黒崎一小さな商店街が空き店舗率6割をゼロに| 寿通り商店街(株式会社三角形)
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公開日:2024/01/26
終了日:2025/03/31

黒崎一小さな商店街が空き店舗率6割をゼロに| 寿通り商店街(株式会社三角形)

関門海峡に面した北九州市は、九州地方の玄関口に位置する政令指定都市。中でも八幡西区は交通の便が良く、市内で最も人口が多いエリアです。古くは宿場町として栄えた中心市街地の黒崎には、「昔ながら」と「新しい」が混在する商店街が駅前から扇状に広がっています。

「コンパクトな街なので、どこに行くにも便利ですし飲食店も多いんです。博多へは特急で40分ほどなので、博多への通勤、通学も便利なエリアです」

そう話すのは、このエリアに事務所を構える株式会社三角形の代表・福岡佐知子さんです。PRプランニングやまちづくりのブランディングを中心とした事業を行う同社は、ソーシャルマインドを大切にしながら地域の課題に向き合っています。

参画した「寿通り商店街」のプロジェクトでは、6割以上が空き店舗となっていたテナントの全てのシャッターを開けることを目的に活動をはじめ、空き店舗ゼロを実現したことで注目を集めました。

「自分で何かを始めたいという方には、良い体験になると思います。“シャッター商店街に賑わいを取り戻した”ということは、地域にとって大きな成功体験なんです。

そんな成功例を目の当たりにするだけでも、行動する勇気につながるし、自分にできることとその先の可能性が地続きに見えてくるのではないでしょうか」

プロジェクトを通じて「飲食店のまちづくりにおける役割の大きさを感じた」という福岡さん。「寿通り商店街」に開業したカフェ&バー「コトブキッチン」での体験を通じて地域の方々と交流し、過ごしやすく居心地の良い商店街がどう形作られているのかを学んでいきましょう。

今回体験できる内容

「40歳前後の私たち世代の多くは、ほとんどの方が忙しく働いていますよね。ライフスタイルが変化しているのに、商店街は10時に開店して、夕方5時ごろにはお店を閉めてしまう。そうなると特定の世代しか訪れることがなく、住んでいる街と接点が薄くなってしまいます」

福岡さんは、商店街を「自分たちのライフスタイルに合った、生活者にとって過ごしやすい場所にしたい」と活動を始めたそうです。黒崎の人が週末になると博多まで買物に出かけてしまうことにも疑問を感じていました。

「コトブキッチンは12時から23時までなので、お昼のランチも夜のバーもどちらも体験してもらうと面白いと思います」と福岡さん。

「日中は女性のお客様、夜は会社員の方が多く時間帯でお客様の属性が全く異なります。お惣菜をテイクアウトされる方、会社帰りにお酒を飲みに来る方などさまざまです。商店街の皆さんにもご紹介したいです」

商店街には美容室やセレクトショップ、リフレクソロジーサロンなどさまざまなお店が営業していますから、「コトブキッチン」のお手伝いをしながら、地域の多様な方々とのコミュニケーションを楽しみましょう。

「コトブキッチン」は、シャッター商店街であった寿通りの「景色を変える」「人の集まる場所を作る」という福岡さんの強い思いが一つの形になって表れているお店です。

「地域で何かしたいけれど、どこから始めたらいいのかわからない」といったモヤモヤした気持ちを抱えている方にとって「寿通り商店街」での出会いがヒントを与えてくれるはずです。

しごと・くらしの特徴

『誰もが「参画」できる社会へー』これは株式会社三角形が大切にしているコンセプトです。

「街は、誰か一人の意思で作るものではない」と福岡さん。街を良くしたいと思う誰もが「参画」でき、みんなで未来を描いていける社会が理想だと話します。その実現のために、福岡さんが得意とするPRと企画の力が重要なのです。

「寿通り商店街」を再生するプロジェクトに参画した際も、「閉まったままのシャッターを全て開けられたらインパクトがある。景色が変われば、人の行動も変わるのではないか」と考えたそうです。

手始めにシャッターをカラフルに塗装するイベントを開催し、福岡さんは食事やお茶を用意して、参加者同士がコミュニケーションを楽しめる場作りに力を注ぎました。

「シャッターを塗装するだけなら普通のこと。どうしたら楽しんでもらえるかを考えるのが企画ですし、楽しんでくれている様子を発信していくことが次につながるんです」と福岡さん。

何を企画し、どう伝えていけば多くの人を巻き込むことができるのかを常に考えてプランニングしているのでしょう。

「アイデアがあっても、場が整っていても、最終的なプロジェクトの成否は、それを動かす人とどう出会うかどうか」

だからこそ、景色を変えるためには、「人」が一番のネックになると福岡さんは力説します。その一番難しい部分を福岡さんの元で学べるのもこの体験の魅力です。

福岡さんは、株式会社寿百家店という新たな会社を立ち上げ、店舗の2階をシェアハウスとして貸し出す事業も並行して行っています。さらに出版事業も始めました。

人を巻き込み、さまざまな景色を変貌させる福岡さんの元で、新しいことを始める方法を学び、自分の未来も変えていきましょう。

イベント・ツアー内容

所要時間:2泊3日程度 ※ご都合に合わせて調整可能です。

費用:無料 (宿泊費:3,000円/泊まで補助あり ※初回の体験のみ適用 |食費:自己負担 |交通費(自宅~集合場所):自己負担)

最小催行人数:1 人

集合場所:コトブキッチン|福岡県北九州市八幡西区熊手1丁目1−30

解散場所:コトブキッチン|福岡県北九州市八幡西区熊手1丁目1−30

スケジュール

1日目(16:00~21:00)
1.ごあいさつ、やりたいことや目的の確認
2.「寿通り商店街」を知る
・まちづくりプロジェクトの説明
・寿通り商店街の見学
3.仕事のお手伝い
・バー営業での接客、片付け、調理補助等
※実際の仕事状況によって変更があります。

2日目(9:00~17:00)
1.仕事のお手伝い
・ランチ営業での接客、片付け、調理補助等
2.「寿通り商店街」を知る
・コトブキッチンや商店街の方との交流
(業務終了後に飲食店にて交流会を実施)
※実際の仕事状況によって変更があります。

3日目(9:00~15:00)
1.まちづくりの仕事体験
・PRやプランニングの仕事について学ぶ
・寿通り商店街の今後を考える
2.最後のまとめ
・体験の感想、質疑応答
※実際の仕事状況によって変更があります。

■宿泊場所:近隣宿泊施設

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福岡県 政策支援課が紹介する福岡県ってこんなところ!

北九州市・福岡市の2つの政令市を持ち、2つの空港を有する福岡県。九州のビジネス拠点のイメージが強く、都会な場所という印象を持っている方も多いと思います。

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福岡県庁内で移住を担当している、「政策支援課」と申します。ここでは、福岡県が参加するイベントや、セミナーについてのお知らせを投稿していきますので、ぜひご覧ください!!
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