムシランドに来る時は、ぜひムシムシランド周辺にある昆虫探索コースを歩いてみてください。コース上には「INCECT CATCHING」と書かれたオリジナル標識が6つ設置されています。この標識を2つ以上見つけて撮影した写真を職員に見せると、なんとステッカーのプレゼントがあるそうです!
田村市民でも知らない人が多い貴重な情報。ぜひみなさん挑戦してみてください。


このプロジェクトの地域

田村市
人口 3.52万人

一般社団法人Switchが紹介する田村市ってこんなところ!
暮らしのスタイルが選べる! 福島県の山間地に位置する田村市は、人口約32,500人が暮らす、自然豊かで多彩なライフスタイルが楽しめる町です。 市域の約70%を占める広大な森林や、丘陵地帯に広がる静かな山間部や畑、さらには国道沿いの利便性の高い生活エリアまで、地域ごとに異なる魅力を持つ田村市。静かにゆったりと過ごすスローライフも、便利な町中での快適な生活も、自分のライフスタイルに合わせて選べるのが大きな魅力です。
さらに、東京から新幹線と電車で約1時間50分、車で約3時間30分というアクセスの良さも田村市の強み。 夏は涼しく、冬は雪が少ないため、都市部からの移住者にも優しい暮らしやすい環境が整っています。
このプロジェクトの作成者
興味を持っていただき、ありがとうございます! 私たちは福島県田村市で廃校活用型テレワークセンター「テラス石森」を運営しながら、地域活性化に取り組んでいるまちづくり法人です。 福島県田村市を、よりアツい場所にするべく活動しています。
















