移住者のリアルな魅力発信！思いたったが愛荘町　自分の時間を過ごす場所「齋菓子 Ruwam」

ーここ愛荘町でお店を開店された経緯を教えてください。

akiさん：元々お菓子をつくるのが好きで、知人の紹介により、彦根の古民家で三年間ほどお店をしていました。古民家の雰囲気も良かったのですが、ハーブや果物・野菜を育てるためにも庭があればいいなと思っていたところ、家に不動産のチラシが入り、その物件がここ愛荘町でした。 ここの場所を一目見て、「ここがいい！」とすぐに思いました。広い庭もあり、周りの雰囲気も良くて、住むのにもバランスがいいな、と思ったんです。のどかだけど、スーパーも近くにあり、住みやすい環境です。お店の立地としても、愛荘町は、彦根市や近江八幡市からのお客様も多く、アクセスしやすい場所だと思います。

ー店名「齋菓子　Ruwam」の由来について教えてください。

akiさん：「齋」というのは、タイでヴィーガン、ベジタリアンを意味する漢字です。「Ruwam」は、タイのかき氷「ルワム・ッミ」から来ています。ルワム・ッミというかき氷は、トッピングを自分で選んでいくのですが、「ルワム・ッミ」＝「（トッピング）全部乗せ」という意味になります。このお店も、全てが私の好きなものだけを選んでおいている、という意味で、「Ruwam」という名前にしました。

ーお店の内装もとても素敵ですが、ご自身で改装されたんですか？

akiさん：ここの場所は、元々は物置小屋だったんです。そこを改修して今の形になりました。ヨルダンのお家をイメージした作りになっていて、手作り感を出すために、周りの人に協力してもらい、自分達で壁も塗りました。「もうやりたくない・・・」と思う程大変でした（笑）壁のイラストは、滋賀県出身で、現在国内外で活躍されている美術家のmaisさんに書いていただきました。

ーakiさんは、毎年夏と冬に海外に旅に出ている、とのことですが、いつ頃からよく海外に行かれるようになったのですか？

akiさん：10代の頃に、初めてバックパッカーで海外に行きました。見知らぬ土地、日本語も通じない場所。駅を降りて、右に行くか左に行くかでその旅が変わる。もしかしたら、人生も変わるかもしれない。そんな選択を自分で繰り返して旅をする、という「自由」が私にとても合っていたみたいなんです。それ以降、海外に行くことが多くなりました。その国の人と交流することが好きで、異国の地のお家の台所を見せてもらうのも好きでう。お母さんの手料理を教えてもらったりしたこともあります。

ー行き先はいつもどのようにして決めているのですか？

akiさん：チケットサイトを見るのが習慣のようになっていて、時間があればチケットサイトをよく見ています。直感的にピンときたところを行き先に決めています。あとは、食べたいもの、行きたい場所等が一つ決まると、その目的に向けてどんどん旅のスケジュールが決まっていきます。 行き先としては、東南アジアやオセアニア、北アフリカ、基本的には暑い国が多いです。 そこに行かなければ出会わなかったであろう人との出会い、その土地ならではの食材や、日本にはないハーブや薬草使いに魅せられています。 この冬に旅をしたスリランカでは、アーユルヴェーダの薬草店に通いづめてしまいました。

ーお店には、akiさんが旅先で出会った品物が置いてありますね。普段日本にいると見たことのない物が多く、ゆっくりと品物を見ているのも楽しいです。ここに置いている品物は、どのようにして決めているのですか？

akiさん： 自分が「いいな」「好きだな」と思うものだけを置いています。いつも旅先の荒物屋（あらものや）のようなお店で、どれを持って帰ろうかなと考えながら選んでいます。 例えば、洗顔パウダーなど、実際に自分が使っていておすすめできるものや、その土地ならではの雑貨で「可愛い！」と思ったものを選んでいます。

ーお店に来られるお客様は町内の方が多いですか？

akiさん：町内の方もいれば、彦根や近江八幡、また三重県など遠方から来てくださるお客様もいます。ご近所の方も来てくださり、家に帰る前に少しお店に寄ってくださり、お茶を一杯飲んでリフレッシュしてから帰られる方もいらっしゃいます。

ー大人になるにつれて、「自分の時間」が中々作れなくなってしまいますよね。私も家にいても「アレしないと」「コレもしないと」とついつい気が焦ってしまって、中々ゆったりと過ごすことができなくて・・・（笑）

akiさん：そうですね。ここでは、考え事をしたり本を読んだりおしゃべりをしたり。自分の時間をゆったりと過ごしてもらえると嬉しいです。

ーakiさんの今後の旅のご予定は？

akiさん：冬の旅の行き先はまだ決まっていません。お店は12月二週目が年内最終営業日となり、来年春にまた再開予定です。お店にいるのも大好きなのですが、旅に出ることも私にとっての大切な「自分の時間」です。そして、営業期間にも限りがある中で、変わらずこのお店に来てくださるお客様がいてこそ、お店を続けていられます。その点に、本当に感謝しています。

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「忙しい日々の中で、いつの間にか自分を軸にして過ごすことができなくなってしまっている」。 akiさんとのお話を通して、そんなことにふと気づきました。 「行きたい」「食べたい」と思ったことのために行動する。 自分の時間を過ごすためにRuwamへ行く。 そんな風に自分の時間を大切に過ごしていきたいと思いました。

このお店に出会えた方はきっと自分にとっての大切な居場所になるはずです。 ぜひみなさん、愛荘町安孫子にある齋菓子 Ruwamに足を運んでみてください。

・・・・・・・・・・・・ 齋菓子 Ruwam 住所：滋賀県愛知郡愛荘町安孫子７５４ （駐車場は店舗前に４台​） 営業時間：水・木　１２：００〜１７：００ 冬季休業のため、２０２５年の最終営業日は１２月１１日。 詳しい営業日などは、下記HPをご覧ください。 HP：https://ruwammit.wixsite.com/ruwam Instagram：https://www.instagram.com/ruwam_vegansweets?utm_source=ig_web_button_share_sheet&igsh=ZDNlZDc0MzIxNw==

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