
本土最南端で“空き家のプロフェッショナル”になろう。 空き家相談員募集【資格取得支援あり】
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2025/12/04「興味ある」が押されました!
2025/12/02“空き家問題”は、不思議な問題です。
全国では空き家は900万戸もあるのに、地域では空き家が不足しているのです。 つまり、借りたい人・買いたい人に対して、物件の流通が足りていません。様々な理由から、利用されないまま放置されてしまっています。 そんな中で、地域が今後も持続していくためには、空き家の持ち主の方に寄り添う”空き家の相談員”が必要です。これまで役場でも空き家バンクを設置し、職員が相談にのってきましたが、ますます重要な役割だと実感しています。
ここは本土最南端の町・鹿児島県南大隅町。 鹿児島県でも最も高齢化率が高く、人口減少率が高い自治体です。 一方で、本土最南端の佐多岬があり、昔から地域活動や交流事業が盛んなため、移住者も受け入れやすい地域です。
今回はそんな南大隅町の「空き家相談員」の募集です。空き家の持ち主の相談にのり、未活用の空き家を掘り起こしながら、空き家バンク制度活用をサポートしていく仕事です。
応募に際しては、空き家や不動産に関しての知識も経験も不要です。学ぶ意欲さえあれば、資格勉強をしながらプロを目指していけます。日本中で問題になっている空き家に関して、課題の先進地で経験を積んでみませんか?
地域に寄り添いながら空き家を掘り起こし、次の人へとつなぐ仕事
空き家相談員の仕事は「地域に十分に寄り添いながら空き家を掘り起こし、次の借手・買い手へとつなぐこと」です。 空き家の活用が進まず、地域の中で眠ってしまう背景には……
🤔空き家バンクが知られていない。登録するメリットがわからない 🤔空き家バンク登録が面倒くさそう… 🤔親の残した家を、知らない人に貸すのが不安 🤔仏壇や家財道具をどう処理していいかがわからない 🤔帰省した時に必要だし、取り壊すのも費用がかかる 🤔相続手続きをどこから手をつけていいかわからない
などがあります。空き家バンクへ登録する手前で悩まれたり、相談先が分からず放置されているのが実態です。
特にこの部分を支援していくことが、課題だと考えています。そのため、『空き家相談員』にとってまず重要なことは、地域の中で「家の相談にのってもらえる専門家」であると認識し、信頼をしてもらうことです。 どの空き家も、親が残してくれた大切な家であったり、所有者ひとりひとりにとって思い入れの強い財産です。それを新たな持ち主へと引き継いでいくことは、マッチングや手続きだけではなく、気持ちの面でも適切なプロセスを踏んでいかなければいけません。 業務を進める上で必要な知識や資格はありますが、役場の先輩職員もおりますので、未経験者でも心配ありません。 3年間で必要な経験を積み、地域の事業者や役場職員との関係をしっかりと築き、「空き家のプロフェッショナル」になることができれば、3年後には空き家不動産として生計を立てていける可能性もあります。
【具体的な業務】 ◾️空き家に関する相談業務◾️ 地域内の空き家所有者からの相談に加えて、遠方に住んでいる所有者へオンラインの相談対応、帰省の増えるお盆時期には特別相談会を開催するなど、地域内外にいる所有者さんと交流し空き家バンクへ登録できる家を増やしていきます。 また、必要に応じて、登録書類の記入と物件の写真撮影、アプリを活用しての間取りの書き起こしなども支援をしていきます。
◾️空き家バンクのPR活動◾️ 広報誌で空き家活用の情報を発信したり、固定資産税の案内や回覧版などにチラシをいれて、空き家バンク制度について地域内に情報を発信します。町内イベントに参加して空き家バンクを説明することも大事なPR活動です。秋祭り、敬老運動会、社会福祉協議会が開催するイベント、行政相談会(毎月)など参加可能なイベントは沢山あります。また、南大隅町の強みは、町人会があることです。毎年開催される関東・関西でのイベントに参加して、町人会の皆さんへのPRを行うこともしていきます。
◾️移住者と物件のマッチング◾️ 移住検討者や物件購入等の相談があれば、すぐに空き家の必要な情報を伝えられるように、案件管理を行い、マッチングをスムーズにできるようにします。
◾️空き家バンク業務マニュアル作成◾️ 2年目、3年目と1年毎に業務内容を整理し、マニュアルをつくります。業務に慣れていくと、振り返りの機会も減るため、自分が理解できていること、できていないこと、改善をしていくべきについて振り返ることもできます。
