山村創造性主義、始動。求む!新たな自治の仕組みをつくり、地域の可能性を拓く人

お仕事
公開:2025/01/20 ~ 終了:2025/02/28

最新情報

「興味ある」が押されました!

2025/02/06

「興味ある」が押されました!

2025/02/04

社会OSの開発と実装を目指すLocal Coopプロジェクトでは、実践する仲間を新たに募集します。地域社会の自治をアップデートし、共助を促し、自治体や企業とともにインフラを再整備する。コモンズを守ることで、課題をチャンスに変え、持続可能な社会を創造する。そんな取り組みに参加してみませんか。

「働く」「生きる」を再定義する

ネイチャーコモンズ(自然環境)、インフラコモンズ(電気、ガス、水道などの基本的なインフラ)、システムコモンズ(医療、教育、金融などの社会制度)、これらは私たちの暮らしを根本から支えている社会的共通資本です。人口減少やテクノロジーの発展など、社会の様々な変化とともにこうした「コモンズ」の維持、発展も、見直しを余儀なくされています。

テクノロジーの進化は、経済的価値だけでなく、社会的価値や環境的価値といった、より広範な視野での価値評価を重視する方向に働きかけます。これはコモンズの重要性を一層高め、それらを維持・発展させる役割が未来の働き方の中心を担うことを意味します。それは人間の創造性や理解、情緒など、AIが代替できない要素を必要とし、「働く」ということの新たな形態、新たな意義へと繋がっています。コモンズとの新しい関わり方を探し、「働く」という行為、さらには人間としての生き方を再定義する大きな挑戦です。私たち自身の存在価値を再確認し、共により良い未来を築く。そんな挑戦に、あなたを招待します。

今回募集している地域・水窪は、山間の町です。 かつて「山村」として、生活と仕事が隣り合わせにあり、自然の恵みを活かした自立的な暮らしと自治が営まれるコミュニティでした。山や川、その土地に根ざした生活を通じて、独自の文化や歴史が育まれ、豊かな価値観を形成してきましたが、戦後の都市化により、多くの人々が山を離れ、山村の生活は次第に忘れられていきました。「閉ざされた場所」として捉えられがちな山村ですが、山と山を結ぶ交通の要衝として機能し、様々な地域の知恵や技術を柔軟に取り入れながら発展してきた、つながりと創造の場でもあったのです。こうした「山村」としての背景を踏まえ、山間の街を新たな価値の創造拠点として再定義することができるのではないか。「山村創造性主義」は、地域資源や文化を見直し、地域住民と外部の人々が協力し合いながら、自然と人間の共生を軸に据えた持続可能な地域づくりに取り組みます。

山間のまち。中心部はぎゅっとまとまるウォーカブルタウン
山間のまち。中心部はぎゅっとまとまるウォーカブルタウン
普段は静かなまちが、ハレの日には大きく姿を変える
普段は静かなまちが、ハレの日には大きく姿を変える

求む!新たな自治の仕組みをつくり、地域の可能性を拓く人

今回、Local Coopを立ち上げる3名のメンバーを募集します。

①自治のしくみをつくる人(チーフコーディネーター) 1名

Local Coop水窪立ち上げの発起人であり、地域のつなぎ役として、水窪地域で活動する団体との連携や自治体との調整、内外の企業との協力関係を構築することにより、自治の仕組みを構築していく中心になる人材です。また、持続可能なまちづくりのために事業開発及びマネジメントを担います。地域住民が主体となる街づくりを実現していくためには、開かれた対話の場をつくり、そこから生まれるアイデアを具体的に進めていく仕組みが必要です。水窪地域で活動する団体やさまざまな民間企業、自治体と連携しながらLocal Coop水窪を立ち上げ、内外の連携を強化していくことが求められています。

②自然資本を活用し、地域の可能性を拓く人(アソシエイトコーディネーター)2名

水窪が誇る森林や在来種などの自然資本、水窪が守り育ててきた祭りなどの文化資源も活かしながら、新たな人の流れを生み出し、地域を支えるつながりを創出していきます。交流の起点となる滞在施設をつくる、見晴らしの良い山頂で出来るアクティビティを模索する、この地で受け継がれている在来種の保存や活用方法を考えるなど、人の流れにつながる事業アイデアはいくつもあります。特に、地域の拠点づくりや関係人口増加のための取り組みが非常に重要であり、まずは拠点運営を出発点にして、事業の開発に携わっていただくことになります。人口減少が進むにつれて、自治会や町内会など地域を支える力が弱まり住民自治の機能が十分に働いていない現状があります。これからは、地域に暮らしている住民とその地域に関わる外部の人材が協働しながら地域を支えていくための取り組みが求められています。

