募集終了

地域資源を生かし高校生の「まなび」をデザインする高校魅力化スタッフ募集

お仕事
公開:2025/08/01 ~ 終了:2025/11/30

最新情報

プロジェクトの募集が終了しました。

2025/10/11

「興味ある」が押されました!

2025/09/17

こんにちは。阿賀黎明高校魅力化プロジェクト・魅力化ジェネレーターの西田卓司です。2019年度から阿賀町に移住し、公営塾「黎明学舎」、高校生のための温泉付きの寮「緑泉寮」、寮の隣にある「しごと・まなび場withブックカフェ風舟」の立ち上げを経て、現在はプロジェクト全体のコーディネートおよびスタッフ採用を担当しています。

新潟県阿賀町は、暮らすだけで季節のめぐりを感じられる自然豊かな町。最大1.5mほど降り積もる雪景色、雪解けとともに訪れる春の芽吹き、四季とともに表情を変える山々、町をうるおす阿賀野川、常浪川(とこなみがわ)の流れ……そんな豊かな自然のサイクルの一部となる暮らしには、たくさんの発見と感動があります。

2016年9月「黎明学舎」がスタートしてから始まったこのプロジェクトが大切にしていることは「ともにつくる」です。

めぐる四季の中で、高校生同士はもちろん、高校生と阿賀町の自然、時には中学生と、また地域の大人たちと、日々の「まなび」や「あそび」を「ともにつくる」。高校魅力化プロジェクトのスタッフは、学校の先生とはまた違う立場で、高校生や中学生に関わることができる仕事です。 今回は、高校魅力化プロジェクトスタッフの一日や仕事の魅力・難しさもお伝えし、高校生の日々の変容に立ち会ってくださる方を募集します。

※興味を持ってくださった方は、ぜひ「興味ある」ボタンを押してください。 こちらから、ご連絡いたします。

授業やプロジェクトを通して対話し、その変化をそばで見つめる

■個性豊かな魅力化プロジェクトのスタッフたち 現在阿賀町では、教育系だけで10名の地域おこし協力隊が活躍しています。5名は高校の目の前にある「黎明学舎」で、高校・中学への授業支援/探究支援/学習支援を、5名は高校生のための暮らしの場「緑泉寮」で生活・町での暮らし支援を行っています。10名の魅力化スタッフは、それぞれバックグラウンドも違い高校生への向き合い方も個性があり、それを活かすようなチームをつくりたいと思っています。例えば、緑泉寮には今年4月フランス人のトマさんが着任し、寮生とフランス菓子づくりを一緒に行ったりしています。 黎明学舎では、授業だけでなく放課後、課外でのプロジェクトの実施など、高校生と接する場所やシーンがさまざまあり、対話や雑談を通して高校生一人ひとりの変化を見つめていくことを大切にしています。

■黎明学舎スタッフの一日 午前中にサポートをしている高校や中学の授業がない日は、13時~21時が勤務時間です。13時~15時は、ミーティングや掃除、事務作業、教材準備等を行い、15時半の放課後からは、生徒への対応を行います。学習支援については、講義形式ではなく、ひとりひとりの学びたいことに応じた学習(授業の復習・宿題や受験に向けた模擬試験対策など)を支援します。

「総合的な探究の時間」や「地域学」「フードデザイン」など、阿賀黎明高校では地域を舞台にしたプロジェクト学習に力を入れており、そのプロジェクトの相談に来る高校生への企画の相談、実際のアクションなどにも伴走します。

学習・探究支援だけでなく、生徒の話を聞くことも大切にしています。同級生や先生、親には話しにくいことを黎明学舎で話す生徒もいます。そんなときは講師や支援者というよりは地域にいるひとりの大人として、接するようにしています。

出身も経験も五人五様な令和7年度の黎明学舎スタッフたち
出身も経験も五人五様な令和7年度の黎明学舎スタッフたち
黎明学舎内キッチンで「阿賀町ラーメン」を試作中!
黎明学舎内キッチンで「阿賀町ラーメン」を試作中!

まなびとあそびの境界を溶かし「やったらできた」をともにつくる

■「やればできる」を「やったらできた」に 黎明学舎スタッフは高校生たちが変化する瞬間に立ち会うことができます。私が着任した時、前任者に聞きました。受験を終えた高校3年生がこう言ったそうです。『「やればできる」じゃなくて「やったらできた」んです』と。実感のこもった、重い一言だなと思いました。受験勉強に限らず、プロジェクト活動に取り組むときも”できるかできないか”ではなく”まずは「やってみる」”そんな生徒をサポートするだけでなく「ともにつくる」場に黎明学舎がなっていったらいいなと思います。

特にプロジェクトを通じた探究活動ではすぐ目に見える変化や成果が少なく、高校の先生とも連携しながら「やったらできた」が生まれる瞬間に伴走することが大切です。そういう意味で魅力化プロジェクトスタッフの仕事は「その場で結果が出ない」という特徴があります。「高校生へのあの問いかけは良かったのか」「どこまでアドバイスをしていいのか」など毎日が実験のように手探りで、悩みながらも日々学ばせてもらっています。

■学校と地域が「ともにつくる」授業 阿賀黎明高校では、2020年に新潟県内公立高校で最初の「コミュニティ・スクール」に指定されました。同時に「学校運営協議会」をサポートする地域の任意団体として「阿賀黎明探究パートナーズ」が立ち上がり、「地域学」をはじめとする授業に地域企業の経営者や住民などが参加し、一緒にプロジェクトを進める授業を行っています。2024年度からは「阿賀津川中学校」の総合的な学習の時間における中学生・高校生合同の授業なども始まりました。先日は高校2年生が中学1年生に阿賀町ゆかりの「ユキツバキ」の花びらを使った染色体験プログラムを考案・実施する授業を行いました。

黎明学舎スタッフは、地域の様々な企業・団体・個人を掘り起こしたり人づてに紹介してもらったり、中学・高校の先生と議論・連携しながら授業を一緒につくるコーディネーターとしての役割も担っています。地域の資源とプレイヤーをデザインし、「まなび」と「あそび」のあいだに、「これからのまなび」をつくっていくような仕事です。

「これからのまなびってなんだろう?」って考え・悩みながら一緒につくっていきませんか?

