
【Uターン移住】ふるさとで、1世紀以上続く歴史を受け継ぐ。
公開日:2026/03/26 07:04
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2026/03/26岩手県花巻市___1世紀以上続く老舗のコメ専門店「有限会社杉善商店(すぎぜんしょうてん)」。 東京からUターン移住をして、長い歴史を受け継いだ 5代目・杉本 憲一郎さんのお話を伺いました。
大正から、令和へ。
日本人にとって、コメの需要が途絶えることはない。 しかし、次第にコメの専門店は姿を消していく。 そのような時代の流れの中で、大正元年より大切に受け継がれてきた老舗、「杉善商店」。 ここでは、地元・岩手県産米にこだわりを持って販売をしている。
この100年以上の年月の中にどのようなストーリーがあったのか。 杉善商店 5代目代表取締役 杉本 憲一郎さんにお話を伺った。
1912年、コメ専門店がなかった花巻に、初代 善太郎さんがお店を開業。 当時はコメや肥料を販売。次第に日用品等も販売し、萬屋のようになっていた時代もあったそうだ。まちの多くの人々が集っていたことだろう。 1989年に法人化し、代々継がれる。 そして2018年、現在の5代目へ代替わり。今年1月にリニューアルオープンをし、リスタートした。 新たに改装した店舗は、モダンな雰囲気でありつつも、和風でどこか懐かしさを感じる。令和というこの時代に、当時の意匠を彷彿とさせるような外観だ。


帰郷し先代の思いを継ぐ
正直なところ、憲一郎さんは後を継ぐつもりはなかったのだという。 というのも、憲一郎さんはヘビーメタルバンドの存在に惹かれて専門学校へ進んだのち、都内での音楽関係の職へ情熱を注いでいたからだ。 しかし、父である4代目 憲保さんの体調不良をきっかけに東京から帰郷。 そのタイミングで、3きょうだいの長男である憲一郎さんは2018年に後を継いだ。
そのような幕開けであったが、自ら学び直すうちに魅力を再確認、次第にみるみるコメへ対する心境が変化していったのだそう。 「令和の米騒動」と呼ばれた、コメの品薄や価格が高騰していく様子を目の当たりにした憲一郎さん。しかし視点を変えれば、日本人にとってなくてはならない存在で、それだけ貴重なものであることに改めて気づかされたのだ。 普段の生活でも、余計なものを削ぎ落したシンプルな食事を心がけるようになると、食の良さも実感。 それから憲一郎さんは、「原点回帰」をテーマに前進し始める。 次第にコメの魅力に憑りつかれ、先代が残した思いを継承し、永く存続していきたい気持ちが強くなっていったのだという。


地元への思いとこれから
地元である花巻にUターン移住という形で帰郷した憲一郎さん。 店舗で地元のお客さんと関わるうちに、地元愛の強い方やこだわりの強い職人が多いと感じ、素敵な町であることを改めて実感。 また、コメ=日本人の要となる存在と気づくと、次第に地元の日本らしい郷土芸能へ興味が湧き、花巻でも盛んである「神楽」や、岩手県の無形民俗文化財に指定されている「鹿踊り」などに魅力を感じるようになったのだそう。 地元の飲食店での食事も、ドライブでの風景も、幼い頃には気づき得なかった地元の良さが次第にみえてきたという。
スーパーマーケットやネットショッピングなどで簡単にコメを購入できる時代の変化の中で、店舗へ足を運んでくれるお客さんをより大切にしていきたいと意気込んでいた。 今後は、自社ブランドを取り揃えたり、お客さんのニーズに合わせ、コメの小分け販売や小物(箸や椀、鍋等)の販売をするなど、更なる展開の構想を練っているそうだ。 自然豊かな岩手は、清らかできれいな水、稲の生育に最適である健康な土、すこやかに稔る気候、そして澄んだ空気に恵まれている。 そんな岩手で育った、自慢のおいしい岩手県産米を多くの人に届けたい。 そう願いながら、日々、また歴史を作っていく。


このプロジェクトの地域

花巻市
人口 8.77万人

斎藤 未羽が紹介する花巻市ってこんなところ!
【花巻市】岩手県のほぼ中央に位置し、花巻空港や新幹線の発着駅があり、交通の便も優れています。 岩手県の県庁所在地である盛岡へも電車や車でスムーズに移動できます。 おいしいお店が多い市街地から少し離れると、気持ちの良い自然を味わうことができます。
花巻・大迫・石鳥谷・東和の4地域で景観や雰囲気も異なりますので、 自分に合った地域が見つかるかもしれません。
このプロジェクトの作成者
◆ 花巻市移住コーディネーター ◆ 花巻市の魅力発信ウェブサイト「まきまき花巻」編集部/市民ライター ◆ 「まきまき花巻ラヂヲ!」パーソナリティ
花巻へ行ってみたい、住んでみたい!と感じていただけるよう魅力を発信します!














