募集終了

瀬戸内海「マンガの島」高井神島の全プロジェクト(宿・食堂・学校)マネージャーをお願いします

お仕事
公開:2025/10/01 ~ 終了:2025/10/31

最新情報

プロジェクトの募集が終了しました。

2025/10/31

「興味ある」が押されました!

2025/10/26

高井神島(たかいかみじま)は、瀬戸内海のほぼ中心に位置する離島です。人口減少が急速にすすみ、現在の島民数は11人のみです。 私たち「一般社団法人なたおれの木」は、移住者を呼び込むことにより、この島を有人島として維持しようと活動しています。この島で移住者が生活していくための仕事で活用できるよう、宿泊施設と食事施設を整備しました。注目を集め、旅行者がこの島に来ていただけるようにと、マンガの壁画を描き続け、その数は40点以上となりました。また「漫画学校」として使えるよう、廃校になった小中学校の校舎建物を改修しました。 ただ、私たち団体のメンバーのほとんどは、高齢者として年齢的な制約があるか、他の仕事との兼業で高井神島に関わっている状態にあります。そこで、この島に住んで宿泊施設と食事施設を運営し、これから本格的にスタートさせようとしている「漫画学校」事業を中心になって進めてくださる方を募集します。

宿泊施設、飲食施設、体験イベント事業の運営をお任せします

高井神島は、面積1.34平方キロメートル、周囲5.3キロメートルの小さな離島で、広島県、愛媛県、岡山県、香川県の中間の海域「ひうち灘」にあります。行政区画では、愛媛県越智郡上島町の魚島地区に所属します。「しまなみ海道」の通る広島県尾道市の因島・土生港からフェリーに乗り、50分ほどで到着します。 本土や四国から距離のある離島というハンデと、島の産業が漁業しかなかったことで、島の人口は、高齢者のみ7人にまで減少しました。2024年春には、お子さん2人のいる家族が移住し11人にまで増えましたが、依然として人手不足の状態にあります。 島の将来に危機感を覚えた島民と関係者・支援者は、空き家などにマンガの壁画を描く活動を始めました。最初の壁画は、公民館の3階分の壁一面に描いた山田貴敏氏の「Dr.コトー診療所」であり、2016年春に完成しました。これらマンガの壁画は、マンガによる島の活性化に賛同していただいたマンガ家より無償で原画を提供いただいたうえで、広島県内のペンキ画の専門家に制作を依頼しています。 翌2017年春には、空き家の1軒を改修して「民宿なたおれの木」を開業しました。ちなみに「なたおれの木」とは、なたが折れるほど硬いことから名づけられた木の名前で、島の関道神社の境内に自生しており、町の天然記念物に指定されています。私たちの団体「一般社団法人なたおれの木」は最初、この民宿の管理を目的として設立しました。島には当然ながら飲食店も商店も無かったことから、来島者の滞在中の便宜を図るため、2024年10月に飲食店「食事処まんが亭」を開業させました。 島にマンガの壁画があっても、来島者にこの島に宿泊していただき食事もしていただくことに結び付けるということは、なかなかできていませんでした。2023年3月に高井神小中学校の廃校が決定し、その敷地と建物を当団体が使用する許可が下りたことから、そこを会場として島に泊まり込んでマンガ制作を学ぶ講座「漫画学校」の開催を企画しました、2024年4月には、町内の小中学生を招いた「開校式」を行いました。 ただ、宿泊業、飲食業、体験イベントのいずれも、一朝一夕で集客に成功できるような甘い業態ではありません。とはいえ私たちがすでに、宿泊施設の建物と営業許可、飲食施設の設備・建物と営業許可、体験イベントの会場と講師になっていただける専門家であるマンガ家の先生方とのコネクションをすでに備えていることも事実です。本州や四国から遠く離れた離島で集中してマンガ制作に取り込むというコンセプトも、唯一無二のものであると自負しています。すでに運用している島のポータルサイトに、つい最近、「漫画学校」のセクションを追加しました。この高井神島へと移住して、このような事業環境を活用し、宿泊施設運営、飲食施設運営、そして「漫画学校」事業の運営をお任せできる方を募集いたします。 「漫画学校」事業については、あらかじめ日程を確定させてから参加者を募集しても、特に事業の開始時点では、集客は容易ではないと考えています。そこで、マンガの教育課程を持つ大学や専門学校などの教育機関に対して営業活動を行い、合宿やゼミの会場施設として高井神島を選んでいただいて、希望があれば日程を調整したうえでマンガ家を講師に招いて「漫画学校」を開講する予定にしています。現在、その営業活動のためのポスターとチラシを準備中です。また、マンガ家として活動する方には、無料で島に滞在していただく「マンガ家・イン・レジデンス」(「アーティスト・イン・レジデンス」のマンガ家版)実施も計画しています。

