【山と暮らす】山の暮らしをまるごと活かす「山村ビジネスマネージャー」を募集

お仕事
公開:2024/12/18 ~ 終了:2025/01/31

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「興味ある」が押されました!

2024/12/18

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2024/12/18

かつて、日本人の多くは農村に住み、「百姓」として暮らしの大部分を自分たちの手で作ってきました。

それから移り変わって現在、日常の暮らしは豊かに便利になった一方で、何か大事なものが私たちの手の中からこぼれてしまっている。そんな感覚を抱いている方も少なからずいるのではないでしょうか。

今回の募集の舞台である宮崎県諸塚村は、そんな昔懐かしい暮らしの趣が今でも残っている村です。

諸塚村では、『山と暮らす』を共通テーマに、活動を通して諸塚村の山々から学び、新たなものを創造し、それらを発信していく方を地域おこし協力隊として複数名募集します。

複数の活動テーマを設定しているので、「これは私が呼ばれている気がする」とピンときた方は、ぜひ気軽にご連絡ください。

この記事では、『山野草ビジネスマネージャー』として、山の草木を活かした仕事に挑戦したい方を募集します。

山野草でローカルビジネスを

【背景】 諸塚村は村の大部分が山であり、林業や原木しいたけの生産といった産業が盛んです。一方で、山にはまだ活用しきれていない資源がたくさんあります。織物に使える植物や、食べられる山野草、キレンゲショウマに代表される希少植物の群生地など。

人口減少時代をたくましく生きていくため、村の草木を活かした新しい産業をつくっていきたい。そのための触媒になる方を今回は募集します。

【活動拠点】 ・学びの館 村が所有する簡易宿泊施設です。村内の立岩公民館桂地区にあります。 近くに麻織の工房「桂の杜」があり、連携しての活動を想定しています。

https://www.morotsuka-tourism.jp/spot/manabinoyakata/

・池の窪グリーンパーク 村が所有するキャンプ場で、諸塚村観光協会が管理運営しています。 敷地内に現在は使われていないハーブ園や温室があり、活動場所として活用していただきたいと考えています。

https://www.morotsuka-tourism.jp/spot/ikenokubo/

【想定される活動内容】 以下に活動イメージを記載しますが、全てを実施しないといけないわけではありません。ご自身の得意なことが活かせるように、役場との協議のうえで活動内容を決めていきます。 活動を通して学びながら、地域にとっても隊員個人にとっても良いゴールを目指していきましょう。

1.「集める」活動 山林にてフィールドワークを行い、山野草を調べたり採集したりする活動です。休耕農地を使って 素材を栽培することも考えられます。

2.「つくる」活動 集めた素材を使って、商品を企画開発する取り組みです。特産品の商品化、村内の工房と連携した織物づくりなどが考えられます。

3.「届ける」活動 商品の販売や、イベント実施による山野草の魅力発信、山野草利活用のための講座開催、SNSによる発信、ネット通販サイトの構築などが考えられます。

4.地域おこし協力隊としての定常業務 諸塚村役場の職員として雇用するため、役場のルールに基づいた定常的な業務もありますがご了承ください。たとえば次のような業務があります。 ・週報、月報の作成 ・担当者、隊員の定期的なミーティングへの出席 ・出張に伴う書類の作成 など

【活動のゴールイメージ】 地域にとって: 地域おこし協力隊の活動をきっかけに、村全体で山野草の価値が見直されて、それらを活用した取り組みが活発になること。

隊員にとって: 得られた知識や技術を活かして、山野草のプロとして活動を継続していただくことが理想です。 ただし、それ一本で独立して生計を立てていくことはなかなか難しいかもしれません。(村の住民の多くも、様々な仕事を組み合わせて複業的に暮らしています) 任期終了後は、就職など別の収入源も確保しつつ、活動の一つとしてこの取り組みを継続していただくのが現実的だと考えています。 開業のサポートとしては地域おこし協力隊の起業支援金(上限100万円)があり、複業的な開業であっても使用可能です。

具体的な成果のイメージ: ・新たな特産品の開発、販売 ・村内の事業者に対する商品開発や販売の支援 ・エコツアーの企画実施 ・池の窪グリーンパーク内の温室および農地の有効活用

絶滅危惧種「キレンゲショウマ」の群生地
池の窪グリーンパークにある温室

実施体制

【所属】 諸塚村役場企画創生課になります。人や場所の紹介、予算に関することなど、あなたの活動を全面的にバックアップします。

【自治体担当者】 担当:星川達哉 ひとこと: 私自身も村外から移住して諸塚村に住んでいるため、多少は皆さんの心情も理解したうえでサポートができると思います。一緒に地方創生に取り組んでくれる村の新たなチャレンジャーをお待ちしています!是非まずは、お試し協力隊で村のことを知って、協力隊にご応募ください。

【現役地域おこし協力隊】 2024年12月現在、2名の隊員が活動しています。

隊員:石元大稀 活動期間: 2024年4月~ 出身地: 兵庫県西宮市

移住のきっかけ: 昔の「お百姓さん」のように自然からあらゆるものを生み出す技と暮らしのあり方に憧れて、そうした生き方を学びたいという思いで「大秘境」諸塚への移住を決めました。

活動内容: 主に村の農林業を盛り上げるというミッションの元、畑を開墾したり木工や細工に挑戦したりと幅広いことに取り組んでいます。いわば「山暮らしの何でも屋」修行の身です(笑)教われることは村の人に習って教わりつつ自分でも本など読んで試すなど、自分のやり方を見つけて励めるのが魅力です。ぜひ一緒に山暮らしを楽しみませんか!

