【体験募集!】1000年の梅文化を次世代へ。一次産業の未来をつくる挑戦。

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「興味ある」が押されました!

2025/05/17

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2025/05/14

和歌山県みなべ町で明治37年から続く梅農家の三男として生まれた山本将志郎さん。北海道大学薬学部に進学し、ガンの新薬の研究をしていましたが、2019年に天日塩と紫蘇だけで漬ける梅干し屋「うめひかり」を創業しました。

そのきっかけは、梅農家を継いだ兄の一言でした。 「梅を栽培した後は、どの梅も甘い調味液で均一な味になる」

山本さんは、子供の頃に食べて育った、塩だけで漬けたすっぱい梅干しが最近はほとんど製造されなくなっている現状を知り、「梅農家が誇りを持てる、梅の味が生きたすっぱい梅干しを残したい」という思いから、塩と紫蘇だけで漬ける梅干しの研究を開始しました。

完成した梅干しは、原材料が南高梅と天日塩と紫蘇のみ。塩や紫蘇の種類、熟成などこだわりを詰め込みました。

実家の梅から始まった『うめひかり』の挑戦と成長の軌跡

これまで実家の梅は大手メーカーに卸していたため、販路は一切ありませんでした。そこで、クラウドファンディングで資金を募り、日本一周をしながら販売を開始しました。

今では、250以上の店舗で商品の取り扱いがある「うめひかり」。お店の多くは、米屋、酒屋、八百屋、肉屋などの専門店の方々。店主自らお客様に直接、梅の良さを伝えてくださっているといいます。

「農業に限らず一次産業全般が、若者にとって“継ぎたくない”、“始めたくない”産業になってしまっている」と危惧する山本さん。「農業や一次産業を、若者がやりがいと希望を持ち、幸せに働ける産業にしたい」と話します。

改良を重ねた「梅ボーイズ」の梅干しは、2023年に和歌山県の優良県産品推奨制度(プレミア和歌山)で最優秀賞を受賞。「うめひかり」を創業から5年で40名のスタッフを抱える会社に成長させました。

現在は、梅農家の継承活動にも力を入れています。さらにそのノウハウを林業や漁業にも展開することを視野に、備長炭生産や海の資源を活用する新規事業も立ち上げました。

「海にも山にも近いみなべ町には、梅や備長炭、海産物など一次産業の核となる伝統的な特産品があります。一次産業のモデル企業を目指すには最適な町です」

地域資源を活用しながら一次産業を盛り上げたいという熱意のある方をお待ちしています。

軽トラックに梅干しを載せて全国一周
軽トラックに梅干しを載せて全国一周
プレミア和歌山 最優秀賞を受賞
プレミア和歌山 最優秀賞を受賞

地方で何かやりたい方にとってはチャレンジしやすい環境です

「うめひかり」では、事業の拡大に伴い、下記の7つの職種で人材を募集しています。

製造責任者 梅農家(リーダー候補) 林業家(リーダー候補) 梅干し製造職(リーダー候補) 営業職 広報職 事務職(パート勤務)

ご希望の職種を実際に体験し、一次産業の魅力に触れてください。梅の栽培から梅干しの製造・販売と六次産業化する「うめひかり」なら、自分らしい一次産業への関わり方を模索できるはずです。

うめひかりには、食や一次産業に熱い思いをもっているメンバーが多く、楽天、docomo、日鉄ソリューションズ 等、大手企業から一次産業に携わりたいという思いをもって移住・転職したメンバーが活躍しています。実際システムエンジニアとしての経験を活かして、製造ラインの自動化を実現した移住者もいるそうです。

「地方で何かやりたい方にとってはチャレンジしやすい環境ですよ」

スタッフの4分の1を移住者が占める「うめひかり」は、多様な人材が集まるからこそ年功序列型の賃金体系ではありません。個人の努力をできるだけ報酬に反映し、スタッフの意欲を高める評価制度を設けています。

「だからと言って長時間労働を求めているわけではないんです。子育て中で時短勤務の方もいます。自分がどんな働き方をしたいのかを伝えてください。誰一人嫌な顔をせずに社員同士がフォローし合えるのも当社の特徴です」

「自分の人生が一番大事」と話す山本さん。人生を豊かにするチャンスを「うめひかり」で見つけてみませんか。

しごと・暮らしの特徴

「一次産業は、挑戦者の数が少ないのですごくチャンスだと思います。頑張った分の結果が出やすい」と山本さんはいいます。スピード感ある都会の働き方に慣れている方なら大きな戦力になると期待しているそうです。

その反面、設備などの初期投資や新たな取り組みを始めても利益が出るまでに時間がかかるという難点があります。そこで「うめひかり」が先行投資を担うことで新規就農者の参入障壁を取り除き、かつビジネスとしても成り立つ仕組みを構築しています。

「人材でも資源でも未来への投資が大切」

例えば林業で太い木だけを伐採し、細い木を残す作業はコストがかかります。しかしその努力を怠ると産業が持続しません。目先の利益を優先することが、一次産業の衰退を引き起こしていると山本さんは感じています。

スタッフの成長を後押しする「うめひかり」では、新規就農者のスキルを磨くために、草刈り、剪定、収穫という作業ごとに腕のいい農家を講師に招き技術研修を行っています。また、副業人材としてさまざまな分野のプロフェッショナルが参画しているため、専門的なアドバイスを受ける機会も豊富です。

「ビジョンが大きいからこそ、地道な作業の積み重ねが大切。当社で活躍しているのは、愚直に泥臭く仕事に向き合える方です。一次産業に対して、課題感を持ってチャレンジしていただける方と出会えると嬉しいです」

このプロジェクトの地域

和歌山県

和歌山県

人口 87.56万人

和歌山県

わかやまキャリアチェンジ応援プロジェクトが紹介する和歌山県ってこんなところ!

和歌山県は、本州最南端の県で一年を通じて温暖な気候と起伏に富んだ地形が豊かな自然を育んでいます。特に南部は冬でも暖かく、南国ムードにあふれています。 大阪中心部から電車や車で約1時間、関西国際空港からもリムジンバスで約40分という近さです。

公共施設、医療施設、教育施設などが充実しています。 快適で安全な生活環境を実現させるため、基幹道路網や生活道路の整備を進めています。 海水浴場や温泉などの観光資源が豊富にあり、釣りやマリンスポーツなどのレジャーが充実しています。

このプロジェクトの関連地域

和歌山県

みなべ町

人口 1.10万人

このプロジェクトの作成者

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東京都に住みながら、キャリアコンサルタントとして、和歌山の仕事の情報発信や、職業体験の企画をしています。

和歌山のこと、お仕事のこと、なんでもお気軽にご連絡ください。