多拠点居住お試し体験レポート⑤~テレワーカーがこの土地での暮らしを感じました~

「多拠点居住生活してみたいな~」なんて考えたこと、一度はありませんか? コロナ禍を経て、フルリモートワークやテレワークを活用した柔軟な勤務形態が広がっている中、岩手県花巻市では、居住地=拠点を1か所に限らずに全国いろいろなところに拠点を持つ「多拠点居住者」を花巻市に呼び込む取り組みとして、実際に多拠点居住者や、首都圏等のハイブリットワーカー・テレワーカーに花巻で交流や宿泊などを体験をしていただき、その様子を情報発信する取り組みを行っています。

今回は、花巻市を訪れた、Nさんがまとめた体験レポートをご紹介したいと思います。

真っ白な雪景色!秋の紅葉とは、また違う景色に

東京から新幹線に乗り、新花巻に降りた瞬間一面真っ白な雪景色!実は前回秋に行われた多拠点居住お試し体験にも参加させていただき、今回が2度目の参加となります。前回の紅葉とはまったく違う澄んだ空気がとても新鮮でした。 今回も花巻の様々な場所に連れて行っていただきながら、テレワークをしてきましたので体験をレポートさせていただきます。

【マルカンビル大食堂】 学生の頃友達と集まったり家族でご飯を食べに行く定番の食堂やフードコートって地域あるあるですよね? 今回訪れたマルカンビル大食堂は花巻で地域の人から愛されるデパートの食堂でした。デパートの閉店が決まってしまい、そのままなくなってしまう予定だったものを高校生の署名活動や、運営に携わる方が現れたりと地域の方の熱い想いで復活した食堂だそうです。レトロな食堂と、木材のおもちゃを集めた美術館、地下にはスケートボード場と花巻の歴史やたくさんの人の想いがつまった唯一無二の建物でした。 とっても広い店内でしたが、席はいっぱいで大人気!地元民の間では定番メニューだという「マルカンラーメン」を食べました。ピリ辛のあんかけラーメンでボリュームたっぷりで美味しかったです!

【ユースセンター】 NPO法人「ハナレヤ」のメンバーで花巻市の地域おこし協力隊として活躍する内田さんのお話を聞かせていただきました。 内田さんたちは花巻駅前の一軒家をリノベーションしながら学生に勉強スペースを提供しながらカフェを併設する交流スペースを手作りされています。 花巻市では地方特有の教育格差から塾に通う生徒が多くなく、自習する場所がない学生たちが駅の待合スペースで勉強するような状況であったことから、勉強や交流ができる場所づくりをされているそうです。わたしも塾に行っていなかった学生時代、いつも勉強していたカフェが勉強禁止になり場所に困った体験をしたのでこのお話には共感でした。 また、最近学校の授業に「探究」の授業が必修になったこと、みなさんはご存じですか?生徒がテーマを決め、PDCAサイクルを回しながら自分の興味を深め研究する授業なのですが、ただでさえ業務量も業務の幅も広い学校の先生が対応するのがとても難しいそうです。このユースセンターでは「探究塾」を提供することで花巻の子供たちのキャリア形成や受験対策などもサポートしていく取組をされています。 当日は都心部から地方留学に来ている高校生ともお話をさせていただきました。高校1年生の時から花巻に来て、神楽をやったりブドウ畑のそばで生活したりする中で「別の地域の大学に進学してもいずれは花巻に“帰ってきたい”」と話してくれました。すでにもう花巻が自分の居場所になっているんだ、と思ったと同時に地方からの流入者の多い花巻市の魅力の高さを感じました。

激アツのマルカンラーメン。ぽかぽかになりました。
激アツのマルカンラーメン。ぽかぽかになりました。

やりたいことをやって、それが結果的に地域のためになっている

【ぼうまい村&やなのうえプロジェクト】 ご自身の経験から自分の生きやすいコミュニティを作りたいと思ったことたきっかけで村をつくりたいと思い、地域おこし協力隊として活動されている坊迫さんのお話と、カフェを作り大人が交流する場所を作りたいという思いで交流スペースをつくる「やなのうえプロジェクト」の高橋さんのお話を聞きました。

参加者みんなでディスカッションする中でいいなと思ったのは、「やりたいことをやって、それが結果的に地域のためになっている」ということです。何か地域のためになることをやりたいという思いで来ても、実際できることとマッチせずに挫折してしまったりすることがある一方、お二人のように自分の夢をかなえるために活動して、それが結果的に地域に人を集めたり地域のためになることがとても理想的だということが分かりました。また、坊迫さん本人がやりたいことをできるような形で、地域おこし協力隊の活動として委託しているのも花巻市ならではの魅力なのかな、とも思いました。私は恥ずかしながら地域おこし協力隊についてはあまり詳しく知らなかったのですが、坊迫さんのお話や参加者のディスカッションを通じて少しずつ解像度を上げることができました。

屋久杉を使っているという「ぼうまい村」のサウナ。オープンしたらぜひ行きたいです!
屋久杉を使っているという「ぼうまい村」のサウナ。オープンしたらぜひ行きたいです!
「やなのうえプロジェクト」も居心地の良い素敵な古民家でした
「やなのうえプロジェクト」も居心地の良い素敵な古民家でした

交流を通じて、ますます花巻市が大好きに!

今回は2回目の参加となった花巻市多拠点移住お試し体験ですが、前回とはまた違った地域を訪問させていただき、みなさんのお話を聞かせていただいたことでより深く地域に根差した活動や花巻市での生活を体験することができました。 前回もですが、ただ旅行に来ただけでは体験できないような、今回お会いした方々の花巻市やご自身の夢への熱い想いを直接聞かせていただく貴重な機会をいただき地域の皆さんとの交流を通したことでますます花巻市が大好きになりました。皆様お忙しい中素敵なお話ありがとうございました!

〇JR東日本びゅうツーリズム&セールスの地域情報発信メディア「*and trip.」においても、体験の様子を掲載しています。  https://www.andtrip.jp/article/006501.html

この土地での暮らしを感じました(ぼうまい村)
この土地での暮らしを感じました(ぼうまい村)

このプロジェクトの地域

岩手県

花巻市

人口 8.77万人

花巻市

花巻市地域振興部定住推進課が紹介する花巻市ってこんなところ!

【花巻市】岩手県のほぼ中央に位置し、花巻空港や新幹線の発着駅があり、交通の便も優れています。 岩手県の県庁所在地である盛岡へも電車や車でスムーズに移動できます。 おいしいお店が多い市街地から少し離れると、気持ちの良い自然を味わうことができます。

花巻・大迫・石鳥谷・東和の4地域で景観や雰囲気も異なりますので、 自分に合った地域が見つかるかもしれません。

このプロジェクトの作成者

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主なお仕事 ・花巻市への移住・定住の促進にかかわること ・花巻市のシティプロモーション ・地域おこし協力隊 ・花巻市ふるさと納税 ・婚活・結婚新生活支援

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