
【いわて地域おこし協力隊】地球科学の知識を生かし三陸の価値を伝える「三陸ジオパーク専門員」
最新情報
プロジェクトの募集が終了しました。
2023/07/07経過レポートが追加されました!「一緒に働く仲間をご紹介します!」
2023/06/28東日本大震災からの復興が進む三陸は、太古の昔から大地と海がもたらす恵みを享受し、自然がもたらす厳しさとも向き合い続けてきました。その歴史や固有の地質・地形は「三陸ジオパーク」として日本ジオパーク委員会の認定を受けています。 日本列島の起源というべき5億年前からの歴史を刻む三陸ジオパークの価値や可能性をもっとたくさんの地域の人たちに知ってもらいたい――。そんな思いから、地球科学の専門家としてこの価値を分かりやすく伝え、後世につなげていく人材を募集することになりました。 岩手県として初めて導入する地域おこし協力隊の1期生の募集です。三陸という地域に根ざしながらも、ひとつの市町村という枠にとらわれず広大な三陸ジオパークを駆け回りたいアクティブな研究者のご応募をお待ちしています!
三陸の歴史や風土、震災復興を次世代に伝える「三陸ジオパーク」
岩手県の三陸沿岸地域は、日本ジオパーク委員会により「三陸ジオパーク」に認定されています。 そのエリアは総面積6,014㎢、南北220km、東西約80km、海岸線は300kmの広がりを持つ北上山地とその太平洋沿岸地域。構成する市町村数が3県16市町村という、名実ともに「日本一大きなジオパーク」です。 三陸地域は、日本列島の起源というべき5億年に及ぶ地質発達史を連続的に記録しているという地質特性を持つほか、2011年の東日本大震災から今に至るまで、人々の叡智を結集した防災・減災のまちづくりが展開されているエリアでもあります。 震災からの復興、そしてその先のまちづくりのためには、三陸の大地と海がもたらす水産資源や自然景観、人々が育んできた歴史や文化、風土などの地域資源を「ジオストーリー」として集約し、その豊かな魅力を地域の人々が再認識し、発信することが必要です。 また、世界中の人々が次なる災害に備えるため、三陸の体験や教訓を語り継ぐことは、三陸ジオパークに求められる重要な任務であると私たちは考えています。 地球科学的な魅力にあふれ、大きな使命をもった三陸ジオパークですが、「日本一大きなジオパーク」を統括する三陸ジオパーク推進協議会事務局には、残念ながら地球科学の専門家がいません。そのため、この価値を正しく評価し、地域に知ってもらい、子供たちに伝えていくというジオパーク活動の基礎が十分に構築できていない状態になっています。 そこで、専門的な知識を持って地域の魅力や価値を正しく評価し、分かりやすい方法で地域の人々に伝えてくれる人材を募集します。


ミッションは専門知識を活かしジオパークの価値を地域に伝え、次世代へと継承すること
*業務の概要 着任当初は、三陸ジオパーク推進協議会事務局長以下スタッフと一緒に、人を知ることから始めます(ネットワークが一番大事です!)。人とのつながりを生かし、広大なエリア内にあるジオパーク目線での地域課題を把握し、住民の皆さんと一緒に解決していきます。
*業務の詳細 ①関係者との関係構築(人に会う) ②専門家として、自治体や地域からの相談に対応(ジオパークの見どころの価値の再構築や、新たに登録したいサイトの相談や 学習会の講師、ほかの専門家とのつなぎなど、多岐にわたる見込みです) ③普及啓発活動の企画運営(ウェブサイトのコラム執筆など) ④各地のジオパーク活動に対する助言、活動の把握 ⑤三陸ジオパークの世界ジオパーク認定に向けた調査 (専門性には大いに期待しますが、あらゆる知識を持っている必要はありません。私たちと一緒に考えましょう)
*求められる資質や経験 ①人に興味があり、話を聴くことが好きな人(最重要!) ②大学等にてジオパークに関連する分野(地質学・地理学・火山学・生態学・海洋科学等)を専攻または研究した者または同 等以上の学力を有すると認められること ③普通自動車運転免許(AT限定可)を有していること


