鶴岡市｜ウィンタースポーツを中心に通年で楽しめる「自然の遊び」をつくる地域おこし協力隊募集

日本有数の豪雪地帯に位置し、パウダースノーが魅力の湯殿山スキー場や出羽三山の奥宮とされる湯殿山神社など、湯殿山エリアは自然と文化が豊かに共存する特別な場所です。

しかし、地域には以下のような課題もあります。

◆冬季以外のスキー場の活用 ◆地域資源の点在による連携不足 ◆担い手不足

観光資源である湯殿山スキー場は、冬季限定の利用にとどまり、オフシーズンの魅力が十分に発信されていません。

また、鶴岡市の約43.4％の面積を占める朝日地域は、その広さ故に地域資源が点在しており、地域全体での連携が不足している状態です。

湯殿山エリアの魅力といえる「自然体験」のインストラクターやプレイリーダーが不足し、次世代の担い手育成が急務となっています。

湯殿山スキー場はゲレンデ全体にR形状の壁を造設した新感覚のスキー場で、まさにスキーヤー、スノーボーダーにとって天国のようなゲレンデであることから「R天国」と呼ばれています。

しかし、スキー場やキャンプ場など多くの自然資源があるものの、それらを活用しきれていないのが現状です。そこで、以下のような取り組みを進めることで、地域全体が一体となって持続可能なエリアとして成長することを目指しています。

◆湯殿山スキー場や周辺施設を拠点とした、通年活用モデルの構築 トレッキングやキャンプ、登山など、四季折々の自然体験プログラムを企画・実施し、湯殿山エリア全体を楽しむ拠点にする。

◆地域資源の再編集、魅力発信 湯殿山エリアの自然や文化を新しい視点で見直し、SNSやメディアを活用して、地域の自然や文化を発信する。

◆地域住民との連携・協働体制の構築 地域住民と協力しながら、観光客だけでなく地元の方々も楽しめるイベントや活動を通じて、地域の一体感を高める。

◆プレイリーダーの育成 子どもたちが自然の中で思い切り遊び、学べる環境づくりをサポートできる人材を育成する。

着任後は専門家による、事業計画の策定の研修や自治体の予算編成プロセスの研修などを通じて、地域おこし協力隊が自立して活動できる体制も整えています。

また、週に1回ミーティングを実施するため、懸念点などをすぐに相談できるのも魅力です。

地域おこし協力隊には、鶴岡市をさらに良くしていくために、以下のような役割を担っていただきたいと考えています。

◆湯殿山スキー場や周辺施設を拠点とした、通年活用モデルの構築支援 ◆ウィンタースポーツを含む四季の自然体験プログラムの企画・運営 ◆観光と地域発信のプロデュース・実行

○今回のプロジェクトを通じて会いたい人はこんな人 ・スキーやスノーボードが大好きな人 ・体験型観光や自然資源を活かしたツアーづくりに挑戦したい人 ・地域の自然・文化の魅力をSNSやメディアで発信したい人 ・地域資源を活かして「観光×体験」の形をデザインしたい人 ・地元の方々と協力しながらゼロから一緒に仕組みをつくることが好きな人

このような活動は、ほとんどの方が経験したことがないかもしれません。だからこそ、一緒に悩みながら、地域の方々と共に新たな可能性を切り開いていきましょう。

以下は今回募集する地域おこし協力隊の３年間の活動イメージになります。

■1年目：地域理解と関係構築・小さな実践 ①現地フィールド調査・体験参加 　湯殿山スキー場・周辺施設・キャンプ場・登山道などを体験・記録し、地域の魅力と課題を整理 ②地域住民や関係者との対話・ヒアリング 　旅館業者、農家、ガイド、観光協会、子育て世代などとの定期的なミーティング ③SNSや記事での情報発信を開始 　季節ごとの風景やイベント、体験プログラムの様子をSNSなどで発信 ④小さな自然体験の企画・試行 　例：雪遊び体験、春の里山トレッキング体験、地域文化と組み合わせた食体験など ⑤プレイリーダー候補の掘り起こし 　地元住民や学生に声をかけ、自然あそびや子どもとの関わりに関心がある人を発掘

■2年目：通年活用モデルの試行と仕組み化 ①季節別の体験コンテンツの設計・実施 　春：山菜採りハイク＋郷土料理 　夏：沢登り＋キャンプ＋星空観察 　秋：紅葉トレイル＋スウェーデントーチ体験 　冬：スノーシューツアー＋焚き火体験＋「R天国」滑走会 ②地域内外のプレイヤーと連携したツアー造成 　地元ガイド、都市部の旅行会社、教育機関などと連携してモニターツアーを実施 ③イベントやフェス形式での魅力発信 　湯殿山フェス（仮）：地元の食と自然を組み合わせた体験イベントを実施 ④プレイリーダー育成プログラムのスタート 　ワークショップや研修を通じて、地域で子ども向け自然体験を担える人材を育てる

■3年目：地域に根ざした仕組みの定着と次世代への継承 ①通年型自然体験プログラムのマニュアル化・運営体制づくり 　地元のNPOや企業と連携し、協力隊任期後も継続可能な運営体制を提案 ②関係人口向け滞在プログラムの構築 　「湯殿山ワーケーション＋自然ガイド研修」「大学生の地域実習＋スキー体験」など、都市と地域をつなぐ活動の展開 ③地元の若者や事業者への継承 　高校や専門学校と連携した教育プログラムや、地元の宿泊業者と協働した体験商品化 ④活動成果のドキュメント化・発信 　活動記録を冊子や映像にまとめ、後進に向けて「ローカルアクションの手引き」として残す ⑤次期協力隊候補者の受け入れ準備 　新たな担い手が地域に入りやすくなるよう、マッチングイベントの開催や紹介動画の作成など

ご応募お待ちしています！