募集終了

世界遺産で唯一の「川の参詣道 熊野川」で船頭の技術を継承し、熊野川の伝道師を目指す!

最新情報

プロジェクトの募集が終了しました。

2023/08/31

経過レポートが追加されました!「『興味ある』『応募したい』のリアクションありがとうございます✨」

2023/08/04

今回は新宮市熊野川町の地域おこし協力隊募集について、行政職員さん、関係団体さん、今回のプロジェクトで先生となる船頭さんと一緒に企画を制作しました。

実際に地域おこし協力隊を経験したOBOGが現場へ伺い『どんな環境が隊員にとって活動がしやすいか。』など、地域が目指す未来と、移住し活動される隊員さんの未来を一緒に考えました。

『移住したい!』『新たな挑戦をしたい!』と考えている方へのサポート体制も整えております。応募前の相談もお気軽にお寄せください。『興味ある』『応募したい』のボタンもお待ちしております。

それでは、本文に込めた地域の熱い想いをお届けします!

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 時の流れ方は昔も今も変わらず、平安時代からつづく世界遺産の川の参詣道。歴史の追体験を現代も“安全”に案内するのは、熊野川『川舟下り』の『船頭』です。

 令和4年度は7,500人以上のお客様が乗船されました。世界遺産の熊野古道は海外の人たちからも人気で、川舟下りの予約の約8割が海外のお客様となっており、今後は観光バスの受け入れも視野に入れています。

 今昔の日本の業(わざ)を伝承して世界へ発信し、地域に伝え、残していく『船頭』という職業をこれから私たちと一緒に盛り上げていきませんか?

地域の歴史的な『川舟下り』をこれからも地域に残し、魅力として伝えていきたい。

『川舟下り』は舟に乗って熊野川を約90分間かけて下る体験型観光プログラムで、語り部も同乗し笛の音も味わっていただきます。 今回の地域おこし協力隊募集の背景には深刻な船頭の後継者不足があり、みなさんと力を合わせて古くから伝わる川舟下りをこれからも地域に残していきたいと考えています。 そして、これからもたくさんの船頭さんが活躍し、多くの人が訪れてみんなが笑顔になる、そんな自慢の熊野川であり続けてほしいと願っています。

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■■■ 地域おこし協力隊をサポートする受け入れ団体『ふれあい公社』と新宮市熊野川行政局 ■■■  地域おこし協力隊に着任される際には新宮市と委託契約を締結し、受け入れ団体である『一般財団法人熊野川町ふれあい公社』のもとで船頭見習いとして活動していただきます。

 ふれあい公社は、「地域の豊かな自然資源などを活かした地域の魅力と活力の向上」を目的として様々な事業を行っています。(一部は新宮市の指定管理事業) 『川舟センター』を拠点とする川舟運航事業の他にも、道の駅(瀞峡街道熊野川)や、温泉・食堂施設(熊野川温泉さつき)、宿泊施設(小口自然の家・小口キャンプ場)の管理運営、更には地域の生活を支える食品・日用品店(ふれあい商店)の経営まで、幅広く事業を展開しています。

 地域の大切な川舟文化の継承と進化のためには、『ふれあい公社』『船頭』『行政』をはじめ多様な主体が協力する必要があり、新たな力として加わってもらう地域おこし協力隊員の募集・サポートに向けて、みんなで準備を進めてきました。  着任後も、操船技術の習得や活動経費の使い方や日々の相談など、スムーズに対応できるように整備しています。 川舟センターHP:https://kawabune.info/

語り部と船頭が案内する川の熊野古道
語り部と船頭が案内する川の熊野古道
約90分の『川舟下り』コースマップ
約90分の『川舟下り』コースマップ

大自然と共にある『川舟下り』の船頭という職業

 川舟下りの船頭という職業は決して簡単ではありません。お客様の安全を守りながら、天候に合わせて日々変化する川の水位や地形を常に気にかけておかなければならず、上流にあるダムの放水によっては舟を陸揚げする場合もあります。  それでも難しい川の状況であったときに自分の力で乗り越えられた達成感や、お客様が喜んでくれた時の『ありがとう』の言葉でとてもやりがいを感じることができます。

 川の水量が少ないオフシーズン(12〜2月)や荒天日(台風等)は運休になりますが、仕事がないというわけではありません。地域おこし協力隊の活動期間中は、川舟センターで川舟の案内や予約事務、道の駅瀞峡街道熊野川に立ち寄られる観光のお客様の道案内などの仕事があります。地域の商品開発や産品販売に興味があれば、新たな挑戦ができるように活動内容も随時相談していきたいと考えています。

