
東京から2時間で農ある暮らしを実現!「さとう農園」ご夫妻インタビュー
公開日:2025/08/28 02:51
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2025/11/12「興味ある」が押されました!
2025/08/31皆様こんにちは、福島県伊達市定住支援員の菊田瑠香です。
今回お話をお伺いさせていただいたのは、伊達市で農業を始めておよそ4年、現在お二方とも30代前半という『さとう農園』の佐藤ご夫妻です!
まさに今が旬な夏の野菜『トウモロコシ』『きゅうり』を中心に、農ある暮らしを実現されたお二人。
東京にあこがれを持ち伊達市から一度は離れた旦那様。神奈川県ご出身の奥様と出会い、伊達市にUターンして農業の道へ。そこに至るまでの経緯や思いは? 苦労話や今後の取り組みなどなど、ざっくばらんにインタビューしてみました♪
#夫婦で田舎暮らし #Uターン #農業
移住のきっかけ&伊達市での暮らしは実際どう?
★まずはプロフィールをお願いします! 〇旦那様 お名前:佐藤 拓也(さとう たくや)さん ご出身:伊達市 ➡東京都(2021年に奥様と一緒に伊達市へUターン) 〇奥様 お名前:佐藤 遥香(さとう はるか)さん ご出身:神奈川県横浜市(お勤め先で旦那様に出会い移住)
★移住のきっかけは? 拓也さん) いずれは伊達市に戻ってきたいという思いはありました。 祖父が以前兼業で少し農業をしていたのですが亡くなってしまいました…。同じ頃に、父も亡くなってしまいました…。2人が亡くなってしまったことにより農地を守ることが難しくなってしまい、どうにか農地を守っていきたい!という思いが一番でした。 結婚したタイミングで妻が『福島に戻ってもいいよ』と言ってくれたので移住を決断しました。
★移住する際に不安はありましたか? 遥香さん) 移住への不安はあまりありませんでした。 福島に行くと両親に話したときに、母が少しショックを受けていましたかね。 自分のもとから離れてしまうこと、これからのお仕事が今まで経験のない農業ということに特に心配していたように感じます。私自身が心配していたことはあまりなかったです!
拓也さん) 僕は東京にあこがれて一度伊達市から出ているのですが、東京から離れたくない気持ちはもしかすると妻より僕の方があったかもしれないですね(笑)
★伊達市に来てみて驚いたことは? 遥香さん) 私の父の実家が静岡にあり、以前遊びに行っていたので田舎暮らしのイメージは何となくありました。 でも伊達市に来てみたら、思っていたより田舎ではなかったのが印象に残っています。歩いて行ける距離にコンビニが2件あったり、最寄り駅にも歩いて行けたり意外と便利だなと思いました。 田舎は、自宅から最寄り駅まで歩いて1時間かかるみたいなイメージだったんですけどね!
★伊達市の好きな風景は? 遥香さん) 家から見える景色がとっても好きです。 田んぼが一面に広がっていて、奥には霊山(りょうぜん)の山なみが見えて。 田んぼは今は新緑ですが、収穫が近づく頃には黄金に輝きます。四季の移ろいを見ていくのが好きです。


