コラム：富山県高岡市の移住コンシェルジュ②　リアル高岡の声

まず初めに、先週上げさせて頂きました３件の高岡市の記事につきまして、たくさんの方から興味あるボタンを押して頂きました。 それが凄く嬉しくて、まずはその御礼から申し上げたいと思い書かせて頂きました。

まだ高岡に住み始めて2か月にも満たない私ですが、たくさんある日本の地域から高岡を見つけて頂き、興味があるボタンを押して頂けるということが、とっても励みになりました。 お一人お一人に直接お会いして御礼申し上げたいくらいでして、これがきっと、興味を持って頂けた、地域の人の素直な思いなのかなと、興味あるボタンによって感じることができました。

先日、高岡に3つあります、重伝建（重要伝統的建造物保存区域）のひとつ「吉久」地区に行って参りました。

2020年12月に重伝建に仲間入りした吉久ですが、重伝建というと、外から来た私としては深入りしにくいエリア、という勝手な思い込みをしていました。

高齢化が進んでいるエリアで、多くの「吉久エリアの重鎮」にお会いしてきたのですが、そのうちのお一人の言葉が衝撃でした。

「私、東京の人が大好きなんです！」

いきなり告白されたのかと思いました。

タイに住む前は私30年近く東京にいたので、どう答えたらいいか悩んでいたところ、どうやら東京の人に限らず、吉久の外から来られる人のことはみんな大好きなようで、

「私ね、吉久で見かけない人がいると、嬉しくてたまらなくて声掛けたくなっちゃうんですよ」

とのことで、その嬉しさの理由についてさらに尋ねたところ、私が興味あるボタンで受けた感動と完全に一致したのです。

「いっぱいある町から遠い吉久に来てくれたんでしょう、それが励みになるから、まだまだ私頑張れるんですよ」

これはまさに、数ある中から興味あるボタンを押して頂いて、とっても励みになって、お一人お一人に直接お声を掛けて御礼を伝えたいこの気持ち、ああそれと一緒なんだ、と腑に落ちました。

高岡市はかなり便利な地方都市という側面もありますが、高齢化が進みながらも活気があり、非常に魅力的で面白い人たちが集まる集落もあります。

東京で居場所を失っている若者の話を出すと、 「あなたそういう子たちをなんとか家に連れて来て。ここにはお菓子とジュースしかないけど」 そんなことを言っていた、高岡の吉久の別の集落のマダムたちもおりました。

移住コンシェルジュって何だろう、と思っていましたが、繋がるべき人を繋げることが、私の仕事であり、それが場合によっては人の人生を変えるくらい大きな変化をもたらすものなのだと感じております。

まだ駆け出しですが、高岡のことも、移住を考える皆さんのことも、しっかり知っていきたいという思いを日々強くしております。