\\ 1日のタイムスケジュール // 《1日のタイムスケジュール:川舟下り運行日》 8:00~10:00  航路を確認しながら舟で川を上る        ※港に集合(水量によって多少時間は前後します) 10:00~11:30 お客様を乗せて川を下る 11:30~12:30 昼休憩 12:30~14:30 再び舟で川を上る 14:30~16:00 お客様を乗せて川を下る 16:00~16:30 係留、片付け等をして終了

《1日のタイムスケジュール:荒天日・オフシーズン》 8:30~17:00 道の駅川舟センターの運営業務(内1時間は昼休憩)

\\ 1週間の活動イメージ // 日曜日:川舟下り 月曜日:休日(固定) 火曜日:川舟下り 水曜日:川舟下り 木曜日:休日(仮) 金曜日:川舟下り 土曜日:川舟下り ※川舟センターの受付業務等も含まれます。 ※月曜日が祝日の場合は臨機応変に対応していただくことになりますが、原則週休2日に変更はありません。

\\ 1年間の『川舟下り』のスケジュール // 3月     川舟シーズン開始 4月~ 5月  春期 ※桜やGW 6月~ 8月  夏期 ※滝の見頃、夏休み 9月~11月  秋期 ※紅葉やSW 12月~ 2月 川舟の運休・オフシーズン ※オフシーズンに舟のメンテナンス等を行います。

\\ 3年間のロードマップと4年目以降 // 《1~2年目》 ・地域を知り、川を学ぶ ・船舶免許の取得 ・先輩船頭の指導のもと川舟の操作練習(上り・下り) ・道の駅川舟センター事務やお客様の案内

《2~3年目》 ・先輩船頭の指導のもと川舟の操作練習(上り・下り) ・道の駅川舟センター事務やお客様の案内(インバウンド対応も) ・地域の川にまつわるイベント企画 ・観光バスの受け入れ業務のお手伝い

《3年目》 ・船頭デビュー! ・道の駅川舟センター事務やお客様の案内(インバウンド対応も) ・地域の川にまつわるイベント企画(2年目以降継続) ・観光バスの受入業務のお手伝い(2年目以降継続)

《地域おこし協力隊任期終了後の4年目以降》 ・船頭として独立

※船頭経験者や本人の技術の修得状況により「船頭デビュー!」が1、2年目になる場合も想定されます。

\\ 新宮市でお待ちしています! // 船頭一同(集合写真:前列中央4名): 『厳しく、優しく教えます!』

一般財団法人ふれあい公社 下阪代表理事(集合写真:後列一番左): 『一緒にみなさんに喜んでもらいましょう!』

新宮市熊野川行政局 下川副主任(集合写真:後列一番右): 『一緒に楽しく、地域を盛り上げていきましょう!』

1日のタイムスケジュール
1日のタイムスケジュール
1週間・1年間のスケジュール
1週間・1年間のスケジュール

募集要項

■業務概要 船頭としての知識や技術全般を習得(経験豊富な船頭が指導)し、実際に運航に携わってもらいます。また、川舟運航の拠点となる熊野川川舟センターの業務にも従事していただきます。

【主な業務】 ・船頭業務(技術習得、運航) ・川舟センターの業務(川舟の受付、道の駅の管理や案内業務、企画立案、諸事務等)

【応募条件】 ①次の(1)から(10)すべてに該当する方 (1)川や川舟文化に興味があり、船頭として活躍したい気持ちがある (2)世界遺産「川の参詣道」熊野川や国特別名勝瀞八丁(瀞峡)に興味を持ち、観光振興に熱意をもって取り組むことができる (3)満20歳以上、45歳以下(ただし、能力や経歴によってはこれによらないこともあります) (4)和歌山県新宮市以外(条件不利地域・条件不利区域を除く)に住所を有する (詳しくは以下のURLの地域要件確認表をご確認ください。http://www.soumu.go.jp/main_content/000862222.pdf) (5)一般的なパソコンの操作(ワード、エクセル、インターネットの活用等)ができる (6)心身ともに健康である (7)市や受入先となる一般財団法人熊野川町ふれあい公社の指揮に則り活動できる (8)自然を相手とする仕事であることを理解し、自身や仲間、お客様の安全を第一に考えることができる (9)水泳の心得がある (10)活動期間終了後も新宮市に定住する意欲がある (11)地方公務員法第16条の欠格事項に該当しない。

②以下の資格を有する方 ・第一種自動車運転免許 ・二級小型船舶操縦士免許(※) ※活動に必須ですが、現時点でお持ちでなくとも全く問題ありません。着任後に取得することが可能ですので積極的にご応募ください。取得に必要な講習・試験等の費用は活動等に必要な経費から支出される予定です。

【求める人材像】 〇日本全国、世界各国から訪れる多様なお客様に笑顔で楽しく対応することができる方 〇地域の多様な関係者とコミュニケーションを図りながら楽しく協働できる方 〇初めて経験することでも、結果に関わらず前向きに挑戦することができる方 〇地域の内にも外にも川や川舟の楽しさを発信できる方 〇SNS等を活用した積極的な情報発信ができる方 〇課題を発見し、解決しようとする意欲のある方

