
【尾鷲市】地域おこし協力隊募集!名産『尾鷲甘夏』の販売促進&ブランディング
最新情報
「興味ある」が押されました!
2025/07/06「興味ある」が押されました!
2025/06/28紀伊半島の東側、リアス式海岸の入江に緑の山々が迫る風光明媚な町、三重県尾鷲市。
ここは、豊富な魚種があがる魚の町として、また尾鷲ヒノキの産地として知られています。
そんな尾鷲でいま、新たなプロジェクトが立ち上がりました。
【一次産業活性化プロジェクト】 1954年からスタートした甘夏栽培のほか、尾鷲ではさまざまな農作物の栽培を行っていますが、現在は生産者の高齢化や担い手不足が課題になっています。生産者は日々の農作業に追われ、販促や商品開発に割ける時間もマンパワーもないのが現状です。
そこで、このたび【おわせあまなつ営業本部】を立ち上げ、メンバーの募集を行うことになりました。生産者とコミュニケーションをとりながら甘夏やその他農産物について学び、販促やブランディング、商品開発を通じて世の中に広めるのが、プロジェクトのミッションです。
人が好きで体力や行動力があり、先端的な農業やマーケティングに興味がある…そんなアナタの力を必要としています!
「持続可能なまちづくり」に向けて、尾鷲甘夏をPRしたい!
100年先まで美しいふるさとを引き継ぐことを目指し、2022年に「尾鷲市ゼロカーボンシティ宣言」を行った尾鷲市。"22世紀に向けたサステナブルシティ"の実現にむけ、農業や林業、水産業など1次産業の分野においてさまざまな取り組みを行っています。
尾鷲市の発足と時を同じくして始まった甘夏の栽培は、70年間にわたり市と生産者が一体になって取り組みを進めてきましたが、現在は生産者の高齢化や担い手不足などの問題に直面しています。
そこで尾鷲市は他地域との差別化を図るため「有機農業による産地づくり」にチャレンジ。2024年には三重県で初となる「オーガニックヴィレッジ宣言」が行われました。
甘夏の栽培にも化学肥料や農薬を使用せず植物ホルモンを活性化する「DOHOスタイル」を採用、美味しくて付加価値の高い甘夏づくりを目指しています。
【尾鷲甘夏の特徴】 ・無農薬だから安心&安全! ワックスもかけないので皮まで食べられます。新たな加工品の開発も構想中。
・環境にも優しい生産地に! 山から直接水が海に注ぐ尾鷲市だから、農薬を使わないことで海の水質を守っています。
・季節ごとに違う味わいが楽しめる! 通常の農法と異なり木成りで完熟させるため、3月~5月にかけて味わいが変わります。
【甘夏関連の取り組み】 ・甘夏ワ―ケーション 春からの収穫期に行われる一般むけの甘夏の収穫体験。生産者や地域の人たちと交流し、尾鷲の魅力を感じてもらうことで関係人口の増加を目指しています。
・中学生農業体験 尾鷲市内の中学生にむけて実施した苗木の植え付けや収穫体験。自分たちで収穫した甘夏の一部を給食に活用しました。
・各種イベントでの甘夏の活用 商店街で行われる町飲みイベント「こつまみバル」で様々なお酒の甘夏割りを試飲で提供。また各地でマルシェやセミナーなども開催しています。
このように、市と生産者が手を取り合って付加価値の高い甘夏の生産を進めていますが、生産者にあっては日々の農作業が忙しく、なかなかPRや販促、商品開発にまで手がまわっていないのが現状です。
そこで尾鷲市では、尾鷲甘夏を中心とした農産物を世の中に広げてくれるメンバーを募集します。生産者の想いを汲みながら、尾鷲が誇る「甘夏プライド」を復活させ、持続可能な生産販売体制を構築し、尾鷲甘夏の産業を次世代に繋ぐ役割に、ぜひチャレンジしてください!