◆働くおすすめポイント! 3年間、じっくり取り組むと、空き家に関する知識・技術がしっかり身につきます。南大隅町には不動産屋がないので、任期後は不動産に関する事業で暮らしていく道もみつけやすいです。 また、地域の様々な人と知り合え、人脈も広がりやすい上に、信頼もたまりやすいお仕事なので、地域に馴染む、溶け込むことが他の仕事よりもしやすいところは大きな魅力です。

3年間の仕事内容
◆1年目:空き家相談員になるための準備期間 空き家の相談対応を行うには、南大隅町の地域のこと、空き家バンク制度のこと、関連法律など、知っておくべき情報・知識があります。 先輩職員の手伝いをしながら学んでいくのが1年目です。特に最初の3ヶ月は町を知る、役場を知る、地域の人を知ることに時間を使います。
【着任〜3ヶ月】空き家バンクを担当する先輩職員と、役場の人や地域の事業者、自治会の皆さんへの挨拶まわりをしたり、自治会の会合に参加して顔見知りになります。また、空き家バンクの仕事は町役場の業務です。役場の業務のお手伝いをしながら、空き家・移住に関する町役場の仕事について学びます。仕事の基本を身につけましょう。
【残りの9ヶ月】地域に慣れてきたら、空き家バンク業務を手伝い、南大隅町の空き家バンク制度運用に必要な知識・情報を理解していきます。2年目から一人でも相談対応ができるように下記の3点を準備していきます。
①知り合う 空き家を掘り起こすためには、自治会長さんや地域のキーマンと知り合い、空き家の所有者とつながる必要があります。 空き家相談員として、地域の人達に顔を覚えてもらい、様々な地域活動に参加することで、少しずつ信頼貯金を貯めていきます。
②勉強をする 南大隅町の空き家バンク制度の他にも、移住・改修の補助金、国土交通省が作成する空き家に関するガイドライン、DIY型賃貸の手引きなど知っておくべきことはたくさんあります。また、空き家相談士等の資格を1年目に取得し、空き家の全般知識についても学びます。
③取材する 空き家バンクが活用された事例を集めていくことも検討しています。制度を活用した人たちが体験したことを広く、町民に知ってもらうことで参考にしてもらいます。現時点では、町の広報誌等で取材した内容を発信していくことを考えています。 また、既存の空き家バンクチラシのアップデートも検討中です。このチラシは今後、南大隅町の空き家バンクの登録に関するPR活動に活用していきます。
◆2年目〜3年目 2年目からは空き家相談員として、空き家の所有者の相談対応や空き家バンク登録のサポート、空き家を借りたい買いたい問い合わせの相談対応をします。また、空き家バンクの魅力をより多くの空き家所有者へ伝えるために、PR活動を行っていきます。
■2年目の目標■ ●空き家バンクを利用した転入件数;10件 ●空き家の利活用決定目標(賃貸・売買・解体):15件 ●空き家バンク物件の掘り起こし目標:20件 ●空き家相談会の開催:2回 ○相談・運用マニュアルのたたき案作成 ○資格取得:空き家管理士
■3年目の目標■ ●空き家バンクを利用した転入件数;10件 ●空き家の利活用決定目標(賃貸・売買・解体):20件 ●空き家バンク物件の掘り起こし目標:30件 ●空き家相談会の開催:4回 ○相談・運用マニュアル完成 ○資格取得:空家空地管理士 (不動産開業を目指すなら宅建士取得も応援します)
◆任期後のこと◆ 3年かけて南大隅町で空き家や不動産に関する経験を身につけることで確実にスキルアップすることができます。希望される方は、不動産屋さんの開業も十分に可能だと思います。 現在は、南大隅町に不動産屋さんがなく、近隣自治体の事業者も高齢化が進んでいますので、地域に求められている事業です。


募集要項
※募集者 / 主催者に連絡を取りたい場合、まずは「応募したい」ボタンを押してメッセージを送ってください。
◾️空き家に関する相談業務◾️ 地域内の空き家所有者からの相談に加えて、遠方に住んでいる所有者へオンラインの相談対応、帰省の増えるお盆時期には特別相談会の開催(地域内外にいる所有者さんと交流し空き家バンクへ登録できる家を増やす) ※必要に応じて、登録書類の記入と物件の写真撮影、アプリを活用しての間取りの書き起こしなど
