【田舎で叶える独立の夢】地域おこし協力隊インタビュー Vol.2浜口ゆきのさん(内川地区)

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2025/12/01

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2025/11/13

歴史と伝統、そして文化が息づく北陸最大の都市、石川県金沢市。 そんな金沢市で、現在7人の地域おこし協力隊が、それぞれ想いを胸に活動しています。 彼らの活動内容や喜び、苦労などを、隊員本人たちにざっくばらんに聞いていく連続企画「私が地域おこし協力隊になった理由」。

第2回となる今回は、2024年4月から金沢市の山間部にある「内川地区」で、地域資源を活用した地域づくりに挑む浜口ゆきのさんへのインタビューです。

協力隊で叶える独立の夢 -新たな挑戦への一歩-

-地域おこし協力隊に興味を持ったきっかけについて教えてください。

私は千葉県出身なのですが、子供の頃から漠然と地方への憧れがあって、大学ではその憧れを叶えるように金沢の美術大学に進学しました。金沢での生活を通して地域創生に関わるアートプロジェクトなどに触れ、地域づくりや移住者としての新しい挑戦に興味を持つようになりました。その後、一度は東京で就職しましたが、再び地方での生活を志すようになったときに、金沢市で以前から興味のあった地域おこし協力隊の募集があることを知り、応募しました。

-地方に移住する上で、就職などの選択肢もあったかと思いますが、協力隊を選んだ理由はなんでしょうか?

元々いずれ独立したいという思いがあったのですが、東京で会社勤務をするうちに、個人でアートマーケットやモノ作りの制作・販売などの仕事に挑戦したいという気持ちが更に強くなりました。ただ、ゼロからのスタートに不安を感じていたため、様々なサポートを受けられる地域おこし協力隊という制度を活用することで、自分のやりたいことに近づけるのではないかと考えました。

-いろいろな自治体がある中で、なぜ金沢を選ばれたんでしょうか?

いろんな場所を検討しましたが、大学時代の知り合いがいることや、海鮮が美味しい、街並みが綺麗、中心部が文化的で歩きやすいなど、街としての魅力を感じていたことも大きな理由です。また、大学時代は車を持たずに生活していたので、車を使った金沢での生活を体験してみたいという気持ちもありました。以前の金沢での生活とは違う、新しい生活を始めることができそうなイメージが湧き、再び金沢に戻ろうと決心しました。

-今活動されている内川地区の魅力を教えてください。

金沢市の中心部とは少し違う独特な雰囲気が魅力です。地域の方はみんな自分の町をとても大切に思っていて、町の将来について語り合い、より良い町にしていこうという気持ちで生活しています。まるで学校のクラスメイトのような、温かい一体感があり、住民同士で積極的に活動している様子も見られます。他の金沢市の町にはない、強い結束力を感じられる地域だと感じています。

-今の活動内容を教えてください。

与えられているミッションとしては、内川地区のたけのこ料理の継承があります。内川地区はたけのこの産地として有名なのですが、コロナ禍と高齢化の影響で、多いときで地域に10軒以上あったたけのこ料理屋さんが全て閉店してしまいました。そこで、地域おこし協力隊として、たけのこ料理を継承し、多くの人に内川のたけのこを楽しんでもらう活動を行っています。 その他にも、地域での農業や竹などの地域資源を生かした創作活動、地域の子どもたちを対象にしたアート教室「内川アート倶楽部」を月に1回程度開催したりしています。

-活動でやりがいを感じることはありますか?

私が地域にある竹でアクセサリーを作ったときに、地域の人が「竹ってこんな魅力があったんだ」と地域の魅力を再発見してくれるのがうれしかったですね。あとは、先ほどの「内川アート倶楽部」についても、特に保護者の方から感謝の言葉をいただきます。元々内川地区はスポーツがすごく盛んな地域なのですが、文化系の活動をする場があまりなかったようで、子どもの教育の幅を広げてくれたと言っていただき、とてもやりがいを感じます。

内川アート倶楽部の参加者と
内川アート倶楽部の参加者と

地方で感じる、豊かな生活

-今後の目標や、協力隊としてやっていきたいことはありますか?

協力隊になることを決めた時、東京での生活よりも地方の方が豊かな人生を送れるのではないかと考えました。仕事だけでなく、生活そのものを大切にしたいと思っています。毎日夕焼けを見たり、美味しい季節のものを食べたり、生きている喜びを感じながら、地域の魅力を伝えるようなモノ作りを通して社会に貢献し、幸せに生きていきたいというのが私の目標です。

-最後に、地域おこし協力隊を検討している人たちへ、メッセージをお願いします。

協力隊は自由度の高い制度なので、自分のやりたいことのイメージを持ってから参加する方がいいと思います。とはいっても、地域おこし協力隊に興味があるなら、まずはやってみることをお勧めします。地方への憧れや環境を変えたいという気持ちにはとても共感できるので、まずは一歩踏み出して、ダメだったらその時考えればいいんです。楽しい経験になると思いますよ。

このプロジェクトの地域

石川県

金沢市

人口 46.53万人

金沢市地域力再生課が紹介する金沢市ってこんなところ!

金沢市は石川県の中心部にある人口約46万人の「歴史と文化のまち」です。 金沢城や兼六園などの歴史的な名所から、現代アートのメッカである21世紀美術館まで、多彩な観光スポットが点在しています。 加賀百万石の城下町として栄えた時代から今日まで、400年以上にわたって戦争や大災害を免れたため古くからの建物が多く残り、江戸から令和までの建物が1つのまちに立ち並んでいる風景は金沢の大きな特徴です。 また、金箔工芸や加賀友禅などに代表される多様な伝統工芸・文化は行政だけでなく、企業・地域コミュニティなど様々な組織・人々によって歴史を超えて守り伝えられており、そのような人々こそが金沢の最大の魅力だと思います。

このプロジェクトの作成者

プロフィール画像

【中の人】 金沢生まれ、金沢育ちの30代男性。 首都圏の大学を卒業後、地元に戻り市役所に入庁しはや十余年。 妻とともに3人の子育てに奮闘中。 趣味はハンドボールと居酒屋巡り。

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