山暮らしに魅了され辿り着いた『可能性の村、諸塚村』 後編

読みもの

公開日:2025/01/20 00:25

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◼️プロフィール

・お名前 : 村上 龍太(むらかみ りゅうた)さん ・出身地 : 宮崎県西都市 ・移住時期 : 2024年9月 ・家族構成 : 本人と猫2匹

村で出逢った師匠方との企画展

もう一つの活動として、地域の方々と移住者、村外から遊びに来てくださる方々が垣根なく交流できる場所を作りたく、企画展を計画しました。 私たち協力隊員が、村での暮らし方や木工技術などをご教示いただいている山の巨匠2名と協力隊員2名の4人による芸術展を開催します。 この「もろつか四人集」を知った手仕事が得意な村民の方々から、次回は私も参加したい!というお声を多く頂いていて、この企画をやってみて良かったと感じています⭐︎ また、集落によっては先人の皆さんが残してくださった憩いの場がたくさんあり、使われなくなった各所を復活させるため、計画を進めています。

ポスターのデザインも行いました。背景は「日本一早い山開き」で有名な諸塚山
ポスターのデザインも行いました。背景は「日本一早い山開き」で有名な諸塚山
ゲートボール場に隣接する屋外囲炉裏。贅沢な楽しみ、運動後のBBQを復活させます!
ゲートボール場に隣接する屋外囲炉裏。贅沢な楽しみ、運動後のBBQを復活させます!

Q&A

Q.日々の活動における喜びは何がありますか?

村には様々なお仕事があり、ときには役場の職員さんや村民の方々から「これやってみない?」というお声もいただきます。 自分ができることはもちろんですが、これまで経験したことがない事にも挑戦できる環境に感謝しています。 ずっと学びたいと思っていたロゴデザインの製作や各集落での地域貢献活動など、無理がなくやり甲斐のあることばかりです。

Q.諸塚村に来て驚いたことは何ですか?

音楽家・坂本龍一さんらが発起人となって創立した森林保全団体「一般社団法人more trees(モア・トゥリーズ)」さんと諸塚村が協創した「モア・トゥリーズの森」があることと、日本で初めてのFSC認証*を村全体で受けていることです。 さらに、認証を受けた原木で育てた認証しいたけづくりに取り組んでいるのは世界で唯一、諸塚村だけなんだそうです。

*FSC認証 森林の管理が環境保全や地域社会に配慮し、経済的にも持続可能であることを保証する国際的な認証制度で、FSC取得者となることで、森林所有者及び管理者が責任 ある森林管理を実践していることを証明するという仕組みです。

Q.最後に、諸塚村への移住や地域おこし協力隊の応募を検討されている方にメッセージをお願いします!

調べれば調べるほど興味が湧くような文化や口伝が残されていて、なんとか維持したい、復活させたいと思うほど可能性に満ちた村です。 私たち協力隊員も入会している村史談会や民俗資料館など、村の歴史がわかる資料が豊富にありますので、開拓心をお持ちの方もそうでない方も安心してお気軽にご相談ください! 最後までお読みいただき有り難うございました(^^)

2010年3月に協定を開始し、坂本さんも度々来村されていたそうです
2010年3月に協定を開始し、坂本さんも度々来村されていたそうです
協力隊員も管理作業に参加しているモア・トゥリーズの森。いつ訪れても心が安らぎます
協力隊員も管理作業に参加しているモア・トゥリーズの森。いつ訪れても心が安らぎます

このプロジェクトの地域

宮崎県

諸塚村

人口 0.15万人

諸塚村

星川 達哉が紹介する諸塚村ってこんなところ!

諸塚村は宮崎県の奥地に位置し、面積の90%以上が山林です。農業に適した平地が少ないため、村人は昔からこの山林を活かして生活してきました。現在でも、村の主な仕事といえば林業と原木シイタケです。

針葉樹と広葉樹を混植することで形成されたパッチワークのような独特の景観は、「モザイク林」として村の象徴になっています。環境に配慮したこの山づくりが評価され、村内の山林の多くがFSC森林認証を取得しています。

諸塚村といえば「山」「シイタケ」「モザイク林」、そんなイメージの村です。

▼諸塚村役場ウェブサイト https://www.vill.morotsuka.miyazaki.jp/

このプロジェクトの作成者

プロフィール画像

宮崎県諸塚村役場に勤めています。地域おこし協力隊の担当です。私と一緒に諸塚を盛り上げてくださる方を大募集しています。山々に囲まれ、おいしい自然の恵みがあなたを待っているかも?気軽にご連絡ください!