農ある暮らしの苦労・やりがい・今後取り組んでみたいことは?
★苦労していることはありますか? 拓也さん) 暑い!!僕は暑さに耐性がある方だと思っていましたが、あまりの暑さに日中作業がどうしても難しい時があります。作業が遅れてしまうだけではなく、植物にどれだけお水をあげても水分が足りず・・・ ここはなかなか苦労します。
★何を栽培されていますか? 拓也さん) トウモロコシやきゅうり、キャベツなどを育てて販売しています!
★気を付けていることはありますか? 遥香さん) 商品の梱包時の点検ですね。例えばトウモロコシ。 トウモロコシにはどうしても芋虫がついてしまいます。苦手な方は本当につらいと思います。
私たちはまだ消費者だった頃の気持ちが強いので、その気持ちを忘れず『虫がついてしまうから仕方がない』ではなく、虫のついたまま販売しないように心がけています。
ひげを短くカットしたり、1本1本丁寧に確認したりして袋に詰めています。 畑なら虫もしょうがないって思えても、台所で見るとテンション違いますよね(笑) 今後も手を抜かずこだわり続けていきたいと思っています。
★やりがいを感じるときは? 拓也さん) 地元野菜を使って料理をされている、保原町にあるTRATTORIA La Wasabiさんに、私たちの野菜もお使いいただいています。農家の気持ちを汲んで使っていただけるところがとても素敵で嬉しいです。
遥香さん) あとは直売所に出しているとお客様の声がきけるところですかね。 こだわっているところがどこかで伝わっているのかな?虫が多くて難しいなと感じるときも頑張る糧になります!
★今後、取り組んでみたいことは? 拓也さん) 実は農業を始めるとき、初めは果樹に興味がありました。保原は桃のイメージが特に強かったですね。ご縁があり次第にぶどうにもあこがれ始めまして、なんとぶどう棚をたてることができました!
今は野菜を育てていますが、だんだん果樹にシフトしていきたい気持ちが強いです。 巨峰やシャインマスカットから始めていき、僕たちが実際に食べておいしかった、変わり種の品種も育てていきたいと思っています!
★今、移住を迷っている方へアドバイスをするとしたら? 拓也さん) 伊達市は良い意味で中途半端です!都会でもなく田舎でもないところが程よいです。 隣の人に干渉されることもありませんでした。
お試しで気軽に来てみて気に入ったら住んでみるというもの良いと思います!住んでみたらコンビニやスーパーがたくさんあって都会に近い生活もできるし、少し場所やエリアを変えると、畑や田んぼ、おじいちゃんおばあちゃんが座って話している風景も見られます。
伊達市内の町(旧5町)によって町の雰囲気や暮らしぶりが変わりますのでいろいろな町をぜひ試してみてください!新しい方でも入りやすく、チャレンジしやすい町ではないでしょうか?
遥香さん) 県民性がありますよね。東北の方々は特に押しが弱い方が多いなと思います。 それが移住者さんにとっては、ぐいぐいと押し付けられなくて受け入れてもらえるから来やすいのではないかなと思います。伊達市の方々とっても優しいですよ。


インタビューを終えて
インタビューは以上です。ありがとうございました! もともとは果樹に興味を持っていたとのことですが、お野菜を始めたとのことで驚きました。
さとう農園さんのトウモロコシ、とっても大人気なんですよ。 そんなお二人の農家さんならではのおいしいトウモロコシの食べ方も教えていただきました!
先日、市内の『こらんしょ市場(農産物直売所)』に行きましたら、まさかの定休日でした…。まだトウモロコシをゲットできず…。 早く食べたくて仕方がありません!
それではまた次回、お楽しみに!


このプロジェクトの地域

伊達市
人口 5.82万人
福島県伊達市移住定住コンシェルジュが紹介する伊達市ってこんなところ!
東京から電車で2時間。 ふらっと来られるほどよい田舎です。
福島県の中通り、県北地区に位置し宮城県と隣接しており、 東京から新幹線と在来線を乗り継いで約2時間で来ることができます。
・便利な街場と、山々に囲まれた自然豊かな里山の両方を味わえる。 ・特産の桃、あんぽ柿をはじめ、ぶどう、りんご、いちごなどの果樹栽培がとても盛んで年中果物には困らない。 ・雪は多くはないが、年に数回は20~30cm程度の積雪があり 冬タイヤは必須アイテム。 ・子育て支援がとても充実している。例えば、無料屋内遊び場(市内4か所)や、『伊達市版ネウボラ』による妊娠期からの切れ目ない支援、だて子育てアプリなど。 ・あいさつは、「どうもない(ありがとう、こんにちは)」「おばんです(こんばんは)」 。 ・伊達政宗のルーツがある(伊達氏発祥の地はここ!)。
このプロジェクトの作成者
福島県伊達市移住コンシェルジュです。東京から2時間の"ほどよい田舎"に来てみませんか?元・地域おこし協力隊の移住者夫婦、移住コンシェルジュがサポートいたします!

















