
「七つの島の聞き書きすと」を2名募集します!
最新情報
プロジェクトの募集が終了しました。
2022/02/28経過レポートが追加されました!「 SAGA MEDIUM LAB. で「聞き書きすと」の記事を公開しました!」
2022/02/17こんにちは! 佐賀県庁さが創生推進課で離島振興業務を担当しております、亀﨑と寺﨑です。
今回、「七つの島の聞き書きアルバム製作委員会」の『七つの島の聞き書きすと』として活動してくれる地域おこし協力隊を2名募集します。『七つの島の聞き書きすと』とは・・・島で暮らし、島の人と仲良くなり、島のみなさんから聞いた話をアルバムにまとめるお仕事です。
お二人には、島で暮らすみなさんが大事にしてきた伝統のお祭り、島ならではの料理、島の伝説となっている〇〇さんの武勇伝など、島のみなさんの記憶を記録として残し、受け継ぐためのアルバム(冊子)を作っていただきます。
佐賀県さが創生推進課(勤務地は佐賀県玄海水産振興センター(唐津市唐房))に籍を置き、七つの島の一つである小川島の住居で生活していただきます。さが創生推進課の指示のもと、七つの島のアルバムづくりを県の担当職員及びパートナー隊員と一緒に行います。
協力隊の方には、着任後、まず、県や市の離島担当職員がもつ各島とのネットワークを活用しながら、パートナー隊員と一緒に島との関係性を築いていただきます。島の生活を楽しみながら、島の皆さんから、たくさんの話を引き出してください。
具体的な内容については、JOINの募集ページをご確認ください。 https://www.iju-join.jp/cgi-bin/recruit.php/9/detail/50207
島のみなさんの記憶を記録として残し、受け継ぐためのアルバムがほしい!
玄界灘に浮かぶ佐賀県の七つの島は、本土から近く、船に乗って10~20分程度で着く島が多く、アクセスがよいところです。七つの島全てが唐津市に属します。島に住む皆さんは、全国の多くの島々同様、漁業によって生計をたて、ご近所はみな顔なじみ、季節の行事や祭りを大切にしながら、穏やかな日々を送っています。
都市部を除く地域が人口減少にあえぐ中、佐賀県の七つの島も他の過疎地域と同様、著しい少子高齢化と人口減少の影響をうけています。七つの島全てを合わせた人口は、令和3年時点で約1,300人ですが、高度経済成長期を迎える前の昭和30年代前半には、今の約5倍となる約6,500人が生活をしていたと言われています。
当時は、地引き網漁へ参加するために島への出稼ぎもあったとか。期待できる漁獲高の違いもあるとは思いますが、「稼ぐために島に来る」という今と正反対な状況に驚きでした。
島に人が溢れ、子どもも多く、活気に満ちていた当時をよく知る世代も今では現在70代以上で、そのとき働いていた世代となると、80代以上となります。
県や市の離島担当職員が、島民の方々からお話を伺う中で、島のおじいちゃん、おばあちゃんが当時の話を私たちに聞かせてくれることがあります。皆さん、昔の話となるととても饒舌で、目を輝かせて楽しそうに話してくれます。例えば、
「あそこの大きい壁画は、猟師だった○○が50年前に描いて・・・」 「こんな季節になると島の学校も休みになって、家族総出で○○をして・・・」 「昔は小学校の窓から、クジラが泳いでいるのが見えてね・・・」
などなど。島のみなさんが話してくれる、ちょっと昔の島の様子に私たちも想像をふくらませます。一方で、当時の様子を伝える資料は少なく、おじいちゃん、おばあちゃんの記憶の中だけにとどまっている情報もたくさんあります。
県や市の離島担当職員は、普段から島民の方々と接していて、島の情報をすぐに聞けるよう、各島との関係を築いています。一方で、島の人口減少とも繋がることですが、おじいちゃん、おばあちゃんの子ども世代は島を離れていることが多く、こういった島の文化や歴史を後世に伝える術がない、と危機感をもっていました。そこで今回、「七つの島の聞き書きすと」の力を借りながら、島のこれまでのことや今を受け継いでいくための、島のアルバム作りを目指すことにしました。


