
「子育て移住」は大変!けど、地方での子育ては いいことがいっぱい!
公開日:2025/07/25 07:24
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2025/07/29「興味ある」が押されました!
2025/07/27「子どもをのびのびとした環境で育ててあげたいから、地方移住をしたい」と考えていませんか?
けど、仕事や育児、家事に追われて、なかなか移住準備が進みませんよね・・・><
今回のコラムは、そんなあなたに役立ててほしいと思い書きました。
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こんにちは!福井県に移住して10年目。福井県地域おこしネットワークの中谷と申します。 (ショーさんと呼ばれておりますので、お気軽にお呼びください)
福井県に地域おこし協力隊として移住し、3年間の活動期間の後に、築90年の古民家をリノベーションして、地域を体感できるゲストハウスを開業しました。今は、自分の事業として宿を運営しつつ、福井県の移住サポーターとして移住相談をお受けしたり、観光連盟やコワーキングスペースに働きに行く、複業スタイルで、子ども2人を育てています。
私が実際に、地方で子育てをして感じるのが「地方での子育ての良さ」です。私自身は都会で子育てをしたことがないので、自分自身の経験としては比較できませんが、移住相談をお受けする中で、都会での子育ての窮屈さや、周りの目を気にしながら育てているしんどさなどを聞くことが多く・・・。そういったことを聞いていると、地方でのびのびしながら、子どもを育てられていることを嬉しく思います。
だからこそ、「地方で子育てをしたい」と考える方々には、ぜひ地方移住を実現して、地方での子育てを始めてほしいと思うのです・・・!
しかし、その反面、子育てをしながらの時間のなさも痛感しています。 平日は仕事をして、こども園に迎えに行ったあとは子どもと家事に追われる毎日。 子どもが生まれる前は、土日は自分が好きなことをできる時間だったのが、子どもがいるとそうもいきません。私たち子育てパパママに残された時間は、子どもが寝ている間しかないのです・・・。
地方移住を実現するには、 1:自分たちの理想とする暮らしを考える 2:それを実現できそうな地域を探す 3:地域に足を運んでみて、間違いないかを確かめる 4:家を探す 5:仕事を探す 6:こども園や学校の手続きをする といった工程があり、時間がかかるのです。
仕事、子育て、家事に追われて時間が足りていないのに、移住の準備かける時間なんてありません。だから、子育てをしながらの移住は大変なのです・・・!
その大変さもわかりますが、それでも僕は地方での子育てをオススメしたいのです。だから、限られた時間の中でも「子どもを育てる環境をよくしたい」と移住に向けて頑張る方々の応援をしたいと考え、書いたのが電子書籍「子育て移住」です。
子育て世帯は、地域に大歓迎される。
移住者と一言で言っても、年齢層や家族構成も様々でしょう。子育て世帯もいれば、単身者もいる、夫婦だけの世帯もあれば、セカンドライフとして定年退職後に地方に移住する人もいます。
移住先の地域側として「移住者が来てくれると、地域の担い手が増えるので、どんな移住者でも嬉しい」というと、正直な話、そうでもない部分もあります。もちろん、年齢層や家族構成に関わらず、移住者の人柄によるところも大きいですが、一般的に移住者として地域に喜ばれるのが「子育て世帯」です。
これは「地域を将来にわたって維持する」という観点が、地域住民の頭の片隅にあるからでしょう。子育て世帯の特徴としては、大人(親)が比較的若いので、体力があり、地域の担い手として、行事や作業に参加して力を発揮してくれます。また、子どもが将来にわたって地域に住み続けてくれる可能性もありますので、地域住民としては嬉しいでしょう。一方、行政的な視点で見ても、子育て世帯の大人は現役世代であることが大半なので、仕事をすることにより住民税という形で、行政への恩恵も大きいです。
そういったこともあり、地方では子育て世帯に向けた移住支援制度(体験イベントや補助金など)を積極的に行っています。他の世帯よりも、お得に移住ができ、地域に喜ばれるのが子育て世帯です。
地域側にも喜ばれますが、地方で子育てをするメリットは数え切れないくらいあります。
・自然が豊かなところでのびのびと育てることができる ・子どもが少ないので「少人数制」なところが多く、先生や大人の目が届きやすい ・家からすぐ近くに大きな公園があり、移動時間やお金をかけずに広々と遊べる ・自然体験(川遊び、海遊び、ハイキングなど)のフィールドが近い ・近所の方々が高齢者を含め、我が子のように見守ってくれる ・新鮮で美味しい食材が手に入りやすい これだけでは収まらないくらいの良さがあります。
その一方、都会で子育てをするメリットもあるでしょう。 ・学校の選択肢(公立や私立)が多い ・習い事、教育サービスの選択肢が多い ・大学を卒業するまで自宅から通学することも容易 ・子どもの人数が多いため、多様な人間関係の中で育つ
これらの都会での子育てのメリットは、地方での子育てのデメリットにもつながります。
ですので「〇〇さんが地方での子育てが良いと言ったから、自分たち家族にとっても良いんだ」ではなく、
◯自分や家族がどういう暮らしをしたいか ◯子どもをどういうふうに育てていきたいのか
という自分たちに当てはめて考えることが重要なのです。