地質学、地理学、海洋科学などジオパーク関連分野の知見が生かせる業務です
(1)募集人数 いわて地域おこし協力隊 三陸ジオパーク専門員 1名
(2)着任予定日 令和5年夏~秋頃を想定(時期については応相談)
(3)岩手県との雇用関係の有無 岩手県との直接の雇用関係はなく、「いわて定住・交流促進連絡協議会任期付職員」として任用します。(詳細は(8)雇用 形態をご覧ください)
(4)応募資格 現在三大都市圏又は地方都市等に居住し、着任後に住民票を宮古市に異動し、着任できる方等(詳細及びその他の条件は 募集要項を御確認ください。)
(5)主な勤務地 「三陸ジオパーク推進協議会事務局」(岩手県宮古市五月町1-20県宮古地区合同庁舎2階) ※活動範囲は青森県八戸市から宮城県気仙沼市まで
(6)勤務時間 午前8時30分から午後5時15分まで(1時間休憩あり) (1日あたり7時間45分、1週間あたり38時間45分勤務)
(7)休日・休暇 週2日、年末年始(12/29~1/3)、国民の祝日 ※土日祝日においてもイベント、出張対応等の勤務が生じる場合があります。 休暇として、年次休暇、病気休暇、特別休暇があります。
(8)雇用形態 ①雇用形態:「いわて定住・交流促進連絡協議会任期付職員」(いわて地域おこし協力隊)として採用(岩手県は「いわ て地域おこし協力隊」として委嘱) ②期 間:任期は1年以上、3年以下 年度単位の更新 ③雇用先:いわて定住・交流促進連絡協議会 (岩手県盛岡市内丸10番1号 岩手県ふるさと振興部地域振興室内)
(9)給与 報酬月額: 200,200円 賞与・昇給: なし
(10) 兼業 地域おこし協力隊の活動の妨げにならない範囲で認めます。 ※事前に協議会の許可が必要です。
(11) 待遇・福利厚生 ①通勤手当:有(協議会規程により支給。上限32,000円) ②家賃補助:有(協議会規程により27,000円を上限に家賃の概ね半額程度補助) ③加入保険:健康保険、厚生年金、雇用保険、労災保険 ④時間外手当:支給しない ⑤休日勤務の取り扱い:振替休日にて対応 ⑥活動車両:協議会で車両をリースして各所属へ配置予定(業務での使用に限ります) ⑦パソコン:協議会から貸与
詳しくは https://www.pref.iwate.jp/kurashikankyou/chiiki/chiikizukuri/1045630/1065083.html から募集要項をご確認ください
募集要項
2023/06/14 〜
岩手県
このプロジェクトの経過レポート
このプロジェクトの地域

岩手県
人口 116.16万人

いわて地域おこし協力隊募集支援事務局が紹介する岩手県ってこんなところ!
岩手県は、本州の北東部に位置し、東西約122㎞、南北189㎞の南北に長い形をしています。北海道に次ぐ広大な面積を有し、緑豊かな奥羽山脈や北上高地、母なる北上川、きらめく三陸の海など豊かな自然に恵まれています。 活動の拠点となる宮古市は人口は約48,000人で、県庁所在地である盛岡市の東側にあり、本州最東端に位置しています。県内の市町村の中でもっとも広く、内陸部は緑豊かで広大な山々に囲まれ、沿岸部はリアス海岸を有し太平洋に面しているという恵まれた自然環境にあります。 岩手県を代表する景勝地である浄土ヶ浜は、美しい景色を撮影したり青の洞窟ツアーに参加したりと、毎年多くの人が訪れる観光地となっています。 また、夏は「やませ」の影響で比較的涼しく、冬は県の内陸部に比べて降雪量が少ないため、過ごしやすい環境となっています。 (参考) 宮古市移住定住情報ポータルサイト「住めば宮古」https://sumebamiyako.net/