\\具体的なお仕事のイメージ//
<島の皆さんの話を聞いて、まとめる>
(1)島に住み、島を知り、島暮らしを楽しむ ・島の生活を体験し、実際の暮らし方を知る ・島の生業を知り、生計の立て方や繁忙期を知る ・史料を読み、現在に至るまでの島の歴史を知る
(2)おじいちゃん、おばあちゃんが話をしてくれるような関係性を築く ・笑顔で、元気に挨拶をして名前と顔を覚えてもらう ・地域の祭りや行事等の地域活動に楽しんで参加する (カラオケ大会や清掃活動、老人会や消防団等)
(3)まとめる ・文章を作成する ・紙面構成やイラスト等の大まかなイメージを検討する ・編集やイラストを検討する(外部委託も可) ・アルバムを作成する
<七つの島の聞き書きすとの一日(イメージです)> 〇島メインで過ごす一日 6:00 起床、朝食 7:00 定期船で本土へ移動 7:20 呼子港着 呼子で自家用車に乗り換え、玄海水産振興センターへ移動 8:30 玄海水産振興センターで朝礼に参加、県担当職員との意見交換 9:20 玄海水産振興センター発 9:50 宝当桟橋(高島定期船乗り場)着 10:00 定期船で高島へ移動 10:10 高島着 10:10~ 高島島民へのヒアリング 12:00 昼食 13:00~ 高島島民へのヒアリング 15:00 高島発 15:10 宝当桟橋着 15:45 玄海水産振興センター着、県担当職員へ一日の活動報告 17:15 玄海水産振興センター発 17:45 呼子港着 18:00 定期船の最終便で小川島へ移動 18:30 帰宅
※島と本土をつなぐ定期船の乗り場は、島によって異なります。また、島間をつなぐ定期船はありませんので、一度本土に渡り、船を乗り継ぐ必要があります。 ・高島…乗り場:宝当桟橋 ・神集島…乗り場:湊港 ・松島、加唐島、小川島…乗り場:呼子港 ・馬渡島…乗り場:呼子港、馬渡島 ・向島…乗り場:星賀港
■歓迎する人物像 (1)新しい環境に柔軟に対応できる方 (2)世代の違う人たちと活動できる方 (3)相手の話をゆっくり聞きつつ、自身からも冗談を言えるようなコミュニケーション能力のある方 (4)愛嬌があり、笑顔が素敵な方 (5)カラオケ(演歌大歓迎!)が上手い方、好きな方