良い意味で、スケジュールが決まりやすい子育て移住
子育て移住での最大の強みは「締切が決まっている」ということです。
正直なところ、移住したいとご相談いただく方々でも、実際に移住できる方は限られています。もちろん、移住だけが正解ではないので「移住しない」と決めたのなら良いと思います。ただ、多いのは移住したいと思いながらも「日々の暮らしで時間が取れないから・・・」とズルズルと先延ばしにしてしまうのです・・・。
人間なんてそんなものですので、そんな時に役に立つのが「締切効果」 自称「夏休みの宿題効果」と言っているのですが、締切が近いと他との時間調整をしてでも、優先順位を高くして取り組むことです。
私たち子育てパパママにとっての締切効果は「子どもの年齢」です。 子どもの成長は待ってくれません。気づいたら、あっという間にこども園に入り、小学校に進み、中学生になり、高校を卒業し・・・。となってしまうのではないでしょうか。
移住は、子供にとっても、変化が伴いますので、場合によっては「負担」になってしまうこともあります。特に年齢が上がるにつれて友人関係ができ、「友達と離れたくない」と涙を流して、移住を拒んでくるかもしれません。
僕個人としては、最終締切は「小学校低学年まで」で、ベストは「小学校に入るまで」だと考えています。小学校低学年を過ぎてしまうと、学校での友人関係も強固なものになり、そこから離れることへの拒否や負担は大きくなるでしょう。低学年であっても友人関係ができているので、嫌がられるかもしれません・・・。
こども園から小学校に上がるタイミングであれば、卒園のタイミングで、校区の関係で離れてしまう友人もいますし、学校で新しい人間関係が始まるので、馴染みやすいでしょう。
そう考えると、そこから逆算です。 上の子が、何歳で何年後には小学校に入るから、あと◯年しかない!となれば、具体的な行動計画が決まってくるでしょう。
例えば、現在3歳(年少)の子どもがいるのであれば、 2025年(年少)情報収集 / 理想とする暮らしのイメージを固める 2026年(年中)候補地に足を運んでみる(年間で5カ所〜10ヶ所) 2027年(年長)移住先を決めて、家・仕事探し。こども園の手続きなど 2028年 小学校入学! と必然的にスケジュールが決まってきます。
私たちにとっての強みは「子どもの成長という締切」です。 これを最大限、活かして時間が足りない中でも「移住準備を進めなきゃ」という強いモチベーション、行動力につなげてください。
そうすると、大変な中でも移住を実現することができると思います。

今週末(7月25日〜7月27日17時まで)無料公開中!
最近はインターネットを開けば、移住の情報も多く集まるようになりました。実際に移住した人の話やら、支援制度など情報はいくらでも集まってきます。そういった情報を活用すれば良いのです。時間があれば・・・!
しかし、私たち子育てパパママに時間の余裕なんてありません。ネット上に散らばる点と点な情報を結びつけているような時間はないのです。
ネット上では、必要な情報が点在しているので、自分にぴったりの情報だけを集めるのが大変なこと。そして、行政発信の情報は「幅広く」が基本なので、子育て世代がほしい情報は集まっていないことが課題だと感じました。
そこで・・・実際に地方で子育てをして、移住サポートもしている自分なら、子育てに特化した情報が書けるのではないかと思い執筆したのが「子育て移住〜育児で時間がない、パパママのための移住トリセツ〜」です。
Amazon Kindle「子育て移住〜育児で時間がない、パパママのための移住トリセツ〜」 → https://amzn.to/40zjlxa
そして・・・お願いです・・・! 読んでくれる人は、きっと子育て真っ最中で時間が足りていない。そんな中、お願いするのは恐縮ですが・・・。
最後まで読み切らなくても良いので、読んでくださった方は、レビュー(口コミ)を書いてもらえると嬉しいです。
そうすると、今まで「時間が足りない」と思って、移住を諦めていた人が少しでも、移住実現に近づき、自分の人生や子育てに満足してくれる人が増えると思います。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 今後もコラムで「地域と関わること」をテーマに発信していきます。 【興味ある】を押してくださった方には、更新する度にお知らせしますので、見逃したくない方は、【興味ある】を押してください!
インスタグラム 個人:https://www.instagram.com/sho881112/ 運営するゲストハウス:https://www.instagram.com/tamamuraya/ 運営する一棟貸切宿:https://www.instagram.com/biwakotokurasu/ 紹介された記事:https://www.fuku-e.com/fukutabi/detail_645.html
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このプロジェクトの地域

南越前町
人口 0.92万人

福井県地域おこしネットワークが紹介する南越前町ってこんなところ!
【今回は自己紹介を・・・!】 京都出身の30代。大学を休学し、自転車で日本一周をしたことから「地域」という場所に興味を持つ。社会人のスタートは大都会・東京。その後、世界遺産合掌集落のある岐阜県白川村での暮らしを経て、2016年4月に地域おこし協力隊として福井県南越前町に移住。任期終了後は「地域まるっと体感宿 玉村屋」を開業。現在は、「農家シェアハウスはなさか荘」や今庄宿ローカルベンチャー事業など、地域に必要だと感じたものを独自の目線で実験中。 10個くらいの収入源を積み重ねて、妻子を養う「複業家」として自分自身の暮らしを実験台に、変化の時代を心穏やかに生きる方法を実証実験中。
【僕が住んでいる地域】 福井県南越前町。ここは便利だけど「なんか懐かしい」と思う景色に出会える町です。車で30分走れば(注:田舎の人の車で30分は生活圏内)、広がる日本海、そびえ立つ山。そして農村風景が広がる場所です。
このプロジェクトの作成者
福井県内の地域おこし協力隊OB・現役が集まったネットワーク。”協力隊”と言っても、活動範囲は幅広く、それぞれが持っているスキルやアイデアを活かして活動し、連携すると掛け算の効果があるときに連携しています。
私たちはプロジェクトとして、福井県地域おこしネットワークのメンバーが関わるイベント・プロジェクトを紹介していきます^^

