◾️空き家バンクのPR活動◾️ ・広報誌で空き家活用の情報を発信 ・固定資産税の案内や回覧版などにチラシをいれて、空き家バンク制度について地域内に情報を発信 ・町内イベントに参加して空き家バンクを説明してのPR活動 ・町人会でのPR活動
◾️移住者と物件のマッチング◾️ ・移住検討者や物件購入等の相談があれば、すぐに空き家の必要な情報を伝えられるように案件管理
◾️空き家バンク業務マニュアル作成◾️ ・2年目、3年目と1年毎に業務内容を整理し、マニュアルを作成
【応募条件(必須)】 ・空き家問題への関心・解決への意欲 ・普通免許があることまたは採用日までに普通免許を取得していること ・地域おこし協力隊の地域要件に該当すること(詳細はお問い合わせください) ・年齢、性別は問いません
【求められるスキル・経験】 ・簡単な接客対応(地域の現場に自分で出向けること) ・パソコン(Word、Excel、PowerPoint) ・空き家・不動産関係の勉強が自主的にできること
【歓迎するスキル・経験】※以下のうち一つでも当てはまれば、優先採用を検討します。 ・宅建士等の資格、又は不動産業界での勤務経験 ・簡単なチラシ等のデザインができるスキル ・契約書・不動産関連法等の文書を読み解く・作成する能力
月額 217,060円(年収 約360万)/期末・勤勉手当 2回(4.6 ヶ月)
【待遇・福利厚生】 ◾️保険:社会保険完備 ◾️住居:町営住宅への入居が可能で、家賃は役場が負担します ◾️車両:業務時間内は、公用車を利用可能です。 ◾️備品等:活動費に必要なパソコン等の事務用備品は貸与します。 ※自家用車が必要ですので、持ち込みをおすすめします。自家用車がない方はご相談ください。購入が難しい場合は月1万円程度で利用できるリースサービスもありますので、事業者等ご紹介することが可能です。
【副業】時間外で副業可(届出が必要です)
【勤務時間】原則5日/週、原則8時30分から17時00分(土日等の勤務は、週勤務時間内で振替対応となります。)
【雇用形態・期間】会計年度任用職員(パートタイム)初年度の任用予定期間は任用の日から令和9年3月31日までです。次年度から年度ごとに再度任用することができるものとし、最長3年間とします。
【勤務開始(予定)】令和8年4月〜5月での勤務開始予定(時期についてはご相談ください)
住所
連絡先
応募期間:令和7年11月21日(金) ~令和8年1月5日(月) 1次選考結果通知を1月9日(金)までにします。 最終選考は令和8年1月31日(土)〜2月2日(月)にかけて南大隅町で行います。
SMOUT内「応募したい」ボタンを押してメッセージいただいた後、担当より提出書類等のご案内をお送りします。 選考に関しては下記の流れで選考手続きを行います。
【選考流れ】 1次選考:書類選考:結果通知 1月9日(金)までに通知致します。 ※書類提出締切:令和8年1月5日(月)
↓ 最終選考(現地説明・面接):令和8年1月31日(土)〜2月2日(月) ※最終面接は2月2日(月)に実施 ↓ 選考結果通知 2月3日(火)
■その他 最終選考では、1〜2日目は地域をめぐり業務に関わる場所を訪れていただき、最終日に面接を行います。 お問合せや事前見学をご希望される場合は、「申込・問合せ先」まで、お気軽にご連絡(メール・電話)ください。 ※選考に要する交通費及び宿泊費は本人負担となります。
南大隅町役場(企画観光課 政策調整係)
このプロジェクトの経過レポート
このプロジェクトの地域

南大隅町
人口 0.54万人

鹿児島県南大隅町企画観光課が紹介する南大隅町ってこんなところ!
◆雄大な自然、日本の原風景が残る町 南大隅町は、鹿児島県の右側・大隅半島の最南端に位置する町です。対岸に沈む夕陽は、移住を考える皆さんの背中を後押ししてきました。基幹産業は農業。野菜、果樹、畜産、水稲など多種多様な農産物を育む大地の豊かさがあります。農業の町でありながら、雄川の滝、佐多岬といった雄大な自然がおりなす観光地も、町の見所となっています。
◆町の課題と地域の魅力 九州本土最南端にある南大隅町は、その地理的条件の厳しさも相まって、まさに今、地域の持続性が失われゆく、地域の課題先進地でもあります。 しかしながら、地域の中に入り、地元の人たちと出会うと、実際はそんなことを微塵も感じさせない事に驚きます。この地にたくましく生きる人たちは、地元を想い、前向きに活動し、暮らしを楽しみ、おおらかで、パワフルで、ユーモアたっぷり。人とのつながりを大切にする、とっても魅力的な方々です。

















