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【姫路市】力戦奮闘~全力パワーで最高の運動会~【地域おこし協力隊が島の魅力を紹介します!】
~ここは家島 瀬戸の島 ここが始まりの島~
姫路市家島地域おこし協力隊としてR5年4月に着任した隊員が見つけた島の魅力を定期的に発信します。第10回となる今回は島内の運動会を紹介したいと思います。元々、この地域に所縁を持つ自分だからこそ、島の魅力を発信してさまざまな人に来てもらうことで島々に恩返しができればと思います。
なお、島自体の紹介は過去の記事(SMOUT記事:https://smout.jp/plans/8493)やページ下部をご覧ください♪
●今回のお話
・幼・小・中合同運動会
― スポーツの秋ならぬスポーツの初夏?合同運動会!
― 保護者も全身全霊、全力で取り組む姿=カッコイイの島民気質
― 先人たちから受け継ぐ、一生モノの『縦の繋がり』
■□地域おこし協力隊について■□
■この記事と書いた人について
姫路市家島地域おこし協力隊の小林昂祐(こばやしこうすけ)です(島の人たちは同じ苗字が多いので名前で呼ぶのがスタンダードだったりします。なので、私もそれに倣って昂祐(こうすけ)で活動しています)。私は母親の実家が同じ家島諸島の坊勢島で所縁があり、一般的な地域おこし協力隊とは異なり、最初から顔見知りも多いです。しかしながら、あるいは、恥ずかしながら、私自身は一度もこの島で住んだことはありませんでした。そんな私ですが、この島に「ただいま」と言えるくらいに原点の場所でもあります。
この記事はそんな私が感じたり、体験したり、再認識した家島の魅力を紹介する場所です!
スポーツの秋ならぬスポーツの初夏?合同運動会!
ツバメのヒナの鳴き声やヒメホタルの光に夏の始まりを感じる今日この頃、最近は秋よりもこの時期の方が運動しやすいのではないかと思っている昂祐です。さて、今回は去る5/26に開催された家島の幼稚園、小学校そして中学校の合同運動会の様子とそこで感じた地域で大事にされてきた考え方についてご紹介したいと思います。今回の取材を通して知識だけじゃない、地域独自の心の豊かさ教育を考える機会になりました。ぜひ移住を検討する際の参考にしてください!
家島では平成28年から幼稚園、小学校、中学校が同じ日、同じ場所で運動会を開催する形式に戻りました(その前やコロナ禍の時は別々に開催していた期間もあるそうです)。現在は少子化で演目や開催の時間が減ったものの、将来、地域の中で児童本人と深く関わりを持つ世代との交流を深める良い機会となっています。その証拠に、園児と小学生、小学生と中学生で行う競技があったり、大会の最後には全員参加の元気玉運び(大玉転がし)があったり、学校を超えたプログラムがいくつか組まれています。
いくつかの協議は学校を超えて協力し合います。
子ども達はスローガンの通り、全力パワーで協議や演技に参加していました。
保護者も全身全霊、全力で取り組む姿=カッコイイの島民気質
運動会と言えば、保護者やPTAの方の競技も楽しみの1つですよね。今年度の家島では幼小保護者チームと中学保護者チームに分かれての綱引きが行われました。運動場に用意された5本の綱をスタート地点まで引き込む競技です。子ども達の声援に応えるようにスタート位置につく大人たち。その顔に笑顔はなく、口は一文字、眉は八の字を描いています。「位置について・・・」と先生の声がかかるや否や飛び出す両陣!
・・・はい。フライングです(なんと、このくだりを3回も繰り返しました)。子どもたちからはいつの間にか声援ではなく笑い声が、来賓の敬老会からは呆れ声が漏れる中、恥ずかしさを振り払うかのように保護者の方は砂埃にまみれながら全力で綱を奪い合っていました(笑)。わずか数十秒で決着が付く競技ですが、3回戦終了時には園児達からまさかのアンコール。想定外の出来事でしたが、そこは島気質。子ども達の期待に応えるため、急遽そのあと使う予定だった大綱を用意して、残っていた体力を全て出し切っての力比べを行いました(この臨機応変さは島独特な印象です)。
競技の後、園児にインタビュ-すると、「お父さんカッコよかった」と目を輝かせて話してくれました。隣で照れくさそうに笑う父親と自慢げな母親、それをニヤニヤ見守る姉という幸せそうな家族の姿がそこにはありました。
もしかすると一番白熱した競技かもしれません(笑)
まさかまさかのアンコール試合。大綱に変えての一本勝負!
先人たちから受け継ぐ、一生モノの『縦の繋がり』
さて、いかがだったでしょうか?今回の記事では島での運動会の様子をご紹介しました。
プログラムの合間では中学生や小学生が協力しながら準備したり、幼稚園と小学校低学年の演技ではテントの中で上級生や中学生も一緒に踊ったりと自分が直接参加しない演目もみんなで楽しんでいる雰囲気が素敵でした。先生の閉会の言葉にもあった、「お兄さんやお姉さんがカッコイイ姿を見せるところが島のいいところ」は本当にその通りだと思います。家島には合同運動会の他にも、獅子舞いや青年団活動といった形で縦の繋がりが色濃く受け継がれています。これら一生モノの繋がりがあるからこそ、この小さな島の魅力的な文化が現在でも保存され、未来に継承されていくのだと思います。
もし、自分もこの一員になってみたいと思われる方は、ぜひ一度、家島を訪ねてみてください。
最後の元気玉運びは園児からスタートして中学3年生まで繋ぎます。
声援が飛ぶ中、白熱したレースになりました。
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山も海もあり、新幹線が停まり、都会の利便性を保ちながら心豊かな暮らしができる、ちょうどいいまちです。姫路ライフ、とってもおススメですよ。
姫路市政策局ひめじ創生戦略室です。
主に兵庫県姫路市の離島、“家島諸島”で活躍する地域おこし協力隊に関する情報等を掲載します。
家島諸島とは・・・
兵庫県姫路市の沖合い18kmの瀬戸内海に浮かぶ大小40余りの島々から成る家島諸島。家島、坊勢島、男鹿島、西島の4島が有人島です。
家島諸島の魅力の一つは、島の近海で獲れる新鮮な魚介類です。複雑な海岸線に囲まれた島周辺は、魚の格好の棲み家で、タイやタコ、アジなど年中多くの魚介が揚がります。特に、ぼうぜ鯖、ぼうぜがに(ガザミ)、華(はな)姫(ひめ)鰆(さわら)、白鷺(しらさぎ)鱧(はも)はブランド魚として売出し中で、島内の旅館や飲食店には新鮮な魚料理を求めて多くの来訪者があります。
また、家島本島の港の両側に山が迫る裾野に石材運搬船、ドックや建物が並び、島の人たちが生き生きと行き交う瀬戸内の港町や、隣接する坊勢島の湾奥の漁港を取り囲む漁村の風景は他の島では見かけることが少ない貴重な風景です。
まるで昭和にタイムスリップしたような原風景を大阪からは2時間、姫路市本土からは30分の至近距離で味わえます。
ぜひ一度、足を運んでみてください!
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