\\働く条件//
◎募集人員 地域おこし協力隊 2名 ※着任時期は令和4年6月を想定(応相談)
◎募集対象 ①年齢・性別不問 ②現在、都市地域等(※)に住所を有する方で、委嘱後速やかに唐津市小川島に生活の拠点を移し、住民票を移動できる方。 ※総務省の定めによります。現在の居住地が都市地域等に該当するかご不明な方は、申し込み前にお問い合わせください。 ③普通自動車免許を取得しており、日常的な運転に支障のない方。 ④パソコンの一般的な操作(ワード・エクセル・パワーポイント、電子メール・SNS等)ができる方。 ⑤地方公務員法(昭和25年法律第261号)第16条に規定する欠格条項に該当しない方。 ⑥心身がともに健康で、かつ、誠実に職務を遂行できる方。
◎勤務地 佐賀県庁さが創生推進課地域振興担当に在籍し、玄海水産振興センター内に席を準備する予定です。
◎勤務時間 (1)勤務日及び勤務時間 【勤務日】原則月曜日から金曜日の間で月16日(おおむね週4日程度の勤務となります) 【勤務時間】原則8時30分~17時15分 ※地域と関わる業務のため、平日の夜間、土曜日、日曜日、祝日に勤務となる場合があります。その場合には、出勤時間をずらしたり、振替で休みを取ったりすることが可能です。
(2)休日 原則土曜日、日曜日、祝日及び年末年始(12月29日から翌年1月3日まで)
◎雇用形態・期間 (1)任用形態 佐賀県の会計年度任用職員(パートタイム)として任用します。
(2)任期 令和4年6月1日(予定)から令和5年3月31日までとしますが、最長で着任から3年を限度に再任することができます。 ※着任日は応相談
◎給与・賃金等 ■報酬 月額給料+期末手当 ただし、報酬額は会計年度任用職員の規定に基づき、職務内容、免許資格、経験年数等を考慮し決定します(月額115,940円~159,836円)。 例えば、月124時間勤務(週4日程度の勤務)の場合「32歳/高卒/民間企業経験」ならば、月額159,836円となります。 また、月額報酬に加え、期末手当が在職期間により最大年間2.40月分(前年度実績)付与されます。
※別途、住宅手当(月額5.5万円を上限)を支給します。
◎待遇・福利厚生 全国健康保険協会管掌健康保険 厚生年金保険 雇用保険
◎審査方法 ※お申込みの際は、ぜひ「興味ある」「応募したい」ボタンを押してください! ■応募申込方法 ・履歴書・職務経歴書(写真添付) ・職務経歴書の中に、応募400字程度をご記入ください。 ・メール提出時のタイトルは、「(七つの島の聞き書きすと)佐賀県地域おこし協力隊応募」としてください。
・上記いずれもパソコンでの作成可。 ・メールにて提出してください。
【提出期限:令和4年2月28日(月)23:59】
■お問い合わせ・応募先 佐賀県さが創生推進課 地域振興担当
■選考 (1)第1次選考(書類選考) (2)第2次選考(面接) 第1次選考合格者を対象に、県内の離島にて面接予定です。 時期は令和4年3月21日(月祝)~22日(火)を予定しています。 (状況に応じて面接日が変更となる場合があります) ※第2次選考に係る交通費については応募者の個人負担となります。 ※新型コロナウイルス感染拡大状況によっては、面接をオンラインで実施することもあります。


このプロジェクトの経過レポート
このプロジェクトの地域

佐賀県
人口 78.48万人

さが創生推進課(地域おこし協力隊担当)が紹介する佐賀県ってこんなところ!
佐賀県は九州の北西部に位置し、東は福岡県、西は長崎県に接し、北は玄界灘、南は有明海に面しています。東京まで直線距離で約900キロメートル、大阪まで約500キロメートルであるのに対し、朝鮮半島までは約200キロメートル足らずと近接しており、大陸文化の窓口として歴史的、文化的に重要な役割を果たしてきました。 佐賀県の気候は、年間の平均気温が16度前後の地域が多く、穏やかな気候です。降水量は、東の脊振山から西の国見山にかけての山あいで多く、1年間に2500ミリメートル以上降っています。一方、北部の玄界灘近くや南部の佐賀平野は雨が少なく、1年間に1800ミリメートル程度です。 佐賀県は、豊かな自然に恵まれた住環境があり、お隣の福岡都市圏が通勤・通学圏にあるなど、“自然と都会のいいとこどり”できるのが魅力。佐賀-博多間は特急電車で約40分と相互の交流が活発です。
このプロジェクトの作成者
佐賀県庁では、今年度、9つの企画で地域おこし協力隊を募集させていただいています。 現在、8つの企画については各隊員さんに着任していただくことができました。そして!いよいよラストの企画である「島の協力隊」の募集を開始いたします。すでに8企画9名の同期となるメンバーが着任しておりますので、安心してご応募ください!
※応募を希望する方は、「応募したい」を押してください。追って詳細をご連絡いたします。
※お問合せや事前見学をご希望される場合は、お気軽にご連絡ください。お待ちしております!