私たち「一般社団法人なたおれの木」メンバーと協力者で記念撮影
私たち「一般社団法人なたおれの木」メンバーと協力者で記念撮影
「漫画学校」開校式後に行った授業の一コマ
「漫画学校」開校式後に行った授業の一コマ

各事業を、ご自分なりに前へと進めてくださる方を歓迎します!

宿泊施設、飲食施設、および体験イベント「漫画学校」事業の計画、企画、管理、運用・運営、経営のすべてをお任せできる方に、高井神島へ来ていただきたいと希望しています。もちろん、すぐにすべてをお任せするようなことはいたしません。全面的にバックアップし、段階を踏んで、徐々に事業をお任せしていきます。ですが、指示を待たずに自ら動くことのできる人に来ていただけることを期待しています。特にこれから事業を本格的にスタートしたいと考えている「漫画学校」事業では、ほぼゼロからスタートの事業のため、企画力、営業力、マネジメント力、実行力が求められることになります。 宿泊業、飲食業、体験事業のいずれでも、職務経験については、あるに越したことはありませんが、必ずしも絶対に必要な条件ではありません。私たちの現行のやり方・進め方をまずはすべてお伝えさせていただきますので、そこから改善し、さらに事業を発展させていただければと思います。ただ飲食業で、周囲を海に囲まれた離島という環境に施設がありますので、魚をさばくことができるか、あるいは魚をさばく練習をしようという意思をお持ちの方が望ましいです。 また、高井神島ではすでにポータルサイトと「漫画学校」のウェブサイトを運用しています。これらウェブサイトはワードプレスという基本的なシステムを使用しており、サイト運用のためのマニュアルを用意しています。「新着情報」の更新など、ウェブサイトを積極的に運用し、必要な情報発信を行っていただける方を希望します。 給与面ですが、まずは額面で月額20万円を支給させていただきます。さらにインセンティブとして、関わっていただいた事業の総売上額の10%をお支払いいたします。各事業が軌道に乗るようになれば、受け取っていただく手取り額が多くなるように、事業ごとに業務委託方式へと切り替えていきたいと考えています。単身者だけでなく、パートナーと、あるいはご家族で来ていただくことも、もちろん大歓迎ではありますが、給与は、お一人分しかお支払いできませんのでご注意ください。また、事業に関する自己資金は、特に必要ありません。現状ある施設やシステムを自由にお使いください。運用に必要な経費は、原則としてこちらで負担いたします。現状以上に経費が必要になる改善案については、案件ごとに協議させてください。ただし、引っ越しの費用や新生活を始めるにあたって必要な費用は、ご自身でご負担いただきます。こちらでの住居は、現在空き家となっている家をご紹介させていただきます。 高井神島で働いていただく条件として重要なことは「島に住んでいただく」ということです。宿泊施設の管理もお願いしたいため、別の場所からの通勤は認められません。「しまなみ海道」の通る因島・土生港まで1日に4往復のフェリーがあり、土生港から尾道の市街地まで約1時間、福山や今治の市街地まで約1.5時間、広島や松山の市街地まで約2時間と、都市部までのアクセスは悪くないと思います。とはいえ、フェリーに乗らなければ都市部に出ることのできない離島での生活を受け入れていただけることが、重要な条件になると考えています。 このプロジェクトの応募を考えていただける方には、まずは高井神島へ実際に来ていただければと思います。どのような環境での生活なのか、また担当していただく事業がどのように行われているのか直接ご確認いただき、生活していけそうか、事業を運営していけそうか、ご判断いただきたいと思います。ただし、最初に来ていただく交通費等については、全額自己負担とさせていただきますのでご了承ください。

