カレー屋×民泊×農家×猟師!?なんでも具現化する奥八女の楽園 |楽園晩御飯
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公開日:2024/01/17
終了日:2025/03/31

カレー屋×民泊×農家×猟師!?なんでも具現化する奥八女の楽園 |楽園晩御飯

茶どころとして名高い福岡県八女市。市街地から山の奥地へと向かい、うねうねと曲がりくねった山道を車でひた走ること約40分。辿り着いたのは、わずか9世帯が暮らす黒木町笠原という地域です。

奥八女とも呼ばれるこの場所は、八女茶発祥の地「霊厳寺」があり、山々の合間を縫うように流れる笠原川に沿って棚田や畑が広がり、民家が点在する里山集落。ここで完全予約制のカレー屋と民泊「楽園晩御飯」を営むのが、大田英資さん、美紗さんご夫妻です。

お二人の暮らしは、まさに職住一体。古民家で、予約が入れば手作りのカレーを提供し、旅人には美味しい食事と温かい寝床を用意する。家の周りでは、ヤギや鶏、犬を飼い、畑で野菜や茶葉を育て、田んぼで米作りに励む。手塩にかけて育てた採れたての野菜や米でカレーを作り、余分にできたものはご近所にお裾分けしたり、ファーマーズマーケットなどのイベントで販売したり。

里山での暮らしがすっかり板についているお二人ですが、ここにやってきたのは2020年のこと。それまでは、福岡市薬院でカレーBar「博多のカレ」を営んでいました。縁あって黒木町笠原地区の古民家を購入したことをきっかけに、集落に暮らす皆さんから優しく手ほどきを受けながら、今の暮らしを築いてきました。

「農家になろうなんて考えてもいなかったし、自分たちが米を作ったり、茶畑をやったりなんて想像もしていなかったんです」と笑って話すお二人。

風吹くままにこの場所に辿り着き、思いつくままにやりたいことをカタチにしている姿を見ていると、考えて立ち止まるよりも、何か行動してみたくなってきます。

里山での暮らしや移住を考えている方・迷っている方をはじめ、真剣に考えていなくても、実はちょっと興味があるという方にもおすすめの体験先。お二人のもとで仕事と暮らしを体験したり、お話したりするうちに、ぽんっと背中を押されている感覚になるはずです。

今回体験できる内容

楽園晩御飯では、里山の暮らしはもちろん、カレー屋や民宿のお仕事など、ご希望やタイミングに合わせて柔軟に体験をできます。

たとえば、「山の暮らしを体験してみたい」というご希望があれば、四季を通してヤギや鶏など動物のお世話ができますし、冬なら薪割りや薪ストーブの点火など、季節ごとの暮らしも実践できます。

畑仕事に興味があれば、茶畑の整備や茶摘み、野菜や稲を植えたり、草取りや収穫をしたりと、時期によって様々な体験が可能。もちろん、カレー作りのお手伝いなどもOKです。

「田舎暮らしに興味があって、日々どんな風に過ごしているのか、何が必要なのか知りたい方は特に良いかもしれませんね」と美紗さん。やってみたいことがあれば、ぜひ気軽に相談してみてください。

しごと・くらしの特徴

古民家を買ったときは、まったくのノープランだったと語る英資さん。福岡市に住んでいた頃、奥八女で古民家が安く売りに出ているのを偶然ネットで発見。都会と田舎の2拠点生活に興味があり、物件を見るために、八女市に初めて足を運んだのだとか。

「とにかく1度行ってみようって来てみたら、もう想像以上の田舎。それが逆に新鮮で。なんかいいなぁ、ここ!と、感じるものがあったんです。完全にフィーリングですけど(笑)2回目見に行った時には購入を決めました。それが2019年春のことです」

購入当初は福岡市と八女市の2拠点生活をしていたものの、間もなくコロナが流行。福岡市の店舗は営業自粛を余儀なくされ、黒木町の古民家で過ごす時間が自然と長くなり、様々な考えを巡らす中で移住を決意します。

移住前から畑で野菜を育てていましたが、本格的に暮らし始めると、今度は米作りにも興味が沸き、バケツで稲を育て始めます。すると、それを見ていたご近所の方に「空いてる田んぼあるから借りてやってみたら?」と声を掛けられ、田んぼを始めることに。その翌年には「いらない機械があるんやけど、良かったら使う?」と、またしてもご近所の方のご厚意で田畑の規模がどんどん拡大!

