
【参加者募集】青梅の梅時間、はじまりました。人がつながる、霊園の梅プロジェクト
開催日程:
2026/10/24 04:00 ~ 2026/12/03 06:00
最新情報
「興味ある」が押されました!
2026/06/27「興味ある」が押されました!
2026/06/27こんにちは。東京都青梅市で大多摩霊園を運営している田辺です。 かつて青梅には、春になると山肌いっぱいに梅が咲く風景がありました。 道沿いにも、民家の庭先にも、梅がありました。 けれど2009年、ウイルスの感染によって、その風景は一度、大きく失われました。 「あの梅の風景を、もう一度見たい」 そんな想いで、地域の人たちは若い梅の木を植え、少しずつ手をかけながら育ててきました。
2026年6月7日。 青梅の若い梅の木に実った梅を、この日集まった人たちと一緒に収穫しました。 梅を採って、梅ジュースを仕込む。 言葉にすると、とても小さな体験です。 でも、あの日の梅の木の下には、確かに新しい風景がありました。 同じ梅の木を囲んで、はじめましての会話が始まる。 地元のお母さんたちが、若い世代に梅しごとを教えている。 初めて梅を収穫する子どもを、お父さんが写真に収めている。 失われた梅の風景を取り戻すということは、 ただ木を植え直すことだけではないのかもしれない。 人が集まり、言葉を交わし、またこの土地に来る理由が生まれていくこと。 それもまた、青梅の梅の風景を育て直していくことなのだと感じました。
「梅って、こんなに人を呼び、人をつなげるんだな」 「梅プロジェクト」の初めての日を終えて、私の中に残った実感です。
梅しごとが近づける、人と人のあいだ
霊園にお墓を持つ方、青梅に暮らす家族、地域外からこのイベントをきっかけに初めて青梅を訪れた方、そして大学生や先生たち。 それぞれの入口は違っても、梅を採り、瓶に仕込むうちに、少しずつ会話が生まれていきました。 もしかすると、昔から地域の営みというのは、こうした手仕事のそばで、人と人の関係をつむいできたのかもしれません。
霊園利用者の女性は、霊園からのお知らせを見てすぐに申し込んでくださった方でした。 「霊園がこういうことを企画してくれるのはありがたいですね。世代の違う人と関わって、わいわいと楽しめる機会はなかなかないのでうれしいです。」 そう話してくださっただけでも十分うれしかったのですが、さらにその方は、 「何より、こうやって地元と一緒になって活動などをされている霊園に自分がお墓を持っていることがすごくうれしいんですよ。」 と話してくださいました。 私たちはこれまで、お墓という場所は、亡くなった方を想う場であるだけでなく、生きている人たちの関係をひらく場にもなれるのではないかと考えてきました。 だからこそ、この言葉を聞いた時は、正直少し胸が熱くなりました。 この場所の新しい価値を利用者の方自身が感じてくださっていたことが、本当にうれしかったんです。 子育てをきっかけに青梅市へ移住したご夫婦も、娘さんと一緒に参加してくださいました。 「自然の中で子どもを走り回らせたいと思って青梅に来たものの、実際にはなかなかそういう機会をつくれていなかったんです」と、お母さんは話します。 この日は、梅の木の下で実を探したり、自分で仕込んだ梅ジュースの瓶を大事そうに抱えたり、娘さんも終始楽しそうな様子でした。 「青梅に暮らしていても、地元の方と話したり、この土地に根づいてきた梅の文化に触れたりする機会は意外と少ないんです。娘も『帰ってから毎日、梅ジュースの瓶を振らなきゃ』と張り切っています」 そう話すお母さんのそばで、お父さんは娘さんの姿を何枚も写真に収めていました。 梅の木の下で過ごした一日が、この家族にとっての青梅で暮らしていく記憶のひとつに、きっとなってくれたと思います。
実は今回の梅プロジェクトも、突然生まれたものではありません。 大多摩霊園では2024年から、地域の方々と一緒にマルシェを続けてきました。 その中で生まれたのが、「青梅らしいお土産を作ろう」という声から始まった梅の線香です。 そのなかで、私は梅園の再生活動を知っていきました。
その梅の線香をきっかけに、この活動に深く関わってくれる仲間も生まれました。 普段は京都や静岡を拠点に活動している方ですが、梅線香のことを知り、 「何かご一緒できませんか?」 と声をかけてくださったことが始まりでした。 「全く縁のなかった青梅ですが、なんだか面白そうと思って連絡しました。実際に来てみたら、関わる方々の熱量に圧倒されて、できるだけこの活動に参加したいと思うようになりました」
いまでは遠方から何度も青梅へ足を運び、今回のイベントにも企画段階から加わって、チラシのデザインまで手がけてくれています。 気づけば、今回の梅プロジェクトを一緒につくる仲間の一人になってくれていました