高井神島にある唯一の集落のほぼ全景。港に面した家の壁などにマンガが描かれています
高井神島にある唯一の集落のほぼ全景。港に面した家の壁などにマンガが描かれています
島の地図。集落から神社と灯台に通じる道があります
島の地図。集落から神社と灯台に通じる道があります

募集要項

※募集者 / 主催者に連絡を取りたい場合、まずは「応募したい」ボタンを押してメッセージを送ってください。

就業場所
居住、及び就業いただく場所は、高井神島です。住所では、郵便番号794-2541、愛媛県越智郡上島町魚島二番耕地となります。
業務内容

1 宿泊施設「民宿なたおれの木」の運営・管理 2 食事施設「食事処まんが亭」の運営・管理 3 体験イベント「漫画学校」の企画・運営 4 「高井神島」ポータルサイト、及び「漫画学校」ホームページの運用・管理 高井神島は離島であることから、島単位での自治会活動により様々な物事が維持・管理されています。自治会活動への積極的な参画を期待いたします。

必須経験やスキル

就業時に、特に必須とする経験やスキルはありませんが、就業後には、調理、特に魚をさばく技術と、ウェブページを運用する技術を習得していただきます。 終業後には、当団体で船舶を保有していることから、その操縦のために、二級船舶免許の取得を支援いたします。 また高井神島の自治体では、神社への参道を維持整備するために小型ショベルカー(ユンボ)を保有していることから、その操縦のために、「小型車両系建設機械の運転の業務に係る特別教育」学科・実技の講習受講を支援いたします。 さらに高井神島には、イノシシが漂着して棲みついていることから、イノシシを捕獲するための狩猟免許の取得を支援いたします。

あれば歓迎する経験やスキル

高井神島では、観光分野において、SUP、釣り、マウンテンバイクなど、様々なアウトドア活動での営業が可能なフィールドであり、その可能性を開拓していただける経験やスキルをお持ちの方を歓迎いたします。 私たちは、高井神島居住者の生業を確立していくため、観光分野に限らず、養鶏、炭焼きなども可能ではないかと考えています。この島を舞台として積極的に、様々な事業にチャレンジしていただける方を歓迎いたします。

給与

基本月給200,000円 インセンティブとして売上額の10%を支給

雇用形態・勤務時間

繁忙期と閑散期による客入りの変化によって勤務時間を調整する変動制

募集者 / 主催者
一般社団法人なたおれの木
募集者 / 主催者の
住所
愛媛県越智郡上島町魚島二番耕地262-1
募集者 / 主催者の
連絡先
nataorenoki@gmail.com(担当:平田)
その他

社会保険完備 集落の空き家を住居として無料で貸出(水道光熱費別) 業務に関連する資格取得を支援

一般社団法人なたおれの木

このプロジェクトの経過レポート

このプロジェクトの地域

愛媛県

上島町

人口 0.57万人

上島町

平田浩司が紹介する上島町ってこんなところ!

私たちの住む上島町は、広島県尾道市と愛媛県今治市を結ぶ「しまなみ海道」に寄り添うように位置する、瀬戸内海の離島で構成された自治体です。2004年に、弓削町、生名村、岩城村、魚島村の4町村が合併して誕生しました。 このプロジェクトで活動の場としている高井神島は、魚島群島を構成する島のひとつで、因島の土生港や弓削島の弓削港からフェリーで40~50分かかります。「しまなみ海道」の島々と較べると、まだまだ訪れる人は少なく、観光地としての開発は、ようやく始まったばかりです。私たちは、因島や弓削島からさらに船に乗る必要のあるこの高井神島を有人島として維持するため、新たにお迎えする住民が生計を維持できるための産業を興そうと準備してきました。 少しでも興味関心を持っていただけましたら、どうぞお気軽にご連絡を、よろしくお願いいたします!

このプロジェクトの作成者

プロフィール画像

令和2年4月から令和5年3月まで、上島町の島おこし協力隊(地域おこし協力隊、移住促進ミッション)として勤務していました。任期終了後には、弓削島で「ゲストハウスみちしお」を開業して営業しています。協力隊在任中の令和3年に、空き家の活用を目的としたNPO法人かみじま町空き家よくし隊を設立し、NPOとしての活動もつづけています。 高井神島にも協力隊の任期中から関わっていますが、弓削島での宿の業務とNPOの活動を行いながらの関わりとなりますので、できることに限界を感じていて、一緒に活動していただける方を探しているところです。

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