■募集人数 1~2人

■勤務地 和歌山県新宮市熊野川町

■勤務時間 〇月間170時間程度 〇1日の勤務時間の目安:7時間30分 〇週の勤務時間の目安:7時間30分×5日=37時間30分 〇休日:毎週月曜日ともう1日(シフトによる) ※勤務時間帯はシーズンや川舟の予約状況等によって異なりますので、1日・1週間・1年間のタイムスケジュールをご参考としてください。 ※休日については、予約状況等を勘案し、状況に応じた変更の可能性があります。

■雇用形態・期間 【契約】委託契約 【委嘱】新宮市長から地域おこし協力隊員として委嘱します。

■報酬等 月額250,000円(国民健康保険・国民年金は自己負担)

■待遇・福利厚生 〇家賃補助 ・着任時は新宮市が管理する住宅への入居をご案内予定です。 ・補助額は、家賃の半額(2万8千円を補助上限額とする)

〇活動用車両 活動の為のリース車両を提供する予定です。 ※日常生活でも車が必要な地域ですので、自家用車の持ち込みを強くお勧めします。

〇活動経費の支給 予算の範囲内で、活動に要する費用を支給します。 (機材、消耗品、燃料費、研修費用、旅費等)

■申込受付期間 令和5年7月21日(金)~令和5年8月31日(木)

■審査方法 新宮市及び受け入れ先関係者により、以下の通り審査を実施します。

【一次審査】  選考方法:応募書類により選考します。  実施時期:応募締め切りまで随時  結果通知:9月4日頃から随時結果を連絡します。

【二次審査】  選考方法:オンライン面接により選考します。  実施時期:9月4日頃~9月15日頃  結果通知:9月15日頃から随時

【最終審査】  選考方法:現地(新宮市熊野川町)での面接により選考します。  実施時期:二次審査通過者との調整により随時  結果通知:決定後速やかに通知します。

■その他 副業についてはご相談ください。 (地域おこし協力隊としての活動に支障がない範囲で、適当と判断される場合には問題ないと考えます。)

一緒に働くチームメンバー一同
一緒に働くチームメンバー一同
活動拠点となる川舟センター
活動拠点となる川舟センター

新宮市熊野川町/わかやま地域おこし協力隊ネットワーク

このプロジェクトの経過レポート

このプロジェクトの地域

和歌山県

新宮市

人口 2.50万人

新宮市

わかやま地域おこし協力隊ネットワークが紹介する新宮市ってこんなところ!

 新宮市は、和歌山県、奈良県および三重県の県境が接する紀伊半島の東南部に位置して太平洋に面し、温暖で高湿多雨な気候風土により豊かな水資源と樹木育成に恵まれた素晴らしい自然環境の中にあります。

 歴史的に古くは、神武天皇東征のコースにあって、日本書紀などには熊野神邑(くまのかんのむら)と呼ばれ、熊野信仰の中心都市として栄えました。中世には熊野速玉大社の門前町として発展。明治以降は熊野材の生産地、製紙業や製材業で繁栄した歴史を持ち、今日まで熊野地方の行政、経済、文化、教育の中心都市として発展してきました。  平成16年7月7日世界遺産登録された「紀伊山地の霊場と参詣道」の熊野古道「大雲取越え」「小雲取越え」「高野坂」や川の参詣道「熊野川」など、熊野の海や山や川の織りなす豊かな大自然にあふれています。

 文化面では、佐藤春夫や中上健次、東くめ、西村伊作などの多くの文化人を輩出。秦の始皇帝の命を受け不老不死の霊薬を求めて熊野に渡来した徐福伝説による中国や台湾をはじめとした多種多様な異文化との交流なども活発に行っています。  熊野文化と豊かな自然を活かして地域の活性化を図るとともに、時代の潮流に対応した快適な都市づくりを目指しています。そして全ての人と文化が集い交流しにぎわいを見せる、まち全体が華やいだ都市づくりに努めています。

 新宮市は、JR東海とJR西日本の分岐点に位置し、名古屋へは特急で3時間20分位、新大阪へは4時間でアクセスしています。  また国道は、海岸線に沿って国道42号が浜松市と和歌山市を結び、紀伊半島を縦貫する国道168号、国道169号は、京阪神とを結ぶ起点の都市でもあります。

このプロジェクトの作成者

プロフィール画像

和歌山県の地域おこし協力隊に関する情報を発信しています。活動中の隊員さんや、市町村担当職員さんの相談も日々行なっています。和歌山県の地域おこし協力隊を目指している方、和歌山県への移住を検討されている方、気軽にお声掛けください✨

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