2017年に地元の甲佐（こうさ）町の有志メンバー5人が集まり、人口が減っていき、商店街が廃れていく町をどうにかできないか？と問題認識を共有することから始まりました。どうすれば以前のように活性化した町になり、地元経済が維持できるのかを模索していきました。
人口を増やそうと思っても、特別に目立った産業も観光地もない町に、いきなり住みたいと思う人はいません。そこで、週末だけでも遊びに来てもらう（交流人口）→泊まってもらう（滞在人口）→そして、本当に定住してもらう、ことで人口を増やす、ことができないか、と活動の方向性を定めました。
しかし、甲佐町には宿泊する施設がありません。古い地図を広げると、もう何十年も前に旅館が数件あったようですが、今では跡形もありません。その一方、2万人以上の来場者がある甲佐蚤の市や、一流有名マラソン選手が走る10マイル公認ロードレース大会など、結構な人が来るイベントが年に数回あります。こうしたきっかけで町に訪れた人がいても、飲食店やホテルがないと滞在することなく、イベントが終わったら帰ってしまいます。
兵庫県篠山市を中心に活動しているNOTEの取り組みで、使われなくなった築100年を超える古民家をホテルに再生し、そこを拠点に地域外から観光客が訪れ、地域が盛り上がり、定住する人が出てきた、という先行事例を参考に、農林水産省の農泊推進事業で古民家再生ホテルの運営を始めました。合わせて、町が所有するキャンプ場の再開発、古民家交流スペースのレストランと宿への転用も受託し、2020年に矢継ぎ早に新規事業を始めました。
活動目標は人口増なので、これらの事業をやっていくのは一つの手段です。他にも子供たち向けのスポーツやカルチャークラブ、休耕地を活かした自然農法、地元産の商品をEC販売することなど、幅広く事業を展開していく予定です。こうしたフィールドで活躍したい、何かやってみたい方の移住をお待ちしております。

甲佐町のフィールドを活かして何かやってみたいことがある人
・デザインやインターネットの事業を立ち上げる
・シネマなどいろいろなイベントを企画運営する
・地域の学力や体力向上に関する事業を立ち上げる
・増えていく休耕地を活かして農業から販売までやっていく
・日本文化や地域の文化を外国人や観光客に伝えていく
・自然を活かしたアクティビティの運営
・ホテルや飲食店の運営をしたい
・その他なんらかの地域を活かした起業をしたい

もしくは、何か明確なやりたいことはないけど、こうしたコンセプトの活動のお手伝いをいただける方もご連絡ください。応募を希望する方は「応募する」を押してください（追って詳細をご連絡します）。

イベントや事業など、やりたい事業をご提案いただき、どんな形で支援ができるか、どのような開催がいいか、などを相談させて、移住の形や関わり方を検討していきたいです。
内容に応じて、社員となるのか、協力関係で事業を進めていくのか、など柔軟に対応させていただきます。