https://www.instagram.com/moro_okoshitai/

隊員:村上龍太 活動期間: 2024年9月~ 出身地: 宮崎県西都市 移住のきっかけ: これまで経験したことを活かしながら宮崎県内で新しい事に挑戦したいと考えていた頃、宮崎県市町村図を広げて最初に目に留まった「諸塚村」に興味を持ちました。 諸塚村役場に連絡後すぐに日帰り相談ツアーを実施して頂き、村内の空気感に心を打たれてその日の内に移住を決意しました。 お陰様で諸塚の魅力を感じながら、心身健やかな日々を送らせて頂いています。

活動内容: ミッションは「スペシャルディベロッパー(森林資源を研究し、新たな特産品を開発 )」を選択し、村の伝統木工技術を継承しながら「守・破・離」の精神を胸にオリジナル特産品を創造(想像)しています。 また地域協力活動にも積極的に参加させて頂き、地域の方々と共に何かを創り上げる喜びを感じています。

Instagram https://www.instagram.com/ron.murakami/?hl=ja

facebook https://www.facebook.com/profile.php?id=61565622857312

【サポート団体】 合同会社ミミスマス ひとこと: 諸塚村のおとなり、椎葉村にある会社です。椎葉村地域おこし協力隊の出身者がメインメンバーです。近隣市町村の地域おこし協力隊との連携をしたり、みんなで仲良くごはんを食べたりといったサポートをさせていただいています。 https://mimisumasu.wraptas.site/

畑仕事にチャレンジする石元隊員
地域おこし協力隊の研修会や交流会にも積極的に参加しています

【こんな人を待っています!】 ・現場で山野草に親しんでナンボの活動です。虫が苦手とかだと、なかなか大変だと思われます。 ・すでに山野草の知識やフィールドワークの経験があると、活動がスムーズに始まりやすいと思います。ただし学習意欲があれば未経験でもOKです ・行政の公共施策の一環であるため、きちんと収益化まで持っていってほしいと考えています。そのため、「山野草について学びたい」だけだとお互いに辛くなるかもしれません。多少なりとも暮らしの糧にしたい、自分で自分の仕事をつくってみたいという意欲のある方を歓迎します。 ・多くの方と交流し、連携することで活動が前進していきます。活動を通して地域住民と信頼関係を構築していくのも地域おこし協力隊の醍醐味です。逆に、コミュニケーションが充分にとれないと活動自体が難しくなる可能性が高いので、ここぞというときには社交性を発揮できるタイプの方が望ましいです。

【暮らし方】 諸塚村は宮崎県内でも特に不便な地域と言えます。大きな買い物をしようと思えば車で1時間の町場に出る必要がありますし、険しい山に囲まれていて両側一車線の山道が多く、車同士の離合が日常茶飯事です。その他にも電波の繋がらない箇所があったり飲食店が少なかったり台風の時期には道が崩れて通れなくなったり…都市部の暮らしを心地よく感じる方には向かない土地と言えるかと思います。 しかしそうした条件にあるからこそ培われた住民同士の助け合いの気風や、何でも自分たちでやりきろうという自給自足のたくましさなど、都市部では味わえない古き良き精神と文化が根強く残る地域です。 社会インフラや市場の大きさといった表面的な便利さよりも、人との結びつきや自然に頼り感謝する暮らしの在り方など、都市部とは違った豊かさを求める人にはこれ以上ない地域です。

【役場職員の一員として活動できること】 本村の地域おこし協力隊は、諸塚村役場の会計年度任用職員として雇用することになります。できる限り柔軟にはしていますが、最低限、役場としてのルールを守っていただくことも必要です。たとえば、各種の書類作成や出退勤管理のための手続きなどがありますし、活動予算の使用についてもしっかりとチェックが入ります。 こういったルールを守ることが条件になります。

ここまで読んでいただいたあなたは、すでに応募したい気持ちがいっぱいで「応募方法はどこか」と文章中を探しているかと思います。ですが少しお待ちください。気持ちが先行していきなり引っ越してしまうと、理想と現実とのギャップにビックリしてしまうかもしれません。 そのため、本村の地域おこし協力隊を希望される方は、原則として事前に一度来村していただくことにしています。2泊3日~のおためし滞在プログラムを用意しているので、まずはそちらへご参加ください。費用の補助もありますよ。

【お問い合わせ、ご応募の流れ】 1.SMOUTページの下部にある「応募したい」ボタンをクリック! 2.ご質問などについてチャットでやりとり後、ウェブ面談を1度行います。 3.案内に沿って、おためし滞在プログラムへお申し込みください。 4.村へお越しください。誠心誠意こめてご案内します。 5.おためし滞在を経て地域おこし協力隊へのご応募を希望される場合、案内に沿って書類を提出してください。

▼募集の詳細はこちらにも記載しています https://www.vill.morotsuka.miyazaki.jp/chiikiokoshi-r7/

宮崎県諸塚村

このプロジェクトの地域

宮崎県

諸塚村

人口 0.15万人

合同会社ミミスマスが紹介する諸塚村ってこんなところ!

諸塚村は宮崎県の奥地に位置し、面積の90%以上が山林です。農業に適した平地が少ないため、村人は昔からこの山林を活かして生活してきました。現在でも、村の主な仕事といえば林業と原木シイタケです。

針葉樹と広葉樹を混植することで形成されたパッチワークのような独特の景観は、「モザイク林」として村の象徴になっています。環境に配慮したこの山づくりが評価され、村内の山林の多くがFSC森林認証を取得しています。

諸塚村といえば「山」「シイタケ」「モザイク林」、そんなイメージの村です。

▼諸塚村役場ウェブサイト https://www.vill.morotsuka.miyazaki.jp/

このプロジェクトの作成者

日本三大秘境の1つ宮崎県椎葉村に本社を置き、中山間地域の未来のために活動しています。 週休3日制、地域おこし協力隊OBOGが多数在籍しています。