自治体・域内外の団体企業などと連携し、地域活動の基盤になる
自治体・域内外の団体企業などと連携し、地域活動の基盤になる
地域の現場で身体を動かし、社会の先端で頭を動かす。抽象と具体を行き来する役割
地域の現場で身体を動かし、社会の先端で頭を動かす。抽象と具体を行き来する役割

募集要項

業務内容
ローカルコープ水窪構想を推進するプロジェクト (1) 地域資源、地域課題の把握とソリューションの検討 (2) 地域住民・他関係団体とのリレーション構築による現況・ニーズの把握及び広報活動 (3) 域外からの関与活性化のための企画検討及び運営、管理 (4) 地域の関係性強化・地域活動の土台作りに資する企画検討及び運営、管理 (5) その他ローカルコープ構想を実現するための各種事業の企画立案及び実施
必須経験やスキル
【前提条件】◆以下の(1)~(8)全ての要件を満たす方 (1)地域力の維持、向上に資する活動及び集落の維持、活性化に資する活動に意欲があり、主体的に活動に取り組む意思のある人 (2)活動する地域に積極的に関わり、地域住民との良好な関係を構築するよう努力する意思のある人 (3)ローカルコープ水窪協力隊事業の趣旨を理解し、その目的に沿った行動ができる人 (4)応募時に満20歳以上の人 (5)健康面において、地域協力活動に支障がない人 (6)普通自動車運転免許を所持していること(委嘱日までに取得見込みがある人も可) (7)一般的なパソコン(ワード、エクセル、ブログ投稿など)の操作ができる人 (8)地域おこし協力隊推進要綱(平成21年3月31日付け総行応第38号)の対象となる人で、生活の拠点を浜松市以外の都市地域等(過疎地域等の条件不利地域以外)から活動地域へ移し、住民票の異動を行うことができる人
給与
①チーフコーディネーター 報償費は採用1年目から月額350,000円とする。隊員の地域協力活動の日数が月20日に満たない時は、1日当たり17,500円の日割り計算によって支給するものとする。 ②アソシエイトコーディネーター 採用1年目を月額256,000円、2年目を月額261,000円、3年目を月額266,000円とする。隊員の地域協力活動の日数が月20日に満たない時は、1日当たり採用1年目は12,800円、2年目は13,050円、3年目は13,300円の日割り計算によって支給するものとする ※所得税を源泉徴収後支給します。 ※雇用保険には加入しません。また、健康保険料及び年金保険料は各自でご負担いただきま す。(市との雇用関係はありません。) ※その他各種手当(時間外手当、退職手当等)は支給しません。
雇用形態・勤務時間
(1)契約形態 浜松市の地域おこし協力隊として委嘱します。市との雇用関係は発生しません。 ※活動の委嘱であり、市の身分を有しません (2)期間 委嘱日(令和7年4月1日予定)から令和8年3月31日までとし、それ以降については、活動内容や実績により1年間毎に委嘱期間を更新し、期間を延長できるものとします。(最大3年間) (3)活動地域 浜松市水窪地域ほか

株式会社paramita

このプロジェクトの地域

静岡県

浜松市

人口 78.30万人

浜松市

Local Coop 水窪が紹介する浜松市ってこんなところ!

2024年12月現在で、人口1,600人未満、高齢化率約66%、森林面積は96%。平成の大合併で浜松市となった愛知県と長野県と県境を接する山あいのまちです。急激な人口減少期にあるまちではありますが、暮らしの中に楽しみを見出す豊かな暮らしがあり、静かな日常と驚きの祭りや風習が混在する魅力的なまちです。 プロジェクトメンバーが書いた水窪紹介note記事もよろしければご覧ください。https://note.com/lc_misakubo/n/n9bbd0326499a

このプロジェクトの作成者

プロフィール画像

人口減少時代・気候変動時代の新しい自治の仕組みをつくるLocal Coopプロジェクト。新たに浜松市・水窪で立ち上がるプロジェクトの採用チームです。