「八女は地域の方がものすごく温かいです。外から来た人を邪険にする人がいなくて、嬉しがってくれる。新しいことに敏感な方が多いかな、特にこの集落は。何かをやろうとすると、ヒントをくれたり、しっかり応援して、気にかけていただける。ここはそんな方がいっぱいいますね」

その後も同じような調子で茶畑や狩猟にも挑戦を続けてきたお二人。福岡市内にいた頃に比べると収入は減ったものの、今の暮らしが1番だと言います。

「やりたいことが1番できている実感があるんです。色んなことにチャレンジして、漠然としたことがどんどんカタチになっていて。ここで生計を立てるために何が必要かを考えて、必要なこと・興味のあることを実践するうちに発展した感じ。少しずつ良い方向に向かっているのが分かる。だから、体験でいらっしゃる方も、明確な計画や目的がなくても、少しでも気になるなら1度来てみてほしいですね」

たとえ、はじまりはノープランでも、行動した先に見えてくるものがある。地域の方と関係を築き、応援を受けながら、風吹くままに、けれどもしっかりと地に足をつけて暮らしを営むこの場所は、お二人にとって思い描いたことが叶う、まさに楽園。新たな企みもたくさん胸に抱えて楽園を築き上げている真っ只中のお二人のもとで、あなたも一歩を踏み出すきっかけを掴んでみませんか。

イベント・ツアー内容

所要時間:2泊3日程度 ※ご都合に合わせて調整可能です。

費用:無料 (宿泊費:5,000円/泊まで補助あり ※初回の体験のみ適用 |食費:自己負担 |交通費(自宅~集合場所):自己負担)

最小催行人数:1 人

集合場所:楽園晩御飯|福岡県八女市黒木町笠原11160-1

解散場所:楽園晩御飯|福岡県八女市黒木町笠原11160-1

スケジュール

1日目(13:00~17:00)
1.ごあいさつ、やりたいことや目的の確認
2.楽園晩御飯について
・仕事や暮らしの説明
・店舗兼ご自宅の案内
・田畑などの案内
※時期や状況によって変更があります。

2日目(9:00~17:00)
1.仕事や暮らしの体験
・動物(ヤギ、鶏、犬)のお世話
・田んぼや畑仕事のお手伝い
・カレー屋の開店準備(仕込み、席の準備など)
2.一緒に御飯会(食費は自己負担)
※体験内容は希望を伺いながらご相談。
※時期や状況によって変更があります。

3日目(9:00~13:00)
仕事や暮らしの体験
(農作業、店舗や宿のお手伝いなど)
※体験内容は希望を伺いながらご相談。
※時期や状況によって変更があります。
2.体験の感想、質疑応答

■宿泊場所 :近隣宿泊施設

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福岡県 政策支援課が紹介する福岡県ってこんなところ!

北九州市・福岡市の2つの政令市を持ち、2つの空港を有する福岡県。九州のビジネス拠点のイメージが強く、都会な場所という印象を持っている方も多いと思います。

しかし、実は都心部から少し離れるだけでマリンスポーツができる海や、日本の原風景を思わせる里山があり、自然との距離がとても近いのが特長です。

都会と自然が近い福岡では、普段は田舎でスローライフを楽しみながら、都心部に気軽に遊びにいけるなど、ライフスタイルに応じた様々な生活を楽しむことができます。
都会も自然もバランスよく楽しめる福岡ならではの環境で、あなたの「理想のくらし」を探してみませんか。

福岡県 政策支援課
福岡県企画・地域振興部 政策支援課
福岡県庁内で移住を担当している、「政策支援課」と申します。ここでは、福岡県が参加するイベントや、セミナーについてのお知らせを投稿していきますので、ぜひご覧ください!!
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