求む!「尾鷲甘夏」ブランドをともに作りあげる人。
今回採用予定の地域おこし協力隊は2名。
地域活性化起業人としてすでに着任が決まっている「合同会社コバダマン代表」の名取良樹さんとチームを組み、ミッションに取り組んでいただきます。
名取さんは、建築家との家づくり「SuMiKa」の事業責任者や移住マッチングサービス「SMOUT」のプロデューサーとして新規事業⽴ち上げに貢献するなど、居(コミュニティ)・職(仕事)・住(暮らし)を総合的に編集するプロフェッショナルです。
また地⽅⾃治体で移住促進アドバイザーを歴任するなど、移住促進・観光分野の地域活性にも精通しています。
そんな名取さんと共に取り組んでいただくお仕事の詳細は以下です。
【地域商社機能を有した営業販売本部の設立】 〇地域の内外に向けた農産物の販売促進 ・2025年にオープンしたばかりの直売所「馬越屋」での農産物の販売 ・有機農産地づくり事業と連携したマーケット開拓
〇新たな加工品や販売手法の創出 ・甘夏の皮やむき身、製油などの一次加工品づくり ・既存事業者とタイアップした新商品開発 ・農産物のサブスク、出張販売など新たな販売手法の模索
〇民間主体の持続可能な体制作り ・地域の事情に合わせたコミュニティビジネスの立ち上げ
〇生産者とのパートナーシップ構築 ・広報や営業、清算などサポート機能を充実させ、小規模農業者の営業本部としての機能を担う ・ワ―ケーションなど農業を通じた関係人口を創出し、労働力不足解消に貢献する
【3年間のプロジェクト・ロードマップ】 〇令和7年度 ・生産体制との連携構築 ・プロジェクト構想と各種事業者の連携 ・加工品の企画販売および地域内流通の着手
〇令和8年度 ・営業本部(地域商社)体制の構築 ・マーケット開拓 ・地域外プロモーション
〇令和9年度 ・地域商社自走に向けた組織体制構築 ・担い手育成による生産拡充 ・取扱産品の拡充 ・6次化による事業領域の拡大
3年間の任期終了後には、任期中に作り上げた生産加工ノウハウや販売ルートを活用し、尾鷲のさまざまな農産物の生産や販売を行う仕事の立ち上げも可能です。半分農家の半農半Xの実現も視野に入れることができます。
【こんな人に来て欲しい】 ・農家や販売先とコミュニケーションをとり、地域に溶け込むことができる方 ・チーム内での連携・協調ができる方 ・農作物の栽培やその販売システム等に興味がある方 ・協力任期後も地域商社に関わる考えがある方
生産者の意図や想いを汲みながら農業や農産品について学び、時には農作業も手伝い、PRやブランディング、商品開発まで幅広く携わる仕事です。尾鷲の農業を次世代に繋ぐ取り組みに、ぜひご参加ください!


募集要項
※募集者 / 主催者に連絡を取りたい場合、まずは「応募したい」ボタンを押してメッセージを送ってください。
・個人農家さんでは手が回らない、流通・加工・営業・販売・商品化の分野を担う「地域商社」機能を有した、営業販売本部を立ち上げ、農産物の営業販売を推進する。
・地域活性化起業人1名、地域おこし協力隊2名の3名がチームとなり営業本部立ち上げを推進する。
・都市地域から尾鷲市に移住し、且つ住民票を尾鷲市に移動できる方 ※地域おこし協力隊地域要件に該当する方 ・普通自動車免許を取得している方(着任までに取得予定の方)。 ・一般的なパソコン操作ができる方。
給与/月額 233,000円(報償費として支給)
協力隊活動費/年間 最大2,000,000円 ※活動支援として、活動に必要な経費に対し補助金を交付
起業支援補助金/最大1,000,000円 ※起業支援として任期後地域に定着し起業する場合は起業支援補助金を交付
・賞与無 ・保険(健康保険、厚生年金、雇用保険)は自身で対応 ・住居費は協力隊活動費にて(光熱水費など実費は除く)
活動時間/概ね9:00~18:00(休憩時間12:00~13:00)※活動内容により変わる場合あり
活動日数/1カ月で20日以上
住所
連絡先
書類選考及び面接を行い、採用を行う予定です。 (取得した個人情報は、採用選考のみ使用します。履歴書の返却はいたしません。また、不採用についてのお問い合わせについてはお答えできませんのでご了承ください。)
【応募期間】 令和6年7月31日(必着) ※応募状況により期間中でも締め切る場合があります。
【応募に必要な書類等】 履歴書(任意書式) 志望動機理由書(任意書式)
【提出先】 519-3696 三重県尾鷲市中央町10番43号 尾鷲市役所 水産農林課 農林振興係
【選考スケジュール】 協力隊体験キャンプ(7月予定)又は現地見学(オンラインでも随時対応)
7月31日 応募締切 ↓ 8月上旬 書類選考(応募者が多数の場合は書類選考を実施します。) ↓ 8月中旬 面接(書類選考後日程を決定します。) ↓ 10月 着任(10月1日を予定していますが、着任日は相談のうえ決定)
※選考プロセスは変更となる場合があります。
尾鷲市役所水産農林課農林振興係
このプロジェクトの地域

尾鷲市
人口 1.40万人

尾鷲市定住移住コンシェルジュが紹介する尾鷲市ってこんなところ!
三重県南部・太平洋を望む沿岸地域に位置し、温暖多雨な気候と黒潮によって古くから漁業、林業で栄えてきた尾鷲市。世界遺産・熊野古道伊勢路が通い、全国有数の降水量を誇る『雨の町』としても有名です。 過料発電所の撤退に伴い大幅に人口減少が進み、過疎化の最先端に立つ地方都市として、地方創生のための様々な取り組みを行っています。
このプロジェクトの作成者
「尾鷲に新しい人の流れをつくる」をミッションとして、尾鷲市内にある築90年の古民家を活用した事務所『おわせ暮らしサポートセンター』を構えて活動中。尾鷲での定住や、地方での豊かな暮らしを求めて尾鷲への移住を目指す人に向けた、空き家バンク・仕事バンク・移住体験住宅などの多彩な定住移住サポート業務を行っています。