
空き家クエストⅠ ~リノベーションで花巻に活気を!~
公開日:2025/10/17 05:13
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2025/11/18「興味ある」が押されました!
2025/10/23はじめまして! 岩手県花巻市の移住コーディネーターに着任しました斎藤未羽と申します。 生まれも育ちも岩手県花巻市で、いつまでも大好きで大切なふるさとです。
今後、花巻に関する情報や魅力をたくさんご紹介させていただきます。 皆さまお楽しみに!
今回は、とある空き家を訪れました。
プロローグ
花巻市東和町の奥地にそびえ立つ、築138年の風格漂う古民家。 広大な山々と風情のある棚田の緑とは対照的に、赤い屋根が目立つ。
古民家は少しの傾斜を進んだ先にある。 その道の途中で、野生のカモシカがむしゃむしゃと草を頬張りながら出迎えてくれた (花巻市民はよく道端で動物を見かけるので、あまり驚かない)。 静かに道を譲ってくれて、とても穏やかな動物だったので安心していただきたい。
傾斜を上り、ついに古民家と初対面。 広い母屋と3軒の納屋。 改築履歴があるとはいえ、明治生まれとは思えないほど丈夫で綺麗な建物である。 そして、古民家から眺める景観はとても美しく癒された。


郷愁を誘う古民家に魅せられて
この古民家を購入したのは、本年度4月末をもって地域おこし協力隊を卒業した赤津有美さん。福岡県出身の移住者。 古民家リノベ×地域おこし協力隊OG×移住者 という最強の掛け合わせだ。 そう、今回の"主人公"は彼女である。
赤津さんは協力隊活動時、「成島和紙の手漉き職人を目指し、花巻市の伝統工芸を盛り立てる」を活動テーマに、全国の和紙産地の視察や手すき実習などを通して商品開発や和紙原料の保存活動などを学び実施してきた。 卒業後も花巻に定住することを決め、3年間の活動フィールドであった花巻市東和町にて、郷愁に駆られるような魅力に惹かれた古民家を購入。
自身の今後の創作拠点づくりと、花巻や成島和紙の魅力を伝える活動への期待を胸に、古民家リノベーションへの挑戦をスタートした。 本格的なリノベーション作業に取り掛かる前に、1日×3回ほどかけて納屋の大掃除を行い、まずは空間を空っぽにしたそうだ。


「空き家クエスト」のスタート!!
「様々な役目(クエスト)を経て、空き家の素材を活かしながら素敵にリノベーションする」といった意味で、書き手が勝手に作った造語である。
今回は3棟ある中の1棟の納屋のリノベーション作業を、赤津さんと私を含むお手伝い6名で進めていった。 それぞれの得意分野や力量に合わせて、各々作業を進行させていく様子が、クエストをクリアしていくRPGのように感じたことからこのように表現している。
懐かしさ感じる外観は活かしてそのままに、内装のみのリノベーション。 納屋の2階・3階に眠っていた木材を活用し、壁の補修を進めた。 ◇サンドペーパーを取り付けた電動サンダーで、木材の毛羽立ちをなくす程度に表面を研磨する ◇断熱の為、規定のサイズに切断した発泡スチロールを壁へはめ込んでいく ◇発泡スチロールの上から、研磨した木材を重ねてはめ込んでいく …を手分けして繰り返す。
ここで使用した断熱材(発泡スチロール)は、ほかの地域で改築する際に不要になった物を譲り受けたのだそう。 こういった小さな支え合いが人と人とのつながりの暖かさを感じさせる。
元々木材のみで建てられていた納屋だが、みるみるうちに頑丈な壁へと生まれ変わっていった。
今回のリノベーション作業はここまで 次回はどんな作業をし、何がどのように生まれ変わるのか? 今後の進捗に乞うご期待!!


このプロジェクトの地域

花巻市
人口 8.77万人

斎藤 未羽が紹介する花巻市ってこんなところ!
【花巻市】岩手県のほぼ中央に位置し、花巻空港や新幹線の発着駅があり、交通の便も優れています。 岩手県の県庁所在地である盛岡へも電車や車でスムーズに移動できます。 おいしいお店が多い市街地から少し離れると、気持ちの良い自然を味わうことができます。
花巻・大迫・石鳥谷・東和の4地域で景観や雰囲気も異なりますので、 自分に合った地域が見つかるかもしれません。
このプロジェクトの作成者
◆ 花巻市移住コーディネーター ◆ 花巻市の魅力発信ウェブサイト「まきまき花巻」の編集者と市民ライター ◆ グラフィックデザイナー
花巻出身・在住で、ひと・自然・観光地・食...魅力で溢れた地元が大好きです! まちなかに宮沢賢治の作品にまつわる施設やモニュメントなどが多くあるのが、私の推しポイントです(o^―^o)新しい発見を求めてまち歩きをするのが好きです。
