小さな関わりが、青梅に人を呼んでいく
マルシェから生まれた梅の線香。 そして梅の線香から生まれた新しい関わり。 気づけば少しずつ、この土地に関わる人たちの小さな輪が、確実に広がり始めています。
実はこの日集まってくださった方の多くは、青梅市外から来た方々でした。 梅が好きな方、自然に触れられる場を探していたご家族、「ちょっと面白そう」と足を運んでくださった方。 青梅に特別な縁がなかった人たちが、この梅プロジェクトをきっかけに青梅へ来てくださったことこそに、大きな手応えを感じました。 また、地域活動に関心を持つ立教大学の学生たちも、この日参加してくれました。 青梅に来るのは初めてという学生も多く、地元のお母さんやおばあちゃん世代から梅の扱い方を教わったり、子どもたちと一緒に梅で遊んだりしながら、自然と場の中に入ってくれていました。 「この活動をきっかけに、梅の木がなくなってしまった歴史を知ることができた」と話してくれた学生もいて、私たちが積み重ねてきたことが、外から来た若い世代にも届いているのだと感じました。 大学生たちが子どもと一緒に梅で遊んでくれている場面もあり、年配の方々が「若い人がいるっていいですね」と話していたのも印象的でした。 梅の木と一緒に、こうした若い世代との関わりも、少しずつ育っていくのかもしれません。 初めて梅仕事をする人同士が、「意外と難しいですね」「これで合ってますか」と声を掛け合う。 気づけば隣の人と会話が始まり、初対面だった人たちが一緒に帰り道を歩いている。 世代も、住んでいる場所も違う人たちが、同じ梅の木の下で自然に混ざっていく。 その光景を見て、梅しごとには場の空気をやわらかくする力があるのだと感じました。
今回の梅プロジェクトは、梅園所有者の方々や「NPO法人青梅吉野梅郷梅の里未来プロ ジェクト」の方々を始めとした地元の皆さんなど、地域の協力があって実現したものです。 来てくださった方に、地元の和菓子屋さん「紅梅苑」で使えるチケットをお渡ししました。 梅を収穫して終わりではなく、青梅のまちの中でもう一つ思い出を持って帰ってもらえたらと思ったからです。 紅梅苑の店主である鈴木さんは、先ほどのNPOの発起人でもいらっしゃいます。 イベント終了後、鈴木さんからこんな話を聞きました。 「和菓子を買いに来た人、レジで梅の話をしながら、本当にいい顔をしていたんです。ひとりじゃなくて、みーんな」 そう話している鈴木さんご自身も、とても嬉しそうな顔をしていました。
今回、私が見たのは、梅の木だけではありませんでした。 「梅園の再生」をきっかけに集まった人たちが、同じ梅の木の下で出会い、話し、思ってもみなかったつながりがいくつも生まれていました。 イベントが終わり、正直「想像の10倍くらい、良い場になった」と感じています。 ここで生まれたつながりを、この場所で梅の木が育っていくように、ゆっくりと確かに育てていきたい。 そんな“梅時間”を、これからも少しずつ重ねていけたらと思っています。 今回の収穫体験は、そのはじまりを感じられる一日でした。 今後も手をかけながら、「梅プロジェクト」を続けていきます。 あなたも、青梅の梅の風景を支える一員になってみませんか?


募集要項
※募集者 / 主催者に連絡を取りたい場合、まずは「応募したい」ボタンを押してメッセージを送ってください。
青梅の梅 体験プロジェクト ― 梅を迎え・収穫し・育て・守る。未来へつなぐ、青梅の梅時間 ―
2026/10/24 04:00 〜 2026/12/03 06:00
3時間程度
※梅の発育状況によって、開催日が決定されます。 開催日程・詳細が決定次第追って、ご案内させていただきます。
お一人様 1,000円
※収穫編・剪定編どちらか一方の参加も可能です。
開 催:青梅市梅郷エリア周辺 (吉野梅郷梅の公園 近隣。JR青梅線日向和田駅近く。) 集合場所:現地集合となります。 お車でお越しの方は駐車場があります。 最寄駅からの移動については、後日ご案内します。
※応募いただいた方には申し込み方法その他、詳細をお伝えいたします。
【体験内容】 Part1|梅の実を収穫する(6月開催・終了)
若い梅の木から実を収穫し、自分だけの梅ジュースを仕込みます。 青梅の自然や地域の方々との交流を楽しみながら、「梅時間」のはじまりを体験しました。 ーーーーーーー 【今回の募集】
Part2|梅の木を育てる・剪定する(10月末〜11月初旬予定・募集中)
来年もたくさんの実をつけるために欠かせないのが、梅の木の剪定です。地域の方に教わりながら、実際に木の手入れを体験します。 収穫した実の向こう側には、木を育てる時間があります。 今年実った梅が、また来年も実るように。 今回の梅時間は、実際に青梅に来て、空気や景色、人との距離感を感じてもらうきっかけになればと考えています。 Part3も計画中です。 梅から始まる一年の循環を、一緒に支えてみませんか。
ーーーーーーー ◾️こんな方に来てほしい◾️ 梅や季節の手仕事に興味がある方 青梅という土地と継続的に関わってみたい方 「また来たい場所」を見つけたい方 自然や地域の文化を未来へつないでいきたい方
※定員に達した場合は、ご参加いただけない場合がございます。
大多摩霊園











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