【ごはんの作り手募集！】熊本・あさぎり町で宿づくりを支える“台所の主”に！

宿づくりの舞台は、熊本県あさぎり町にある「旧 乙益邸（おとますてい）」。 ここは主人の大好きだった祖父母の家で、夏休みや冬休みが来るたびに必ず遊びに帰っていた、とても愛着がある場所です。

しかし2023年に祖母が他界し、家は空き家に。解体や売却の話が出たとき、 「この場所を未来につなげたい」という想いから、私たち家族が熊本へ移住し、宿づくりを始めました。

1800坪の敷地には、築約150年の古民家と築約120年の納屋があります。 かつては祖父母や小作人さんたちが共に暮らし、にぎやかな生活が営まれていました。 再び人が集い、笑顔が行き交う場所にしたい。 そんな想いから、“宿づくりプロジェクト”がスタートしました。

少しずつ仲間が集まり、宿のかたちが見え始め 一人ではできないことも、誰かと手を合わせることで前に進む。 この家を中心にした新しい「暮らしの循環」が、少しずつ生まれてきました。

そんな中で感じたのが、「ごはんの力」です。 その食卓があるだけで、チームの空気がやわらぎ、 知らない人同士が“仲間”へと変わっていく。

だからこそ、宿を共につくる仲間たちの心と体を支える「ごはんの作り手」が必要だと感じたのです。

また今回の募集では、ごはんづくりだけでなく、 野菜を育てる畑づくりや、納屋の清掃などの作業も一緒に行います。

畑で育った野菜が、食卓に並ぶ。そんな「暮らしの循環」が体感できる宿となるための 最初の１歩に関わってくださる方をお待ちしています！

あさぎり町には「はじゃあ」と「かちゃあ」という言葉があります。

▸はじゃあ … ふれあい、連帯感 ▸かちゃあ … 労働力の相互交換、助け合い

この町では、誰かのために手を動かすことが自然に根づいています。 それは「お手伝い」というより、「一緒に生きる」ためのあたたかな文化。

今回募集する「ごはんの作り手」は、まさにこの“はじゃあ・かちゃあ”の心を体現する存在です。

宿をつくる仲間たちが一日を笑顔で始められるような朝ごはん、 夜には「今日もおつかれさま」と語り合える晩ごはん。

そんな時間を一緒に生み出してくださる方をお待ちしています。

料理が得意な方はもちろん、 「人の笑顔を見るのが好き」「台所に立つのが落ち着く」 そんな気持ちを大切にできる方なら大歓迎です。

メニューは特別でなくてかまいません。 家庭の味でOKです。 「炊きたてごはんと味噌汁」「野菜たっぷりのおかず」「子どもが笑顔になるごはん」—— そんな日常の食卓が、このプロジェクトの原動力になります。

滞在中は、宿づくりに携わる仲間たちと同じ屋根の下で生活します。 一緒にごはんを食べ、片付けながら話をして、 日々の中で自然と信頼関係や交流が生まれていく。 そんな「食卓から始まるチームづくり」を感じられる時間になるはずです。

他にも畑づくりや納屋のお掃除をお願いすることもありますので、 古民家や自然が大好きな方も大歓迎です！

食を通じて人と人をつなげたい方、 地方での暮らしやコミュニティづくりに興味のある方、 そして“ごはん”を通して未来へ温もりを届けたい方。

あさぎり町でお待ちしています♪