山暮らしに魅了され辿り着いた『可能性の村、諸塚村』 前編
公開日:2025/01/19 23:57
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2025/01/22「興味ある」が押されました!
2025/01/21◼️プロフィール
・お名前 : 村上 龍太(むらかみ りゅうた)さん ・出身地 : 宮崎県西都市 ・移住時期 : 2024年9月 ・家族構成 : 本人と猫2匹
経験を求めて
高校卒業後は地元西都市で焼酎のブレンダーとして働いていました。 ある日、幼少期に祖母に言われた「あの世には『経験』しか持って行けんらしいよ」という言葉を思い出し、国内各地の飲食店や雑貨店、建設業など様々な職種を経験しましたが、自分が「本当にやりたいこと」「好きなこと」「得意なこと」を考え抜いた結果、それは「ものづくり」である事に気がつきました。 実は幼少期から絵を描くことが大好きで、働きながら絵画や立体作品を制作し、美術展に出展したり個展を自主開催していたんです。 思い切って「芸術家」として開業届を出して個展や合同展を開催し、西都市に戻ってアートギャラリーを兼ねた雑貨店を開きました。
地図を広げてピン!ときた
お店を地道に営業していく事も考えましたが、このまま環境の整った地元にいて自分は成長できるのか?と思い立ち、次の行き先を決めるために宮崎県の市町村図を開いてふと目に留まったのが「諸塚村」の文字です。 「あれ?今まで諸塚って行ったことあったっけ?」と気になり村のホームページを開くと、『地域おこし協力隊』の文言が目に飛び込んできて、まずは話しを聞いてみようと役場に電話をしました。 すぐに日帰り相談会を開いて頂き、当初は「パーク・リノベイター(緑あふれるキャンプ場をセルフリノべ)」のミッションを検討していた為、村内の2つのキャンプ場を案内していただいた後、観光名所の一つ「秋政第2展望所*」を訪れました。 そのあまりの絶景と清々しさに感動し、帰りの道中には協力隊への応募意思が固まっていました。
秋政第2展望所* 標高1000mの360°パノラマ展望台で延岡から遠くは阿蘇まで一望することが出来ます。 天気のいい日には、日向灘や尾鈴山の景色、旭化成の煙突も肉眼で見られます。 時間帯や気候による変化が楽しめる展望所です。
村の豊富な木材を活用して
一旦冷静に考え、本当にやりたいこと「ものづくり」がダイレクトに反映できる「スペシャル・ディベロッパー(森林資源を研究し、新たな特産品を開発)」として2024年9月に着任させて頂き、お陰様で諸塚村への移住が叶いました。 現在の活動の一つは村の木材を利活用した木工品の開発・製作です。 自分がアート制作をするときになかなか入手出来なかった変わったデザインの絵画用額縁や、離れたところに住んでいても毎日諸塚村の木の温もりを感じてもらえるような、壁掛け鏡や小物入れなどインテリア雑貨を製作しています。
このプロジェクトの地域
諸塚村
人口 0.15万人
星川 達哉が紹介する諸塚村ってこんなところ!
諸塚村は宮崎県の奥地に位置し、面積の90%以上が山林です。農業に適した平地が少ないため、村人は昔からこの山林を活かして生活してきました。現在でも、村の主な仕事といえば林業と原木シイタケです。
針葉樹と広葉樹を混植することで形成されたパッチワークのような独特の景観は、「モザイク林」として村の象徴になっています。環境に配慮したこの山づくりが評価され、村内の山林の多くがFSC森林認証を取得しています。
諸塚村といえば「山」「シイタケ」「モザイク林」、そんなイメージの村です。
▼諸塚村役場ウェブサイト https://www.vill.morotsuka.miyazaki.jp/
このプロジェクトの作成者
宮崎県諸塚村役場に勤めています。地域おこし協力隊の担当です。私と一緒に諸塚を盛り上げてくださる方を大募集しています。山々に囲まれ、おいしい自然の恵みがあなたを待っているかも?気軽にご連絡ください!