「総合的な探究の時間」「地域学」などの授業に伴走します
「総合的な探究の時間」「地域学」などの授業に伴走します
地域にいる動物を知りたい!という高校生をヤギ農家さんにつないだり
地域にいる動物を知りたい!という高校生をヤギ農家さんにつないだり

募集要項

※募集者 / 主催者に連絡を取りたい場合、まずは「応募したい」ボタンを押してメッセージを送ってください。

就業場所
阿賀町公営塾「黎明学舎」
業務内容

黎明学舎における学習・探究支援、その他高校魅力化推進に関する業務全般

【具体的には】 (1) 学習・探究支援 ・文系科目(主に英語・国語)の学習支援 ・理系科目(主に数学・理科)の学習支援 ・地域をフィールドにした授業およびプロジェクト活動等の探究支援 ・塾生と地域の大人、事業所等とのコーディネート など (2) 授業支援 ・「総合的な探究の時間」等、地域と連携した授業支援 ・町内2中学校の「総合的な学習の時間」等の授業支援 ・進路指導部との連携した授業支援  など (3) 高校魅力化に関する業務 ・学校、教育委員会との会議への参加 ・学校、公営塾のPR活動 ・地域みらい留学生募集に関する業務 など

必須経験やスキル

【こんな人を求めています】 ・中高生・教員・地域の大人を尊重しながら学習・探究支援を行える方 ・中高生の地域と協働した学習・探究活動に関心のある方 ・対外および地元住民向けの広報・PR活動に意欲のある方

あれば歓迎する経験やスキル

【下記の経験および資格を持つ方を特に歓迎いたします】 ・青少年施設等におけるユースワーカー(ボランティア含む)の経験のある方 ・中高生の学習指導経験のある方(学校および学習塾等) ・教員免許、社会教育士等の資格がある方 ・広報、PR活動に関する知識・経験をお持ちの方

給与

阿賀町教育委員会学校教育課の会計年度任用職員としての雇用契約となります。 <待遇>月給212,980円、期末手当年2回、社会保険加入・厚生年金加入・雇用保険加入 ※阿賀町地域おこし協力隊制度に準ずる

雇用形態・勤務時間

<勤務時間>13:00-21:00 週35時間を基本  ※小中高連携コーディネーターは9:00~17:00 <休憩時間>1時間 <時間外労働>原則なし <休日休暇>阿賀町会計年度任用職員取扱い要領による <勤務地>阿賀町津川426-1 黎明学舎

募集者 / 主催者
一般社団法人あわいづ
募集者 / 主催者の
住所
新潟県東蒲原郡阿賀町京ノ瀬1350
募集者 / 主催者の
連絡先
awaidu.inc@gmail.com
その他

<その他>住居費および通勤用車両費は町支給 <採用予定日> 令和8年4月1日 <おためし協力隊>2泊3日で阿賀町での暮らしや仕事を体験できます。詳しくは下記募集要項をご覧ください。 https://note.com/aga_miryokuka/n/nf20f1c3b7dde ※おためし協力隊に参加したい方も、まずこのページの「興味ある」または「応募したい」ボタンを押してください

一般社団法人あわいづ

このプロジェクトの地域

新潟県

阿賀町

人口 0.88万人

阿賀町

西田卓司が紹介する阿賀町ってこんなところ!

阿賀町は「何か大きなものに包まれる、浸る」そんな感覚が似合う町だと思います。新潟市内から約1時間、お隣の福島県会津若松市からも1時間ほどで辿り着くこの町は江戸時代、大坂(大阪)と会津のお城をむすぶ会津藩の水運拠点(かわみなと)として栄えていました。一歩足を踏み入れると、川の両脇にそびえたつ悠々とした山々や四季折々の幻想的な自然にぐっと包まれます。また、平成17年に2町2村が合併してできたこの町ですが、各地域の個性や歴史文化は残しつつ、人々が互いに手を取り合って生活しています。「わたしたち」という言葉で包む範囲が広い、そんな町です。

人口約8800人。決して多くはありませんが、そこに流れる時間や人のぬくもりは、ゆっくりと自身や他者、命と向き合う時間をくれます。めぐる四季や1秒ごとに変化する自然の中に浸る感覚。小鳥のさえずりで迎える朝、野生の動物たちに見送られる通勤時間、突如始まるお茶会と家庭料理のおすそわけ。心と身体をいやす温泉、漆黒の中に光る満天の星。美しいものに触れ、あたたかい心に触れ、その時間にゆっくりと浸ることで活力が湧いてくる、そんな町です。みなさんを待っています。

このプロジェクトの作成者

プロフィール画像

阿賀町に来て最初に心に残っていることは、教育委員会に向かう道の途中の景色です。トンネルを抜けると、阿賀野川の雄大な流れと新緑の緑の向こう側に真っ白な雪山が見え、とても美しかったです。また、暮らし始めてみると、多くの町の人が道ですれ違うたびに挨拶したり、声をかけたりしてくれることがとても新鮮でした。

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